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会社の教訓その4:能ある鷹は爪を隠すの前に本人は能があることを知らない

知らない町でいきなり自分に期待されても応じれる自信ってないよね。

また目が覚め、周りを見渡した。

そこにはなんだか懐かしい雰囲気のある家の中だった。


「いてててて。あれここはどこだ?」

「さっきの場所といい、ここはどこなんだろう」

「早く会社に行かないと怒られちゃうよ〜」


愚痴をこぼしながら寝床から起き上がり、周りを見渡した。

そこで見た石を綺麗に並べて作ったキッチンやロウソクで部屋全体を照らしているアンティークな感じの部屋におしゃれを感じながら時が経つ。

そこに誰かが入ってくる。


「あれ?起きました?おはようございます」


「え?誰?」

「あ!おはようございます」


「外で倒れていたので運んできました」

「どこかお怪我はありませんか?」


優しく声をかけてくれる女性。


「はい、特に体の痛みがないので怪我はしてなさそうです」

「あの〜あなたは誰ですか」


「私は祐輔ゆうすけと申します」

「ここの村の村長の息子です」


「私は岡田と言います」

「倒れていた私をここまで運んでくれてありがとうございます」

「ここはどこですか?」


「ここは林村はやしむらって言います」

「村長が『りんりん』と言いますので、その文字を漢字にして村の名前をつけました。


「へ〜りんりんね〜。その林村で何をしているんですか?」


「もともと農業をおこなっていましたが最近では家畜がメインになっています」


「え?家畜ですか?なんでまた転職みたいに仕事を変えたんですか?」


「家畜の方が高く稼げるからって村の農業担当大臣が変えてしまったのです」


「そうなんですね」

「いろいろと大変そうですね」


「私は昔の農業が好きだったんですけど、村が決めたことなので仕方ないです」


「村が言うことを無理して自分に納得させるのって社畜の俺と一緒なだ…」


「あの_起きたら村長のところに連れてくるように言われてますので、申し訳ありませんが来て頂けませんか?」


「大丈夫ですよ。ここまで看病して頂いているので問題ありません」


2人は村長のいる家に向かい、村長に出会う。


「あなたが神のお告げより我々の世界を救済して頂くものですか?」


「は?俺が…。確か神様と会った時に仲良く的なこと言われたけど…。」

「世界の救済だなんて俺には何も出来ませよ」

「起きたらこの村に居ただけなのでそんな大そうなこと出来ません!」


自分はただ通勤中にこの村に飛ばされただけなので無理もない。

この世界を救うことなど考えたこともなければ理解もできなかった。


「俺にはなんの技術もスキルのないので」


スキルの言葉に反応し、岡田の目の前にボードが現れた。


「うわぁ!なんだこれ?」


「どうされた?」

「気分でも悪くなられましたか?」


「いや、大丈夫です。」

「なんだこれ?適正鑑定ってなんだ?」

「ん?村長の頭に何か見える…」

「トリマーって書いてあるぞ」


「トリマー?何を言ってるんですか?」


「いや!村長の頭に映ってて…」

「え!周りの人には見えてないのか」


岡田は祐輔に目線を向けると、祐輔の頭にも文字が見えた。


「さつまいも栽培って映ってる〜」

「さっき家畜より農業の方が好きって言ってたからさつまいも栽培って出てるのかな?」


一人で慌てる姿を見て、周りが呆れ始めた頃に、岡田は神が言ったことや自分が手にしたスキルを見つめ直した。


「あ!そっか!俺のスキルは適正鑑定ってその人に適正な仕事ってことか!」

「人事の仕事を生かして、その人に適正な仕事を当てはめてあげるのが俺の仕事なのかな?」

「このスキルを使って世界を救済していけばいいのか」

「よし!大体わかって来た。これで世界の救済を俺の手で…」


自分の立場が理解でき、今から村長に伝えようとしたその時。


「神のお告げのものでなけれは出ていけ!!」



「え?」

大変すみません。

2本同時に進行しておりましたが、限界を感じましたので先に「レジの販売社員が転移して魔界のお金を管理することになった。」を完結しましたらこちらをどんどん投稿します。

(https://ncode.syosetu.com/n7051hh/)

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