#2 日清どんランド
フラッシュの名作は、フラッシュのサービスが終了する今年になり、最後にもう一度と注目を集めている(と思う)。
昔から知っていれば、と思うサイトは多数あり、スマフラやハッピーホイールズなどを最近になってようやく見つけ、すごく残念な気分になった。
フラッシュの名作はこれからも語り継がれていく…と思いたいが記憶は薄れると思うので、今のうちに私がよく遊んでいたこのサイトを紹介しようと思う。
様々なサイトにミニゲームコーナーがあり、多種多様なゲームが存在していたインターネットの海。その中でも、日清のどん兵衛をモチーフにしたゲームを売りにしていたのが、「どんランド」である。
私が見つけたころにすでにあったゲームは、懐かしい昭和時代をモチーフにしてデザインされていた。私にとって昭和は懐かしむ時代ではなく教科書で習う時代だったので、懐かしさというものはなかったのだが。
特に狂ったようにやっていたのは、どんメンコというメンコのゲームである。
メンコ遊びのルールにのっとり、ひっくり返したメンコを奪い取ることができる。また、逆に返された自分のメンコは奪われる。最後の相手は手番を渡すと高確率ですべてのメンコを奪われるようになっており、失敗したら負けといったかなりシビアな内容になっていた。そんなスリルのなか、メンコをコンプできたときのあの喜びと言ったら、表現できないほどである。何が難しいかって、結局そのメンコを相手が使ってこなければ、奪うこともできないのだ。強いメンコを使わないと難しく、かといって失敗したら奪われるリスクがある。ゲームバランスは逆に取れていたように思う。
他に、紙風船で延々とラリーする「紙風船バトル」、水鉄砲を頭のバケツに打ち合う「水でっぽうバトル」や、タイミングよくコマンド入力する「ゴムとび遊び」といった様々なゲームがあった。
#1で紹介したマジックキャッスルほどのボリュームはなかったものの、長時間遊べるサイトであったことは事実である。
同様のサイトがチキンラーメンにも存在し、そちらでも結構遊んでいた。これらのサイトは小学生や幼稚園児向けのゲームが多かったように思う。
あの頃は対象年齢ごとに遊べるゲームがあった。今ではかなり限定的になってきているので、もう少しいろいろなサイトにあったあの頃に戻りたいと思う気持ちは、少しあったりなかったり。
アプリゲームが飽和状態にある今では、PCゲームの開発は進まない。こんな状況でも、コンスタントにPCゲームを作り続けるサイトがあるのはうれしいことである。次回はそのようなサイトを紹介していく。
今回は、どんランドの紹介だった。