#1 ディズニー・マジックキャッスル(ディズニーゲームズ)
タイトルはこうしてあるが、ただ単に昔のゲームを懐かしむようなことを書いてきたいと思う。
といっても、私はゲーム黎明期には生まれていない若造なので、やれファミコンだのゲームボーイだの、メガドライブだの64だのはまったくと言っていいほどわからない。私にわかるのはだいたい、2000年代中盤以降のゲームの話だ。それも、据え置き型のものではなく、パソコンで無料で遊べるブラウザゲームの話からしていきたいと思っている。
PCゲームというのは、最近ではVTuberがやったりしているのを見かけるが、あまり一般的に表出する場面が少ないという印象がある。そもそも、スマートフォンを高校生以上の大半が持っており、中学生や小学生でも親から与えられている現状もあって、パソコンの役割はかなり少なくなっている。タイピングの早い人もおそらく少ない。
だからなのか、パソコンゲームの話をしても、なかなか人が集まってこないし盛り上がらない。年代が同じような人でないとわからないからだろう。
一時期、Flashの動画やゲームが大流行した時期があった。私はそのころにパソコンにはまった…というわけではない。もう少し後にパソコンでゲームを探し出し、いくつかのゲームを見つけ、それをプレイしていた。
最も多くの時間を費やしたのは、おそらくディズニーマジックキャッスルである。
オンラインで遊べるこのゲームは、お城やその城下、ほかにカリブの海賊をモチーフにしたマップや、期間限定でプーさんのマップ、モンスターズインクのマップなどを、自ら作成したアバターで遊べるゲームだった。また、同サイトに多数のミニゲームが存在し、それらのミニゲームのスコアによってもらえるポイントをゲーム内通貨に換金できるというシステムになっており、無料で遊べるディズニーゲームサイトの中では最大級のサイトだった(現在は閉鎖され、そこにあった一部のゲームはYahoo!きっずで遊べる)。ディズニーのキャラクターを用いたゲームの数々は、どれもクオリティが高く長時間でも遊べるないようになっていた。
かの有名なホームランダービーもこのサイトに存在していた。私は初見の際(当時小学生)、ロビンはおろか、オウルで打てなくなりクリアを断念した。
そのサイトの中で特に遊んでいたのが、トロンーストラテジーとフィニアスとファーブのサーフィンゲームである(正式名称は不明)。それぞれ紹介していこうと思う。
トロン-ストラテジー-は、タワーディフェンスゲームである。いくつかのステージがあり、それぞれのステージで難易度がイージー、ノーマル、ハードに分かれている。子どもながらに考えながら遊べる良ゲーだった(今思うと、最強タワーを連続で建てれば勝てる難易度のものもあり、バランスが良かったかは疑問があるが)。インビジブル(索敵機能がないと攻撃できない)だとか、高速移動だとか、バリア持ちだとか、敵のバリエーションも豊富で、ずーっとあそんでも飽きがこなかった。トロンとあるが(確かトロンのゲームだった、よく覚えていない)、あまりトロン色はなかったかもしれない。
サーフィンゲームは、ディズニーアニメである「フィニアスとファーブ」のキャラクターをもとにしたゲームである。このアニメは、ダンヴィルという架空の町で、二人の天才少年がトンデモ発明をし、それを姉のキャンディスが母に言いつけようとするというものである。同時並行的に、この兄弟のペットでありシークレットエージェントのペリー(カモノハシ)と、ダンヴィル制服をもくろむドゥーフェンシュマーツ博士の戦いが描かれる。キャンディスが言いつけようとすると必ず何か不思議な力が働き、フィニアスとファーブの発明品はどこかに行ってしまう(ドゥーフェンシュマーツの発明で消えたり、地球外に飛んで行ったり、月に突き刺さっていたために地球から見えなくなったり…トンデモな結末が待っている)。このゲームは、フィニアスとファーブが発明した波作成マシンを使って、キャンディスが流れてくるノーム人形をよけながらトリックを決める、という内容である。背景は忘れたが、確かキャンディスがボーイフレンドにいいところを見せたいがためにやっていたような気がする。何故ノーム人形?という人はぜひアニメを見ていただきたい。
これらのゲームがあったころはPCブラウザゲーム、いやFlashの全盛期だった。Flashを用いたゲームはかなりたくさんあり、今はなくなってしまったサイトにも名作がたくさん存在していた。
紹介したいものはたくさんあるが、かなり長くなってしまったので次回に持ち越しとさせていただく。今回は「ディズニー マジックキャッスル」の紹介だった。