NTRとBSSに関する一考察
現在、世の中ではNTR、要は付き合っていたり結婚していたけども違う人物と寝られて強いショックを受けることに対する性癖、もしくは状況が存在する。BSSの場合はそもそも付き合う段階まで至らず、先に僕の方が好きだったのにという形でNTR的な構造の性癖、状況を生み出す。
さて、この性癖もしくは状況は一般的ではなくむしろ異常であるとの風潮があり、それがF○NZA等のデータで上位に来た時には意外性を持って受け止められた。だが、実はこれは予測することのできた当然の結果なのである。
世の中には同数程度の男女比、1:1で男女それぞれの性別が存在する。もちろん様々な性自認があり、ジェンダーがある。それを踏まえた上で、多くの人が恋する相手は性別やジェンダーを問わず美しい人物である。つまり、比率的には男女比の1:1で上手く恋愛が成立するのではなく、1:多の片想いが多く発生するのである。しかし、大抵の場合成立するのは1:1の付き合いであり、その場合片想いの発生した1:多の大多数の:多は片想いが成就することはないのである。そして、その:多も1:にアプローチを行い続けるので、1:は多くの恋愛経験を積むが、一方の:多は付き合っても振られて他の人物と1:が付き合ってしまった、もしくはそもそも1:と付き合うことすらできなかったという状況が発生するのである。よって人類の大多数は必然的にNTRかBSSの状況を必ず味わうことになる。そもそものアセクシャル、アロマンテイック、恋愛感情を持たない人を除けばその状況に陥るのは大多数の人類の必然であり、NTR、BSS、というものが性癖、状況として多数になるのは当然と言えば当然なのである。