#3 シフトアップネット
前回、前々回と、今はなくなってしまった良ゲーサイトを紹介した。ただ、なくなったサイトばかり紹介するのもさみしいので、いまでも遊べるサイトの紹介をしていきたいと思う。
今回紹介するのは、「シフトアップネット」である。小・中学生に人気であり、Flashだけでなく、html5やJavaのゲームもアップロードされているサイトで、なかでもテンミリオンは二次創作も盛んなサイトの稼ぎ頭(?)である。Flashゲームが遊べなくなって残念…と思いきや、アプリ版のゲームとして作られているものもあり、今後もしばらく遊び続けられるので安心(?)である。ニコニコ大百科を見ると、ゲーム制作サイトとあった。知らんかったなぁ…。ツクールとは違う?と友人に言われたが、即答できなかった。違うねこれ。
今友人に聞いても、「なんそれ?」と言われることの方が多いこのサイトだが、コアなファンが多数存在しているのは確かなようである。ツイッターで検索してみると、結構な件数のつぶやき(古いのも含めるが)があり、初ネットの思い出として語られていることが多い。
私は看板作品のテンミリオンよりも、モンスター育成ゲームやケットーロボなどの、どちらかというと育成・シミュレーション色の強いゲームと、RPGにあたるデビルスローン、モンスターメイトなどをよく遊んでいた。シミュレーションRPGにあたるテンミリオンのようなゲームはかなり苦手で、特にだれがどんな強さなのかが分かっておらず、イマイチわからないままやる気がなくなってしまったのを覚えている。
最近またやり始めてみると、思い出補正もあって(思い出補正ってこんな使い方だったっけ)かなりやりこんでしまった。というかしまっている。アプリ版のモンスターメイトを始めたのだが、超レアコンプに奮闘する日々である。
モンスターメイトについて少し説明をすると、ドラクエJokersのパソゲーと言えばわかりやすいかもしれない。モンスターを仲間にし、レベルを上げたり合成させたりして、より強いモンスターを作ることが目的である。
レアモンスターの種類も豊富で、特定の組み合わせでしかできないモンスターが多数存在するので、フルコンプには攻略サイトが不可欠である。さもなくば、全レア・超レアを作ってそれぞれの組み合わせを確かめるという鬼畜なことをしなければならなくなる。
何が厳しいかというと、これらのモンスターは+10になると特定のボスモンスターに変身するのだが、ボス+ボスでしかできないモンスターや、さらにそのモンスターに3~4種のレアモンスターを作らなければ手に入らない超レアなモンスターも存在している。超レア同士の合成でないとできないものもいる。
さらに、合成するとレベルが1に戻るのだが、その際の初期ステータスは合成したモンスターの数値を参照してプラスされる。つまり、レベル10(合成が可能になる最低のレベル)同士の合成よりも、レベル99同士で合成させた方がステータスが高いのである。合成するとそのモンスターはレベルが1になる。合成だけでカンストを作ろうと思うと、おそらくレベル上げては吸収し、またレベルを上げて…と相当に時間がかかる。
そのうえ、ポケモンで言うところのがくしゅうそうちはなく、パーティに入れないとレベルを上げられない。全体高火力魔法のモンスターを先に作ってからでないと、レベル上げにも苦労するのだ。
良い点としては以上のことなどからやりこみ要素がめちゃくちゃ多く、金策に走ればなんとかカンストが作れるゲームであることで、逆に言えばやろうと思えば無限に時間をかけられてしまうのだ。
まあ転生(強くてニューゲーム、敵も強くできる)があるので、経験値稼ぎは徐々に楽になっていくのだが…
一度クリアしてからのやりこみ要素のため、かなりピーキーなゲームだが面白いのは確かなので、一度やってみることをお勧めする。多分最初は森で苦戦するだろう。
残り続けているゲームサイトは、なんだかんだでずっとやっていられるものばかりだと感じた今日この頃であった。
今回はシフトアップネットの紹介だった。次回も、いまでも遊べるゲームサイトを紹介していきたいと思う。