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第47話 最後の時

 藤森の肺炎は大事になることなく、順調に状態を回復させ一週間と少しで無事に退院することができた。そしてあの日から俺は時々、病院で知り合った少女のところに見舞いに行くようになった。と、言っても一週間に一回、時間があるときに顔を出す程度だったが。

 その子の名前は足立(あだち)()()という名前で、俺より一歳上の子と言うことが分かった。



 47 最後の時



 光太郎と中谷も紹介して最近は三人で時々病院に会いに行くようになった。年の近さからすぐ足立さんは光太郎たちと打ち解け、笑顔を見せてくれるのに時間はかからなかった。でもやっぱり男ばかりじゃつまんないよな……そう思い、澪も紹介すると、案の定足立さんは嬉しそうな顔をして澪とファッション雑誌等を見て盛り上がる姿をすぐに見ることができた。藤森も退院して今ではいつも通り学校で上野たちと騒いでいる。もうすぐ足立さんと知り合って一か月が経過する。十二月も近づいてきた。


 「なぁ、今日見舞いいかね?」


 学校終わりの金曜日の放課後、特に用事のなかった俺はマンションに行くついでと言っては何だが、足立さんの見舞いに行こうと考え、中谷と光太郎を誘ってみた。しかし二人は首を横に振り、今日はいけないと断られてしまった。


 「あーわりい。部活が休めねえんだ。もうすぐ練習試合あるし」

 「俺も今日塾なんだわ。松本さんは?」

 「澪は今日橘さんと遊ぶんだって」

 「橘さん?あぁ、あの松本さんと仲いいショートの子ね」


 光太郎はそっかぁ。と呟き、俺に提案してきた。別に一人で行っても良かったんだけど、俺が一人で行くのがさみしいと思っているのか、他に誰かいないか考えていたみたいだ。


 「シトリー連れてっていいぜ。今日バイトないっつってたし」

 「あーそれならヴォラク連れてってくれていいから。あいついっつも暇だし」


 光太郎はシトリーの予定ちゃんと知ってんだな。俺、自分が契約してた時も知らなかった。しかし中谷その言い方はヴォラクが怒るんじゃないか?とりあえず、確かに一人で行くのもなんだかって感じだし、俺はストラス達を連れていくことにした。


 ***


 「ただいまー」


 家に帰ってストラスを探すと、相変わらず直哉にもみくちゃにされて遊んでいた。いや、遊ばれてるか?

 あの事件から一か月以上がたった。もう十一月も下旬。母さん達も俺たちの生活もゆっくり、ゆっくりだが少しずつ元に戻って行った。直哉もいまじゃ元通り、ストラスを玩具にしてるくらいだ。


 「直哉、ストラス借りるぞ」


 俺は直哉からストラスをひきはがすと、取り上げられた直哉が唇を尖らせる。ストラスはこれ幸いと足をばたつかせて俺から離れまいと肩によじ登っており、よほど逃げたかったんだろうと察する。


 「えー今いいとこなのに〜」

 『何がいいとこですか!羽毛を荒らして!』


 ストラスはシャーっと怒りの声をあげた。あまりの必死さに若干顔が怖いことになってる。だんだん寒くなっていく中、やっぱりストラスの羽毛に手を突っ込むのは非常に暖かいらしく、直哉はストラスの羽毛を荒らして手を突っ込むのがマイブームになっているみたいだ。確かにストラスの毛はぐしゃぐしゃになっており、手が突っ込まれた形跡が残っている。

 毛づくろいをしているストラスを抱きかかえ、文句を言う直哉をあしらいマンションに向かう。


 『拓也?どこに行くのです?』

 「病院に。最近お見舞いしてる子いるって言ってたじゃん?そこに行くんだ。一人じゃなんだか寂しいからさ」

 『動物は入れるのですか?』


 あ、そうか。普通に考えたら無理だよね。俺、なんでストラスを連れていけると思ったんだろうか。確かに病院には動物連れていけるわけないじゃん!


 「無理だった」

 『私はマンションで留守番してますよ』


 あーじゃあストラスは無理か。てなると、セーレとかパイモンとか?うわーパイモン絶対付き合ってくれなさそう。


 ***


 「行きません」


 うん、予想はしていたけど……取り付く島もないとはこのことだ。


 「なぜ見ず知らずの者に気を遣い、励まさねばならないのです?主だけでどうぞ」


 パイモン!?お前そんな酷い事言う奴だった!?こいつは俺の言うことならなんだかんだ言って聞いてくれると思ってたのに!前に命令していいって言ってたじゃんか!


 「命令だパイモン!一緒行くぞ」

 「お断りします」


 なんか反抗された!!お断りします。って言われたんだけど!!

 パイモンはすでに顔をパソコンに戻して、振り返る様子はない。がっくりと肩を落としてセーレに顔を向ける。


 「セーレ、お前は来てくれるよな?」

 「俺でいいのなら……でも向こうがいいのかな。見ず知らずの奴を連れてきて」

 「そんな時間もかからないと思うし、大丈夫じゃないかな」


 お前は最後の良心だよ!お前と契約してて本当に良かった!!

 少しだけ恨めし気にパイモンを睨み付けるも、完全無視される。くそっ……こいつ本当に嫌な奴だな。セーレが一緒に行ってくれるみたいだけど、光太郎と中谷が折角許可くれたんだし、ソファで寛いでいるお前らも連れて行ってやるよ。


 「ヴォラク、シトリー、お前らも行くぞ」

 「相手が女の子なら喜んで!」

 「俺中谷がいないとさ〜」


 シトリーお前こういうときはあっさり許可するな。

 ヴォラクは面倒なんだろうな、言い訳作って逃げようとするが、そうはさせない。


 「中谷がヴォラク連れ回していいってさ。ちゃんと許可貰ったから」

 「ブホッ!ごほごほ!あいつ!」


 ヴォラクは飲んでいたコーラを吹き出しそうになり、悔しそうにコップを握りしめる。ハイ決定〜。

 俺はヴォラクとセーレとシトリーを連れて、病院に向かうことにした。


 ***


 「あ、来てくれたんだ。なんかごめんね。気を遣わせちゃって……」


 足立さんは申し訳なさそうにしながらも嬉しそうに笑った。室内には誰もおらず、足立さんだけだ。シトリーは入院している病弱で可憐な少女というパワーワードに惹かれているのか、足立さんを見て目を輝かせた。


 「うほっ!可愛い!」

 「シトリー……」


 そういえばあいつは?今日はいないのかな?いっつも俺が行くときには病室にいるのに。


 「あいつはどこに行ったんだ?」

 「あぁヴァ……翔太のこと?」


 そうそう翔太。あの男は翔太と言う名前らしい。足立さんは少し悪戯っ子のように笑った。


 「飲み物買いに行ったの。あたしがジュースが欲しいってねだったから。それより拓也君。少し聞きたいことあるの」


 足立さんは緩慢な動作でベッドから起き上がり、こちらに体を向ける。なんだか畏まってこっちまで緊張してしまう。


 「その指輪ね、何?」

 「え?あの……」


 足立さんは俺がしている指輪を指さす。今までそんなことを聞かれたことないのに、なぜ今更?何も知らないよな?足立さんはただの好奇心で聞いてるだけだよな?

 足立さんの質問にセーレたちの表情が変わる。口を出してこないから今は警戒しているだけっぽいけど、気まずいから早く話を変えたい。


 「これは普通に店で買ったんだ。傷が入ってるからって理由で五十円で買ったんだけど。デザインが格好いいってよく言われるんだ」

 「そうなの?確かに格好いいね」


 足立さんは安心したように笑い、俺の腕を手に取りまじまじと指輪を眺める。その姿に悪意は感じない、ただ気になったのか?とりあえず好きにさせていると、扉が開く音がして翔太が帰ってきたのを理解した。


 「おい利由、買って来てやったぞ。アクエリアスでいいんだよな」

 「よっす翔太。お邪魔」


 何かが床に落ちる音が響き、振り返ると、ペットボトルを落とした翔太が目を丸くして立っていた。視線はセーレたちに向かっており、一方城に後ずさった。


 「お前ら……」

 「ヴァッサーゴ!」


 ヴァッサーゴ?まさか!


 「悪魔?」


 俺の言葉に翔太は反応して一目散にこっちに足を進め、胸ぐらを掴んできた。それを慌ててシトリーが引きはがすも、切羽詰まった眼で睨まれて、思わず固まってしまった。


 「てめえ!初めからこれ狙ってたんだろうが!!」

 「な、違う!俺はそんなことしてない!」

 「なんでお前がここにいんだよ……」


 翔太……いや、ヴァッサーゴと呼ばれた悪魔は忌々しそうにシトリー達を睨みつけた。


 「クソッ……どいつもこいつも、なんでこんなところで……!」


 なんで、なにがどうなってんだ?こいつは翔太で、足立さんをいっつも笑わせて……なんでこんなことになってんだよ!?


 「翔太!なんで、なんで……!」

 「ヴァッサーゴはあたしと契約してるんだよ」


 俺達が何も言えない中、足立さんは悲しそうに笑った。病室が静まり返る。足立さんが契約していた?なんで……こいつは病気を治す能力でもあるんだろうか?それならなんで入院している?わからない。

 しかし足立さんは淡々と契約していることを告げ、地獄には返させないと言い放った。


 「ヴァッサーゴを地獄に返さないで。あたし達の契約はまだ終わってないの」

 「契約って……」

 「貴方には関係ない」


 今までの反応と打って変わり、冷水を打ったように静かに話す足立さんはそれ以上は言わないとばかりに口を閉ざす。


 「ダメだね。ヴァッサーゴはこの場で地獄に帰ってもらうよ」


 しかし足立さんの気持ちなんて関係ないと言うようにヴォラクはヴァッサーゴを睨みつけ、向こうも事を荒立てるのなら辞さないという状況だった。

 けれど足立さんはそれを拒否する。


 「ダメ。あたしが死ぬまではダメ」

 「死んだらあんたの魂はヴァッサーゴにとられちゃうんだよ」


 足立さんに引く気配はない。魂をとられるって聞いても動揺しなかったことから多分知っている、知っているうえで契約している?なぜそれで平然としていられるのかがわからない。でもヴァッサーゴは危険な奴じゃない、契約とはいえ献身的に支えていたのは俺が知っているから。


 「とりあえず今日はいいから!今日はもう帰ろう!」

 「拓也、だけどさっ!」

 「いいから!」


 ヴォラクの腕を引っ張って、病室を出る。

 ヴァッサーゴと足立さんは俺たちが病室から見えなくなるまでこっちを睨んでいた。


 「行っちゃったね」

 「あぁ、ばれちまったな。よりによって指輪の継承者に見つかっちまうとは……お前も妙なもん引き寄せんじゃねえよ」

 「……ごめんね」

 「お前のせいじゃない。俺は契約が終わるまでお前と離れるつもりはないからな」


 ***


 「なんで俺達が逃げなきゃいけないんだよ!」


 帰り道、ヴォラクは納得がいかないという様に声を張り上げる。でも俺が許せないんだ。未だに気持ちの整理がつかない。


 「だってあいついい奴なんだよ……いっつも病室にいて、足立さん励まして、それをすぐサヨナラなんて……」

 「あいつがいい悪魔と思ったらそれ間違いだと思うけど。あいつの能力は過去、未来の透視。あいつは入院してるあの子の未来が見えてるんだよ。それで契約してるってことは、あの子の寿命がもうすぐ切れるってことだ。あいつはその魂を狙ってる。そしたらボティスの二の舞だ」


 そんなの……そんなこと……

 信じたくない、あんなに穏やかな二人の空間が偽物だなんて思いたくない。


 「嘘だ、あいつはいい奴なんだ!だって俺にも普通に接して……」

 「エアリスもボティスのこと悪い奴とか言ってなかったでしょ」


 どうしよう。この話が本当なら足立さんは……逃げ帰ってしまったけど、あの子がどこまで知っているのか分からない。契約条件は?内容は?見返りは?俺の存在がバレたことで足立さんに何かあったらどうしよう。


 「俺……知らせてこなきゃ!」


 気づいたら走り出してた。ヴォラク達の制止も聞かずに。


 病院に着いた俺は安達さんの病室に向かって走り、病室のドアを開けた。


 「いない……」


 そこに足立さんはいなかった。そして翔太も……まさか!

 慌てて前を通りかかった看護士に聞いてみた。


 「足立さんは!足立さんはいませんか!?」

 「え、足立さん?あの子ならこの時間はいつも散歩に行ってると思いますよ」


 よかった……看護士さんの記憶があるって事はまだ死んでないって事だ。看護師は三十分もすれば戻ると言って、病室で待っていたらいいと告げる。


 「散歩って中庭ですか!?」

 「大体そこに行くけど、結構屋上庭園から中庭を見てたりもするわよ」


 あ〜〜どっちなんだ!?

 俺は窓から中庭を覗き込み、中庭を探すけど足立さんの姿はない。じゃあ屋上の方か!屋上ってどこからいくんだ?エレベーターから行けるのかな??


 「ありがとうございます!!」

 「あ、君!」


 俺は看護師に礼を言って、屋上に向かって走った。


 ***


 屋上は花壇やベンチが置かれており小さい子供や、入院患者などで夕方でも結構な人数がいた。そんな中でベンチに座ってる足立さんを見つけた。どうやら翔太はいないようだ。


 「足立さん」

 「拓也君」


 話しかけると、足立さんはビックリした顔をこっちに向けた。まあ帰ったばかりの俺がいきなり戻ってきたから驚くわな。


 「どうしたの?帰ったのに」

 「契約の事を聞きたいんだ」


 その言葉に足立さんは小さく笑った。


 「……ヴァッサーゴが言ってた。自分を地獄に返そうとしてる人間がいるんだって。その子は指輪の継承者なんだって、君のことだったんだね」

 「なんで契約したんだ?悪魔と契約するなんて、なんでそんなことを……?」


 足立さんは何も言わない。手を絡ませ遊び、視線も合わせない。

 隣に腰掛けて足立さんが話してくれるのを待つ。十一月下旬の夕方は少し冷える。足立さんは寒くないんだろうか。向こうは嫌かもしれないけど相手は病人だ。着ているパーカーを足立さんの肩にかけて話してくれるのを待つ。ぽつぽつと屋上から人が出ていき、もうすぐ屋上に鍵がかかるという声も聞こえた。とりあえず足立さんを病室に送ったほうがいいか?そんなことを考え出した時、黙っていた足立さんが口を開いた。


 「……寂しいの」


 小さな声だったけどハッキリと聞こえた言葉に足立さんの顔を見る。日が沈み暗くなっていく景色の中でも足立さんの寂しそうな顔がわかった。


 「お父さんとお母さんはあたしのことなんて心配してない。いっつも仕事が大事。小さい頃は心配してくれてたんだよ。でも入院と退院を繰り返して関心薄れちゃったのかな?また入院するの?って感じになっちゃってるの」


 一度零れた本音が止まることはない。うん、と頷いて聞けば足立さんは思いを打ち明けてくれた。


 「二人は悪くないの。あたしがいつまでたっても良くならないから……入院のせいで友達もできなくって、いっつも一人で病院にいた。寂しかった、すっごく寂しかった。でも時折お父さん達はお見舞いに来てくれたの。でもそれが申し訳なくって、本当は来たくないんだろうなって思って……それを考えたら悲しくなっちゃって……もう来なくていいって言ったの。強がってたんだけどね、やっぱり悲しくて病院でいっつも泣いてた。その時にヴァッサーゴがあたしの前にいたの。最初は怖くって大声をあげようとしたんだけど、頭撫でてくれた」


 足立さんはそう言って頭を触り、泣きそうな顔で嬉しかったとつぶやいた。


 「久しぶりだったから、誰かに頭撫でてもらうの。でもその時知ったの。自分がもう長くないって」

 「長くない?」


 嫌な言葉に心臓が跳ねる。少し肌寒くなった中、看護師が屋上に上がってきて早く帰るように促す声が響く。でも俺と足立だけに人の世界だった。周りなんか気にならないほど……それほど衝撃で信じられなかったから。


 「持って四か月……ヴァッサーゴから言われた。最初はなんて失礼な奴なんだーって思ってたの。でもね、先生に聞いたら……“残念だけど我々ではここまでが限界だ。頑張って延命させるしか……”って言われたんだ。自分の体が悪くなっていってたのは誰も教えてくれなかったけど気づいてた。だって段々走れなくなった。歩くのもここまでが精いっぱい。話せるだけまだマシ、体動かすとすぐ疲れちゃうの。自分の体だからわかるの。あたしはもうすぐ死ぬ。それなら最後くらいは楽しく生きたいじゃない?だからね、ヴァッサーゴが契約しようって言った時、契約したの」


 沢山話して疲れちゃった、とつぶやく足立さん。これ以上は無理させない方がいいのは分かっているけど、聞かずにはいられなかった。


 「条件は?聞いてもいいの?」

 「あたしが死ぬまで楽しく過ごさせてくれること……その代償はあたしが死んだあとの魂は好きに使っていいってこと」


 なんて契約をしたんだ!?魂を取られたら、どうなるか分かってるのか!?


 「意味わかってんのか!?魂を好きにされるってことは、もう生まれ変わることができなくなるかもしれないんだぞ!?」

 「わかってる。ヴァッサーゴはそう忠告してくれた。それでもいいの。どうせ死んだ後のことなんか分からないんだから」

 「良く……ないだろ!」

 「いいの。だから今こんなに楽しいんだから。だからね」


 足立さんは空を見上げた。その目に溜まっていたものなんか、分かりたくもない。もうすぐ自分が死んでしまうんだと言うことを、知りたくなんかなかったはずだ。それなのに……


 「彼に会えてよかった」


 足立さんが消えそうな気がしたのは俺の気のせいだと思いたい。

 涙をこらえて足立さんは上を向きながら笑う。


 「よかったな……」


 それ以上は何も言うことができない。本当にいいのか?だって魂とられちゃうんだぞ……

 なのになんでそんな割り切れるんだ?怖くないのか?いろんな感情がごっちゃになってなんて言っていいか分からない。ただ一つわかるのは目の前のこの子が、もうすぐ死んでしまうということ。

 心にぽっかり穴が開いた気分だった。


登場人物


ヴァッサーゴ…ソロモン72柱3番目の悪魔。

        26の軍団を持つ偉大なる王子とされ、穏和な性格を有するという。

        ヴァッサーゴはゲーティア以外の文献には登場せず、姿形も含め謎が多い悪魔である。

        ヴァッサーゴは過去、現在、未来の出来事全てを見通すことができる。

        契約石はクリソプレーズのタリスマン。

        魂を盗む目的で利由に近づいたが、利由の性格に触れ彼女に恋心を持つようになる。     

 

足立利由…高校2年生の女の子。筋ジストロフィーと言う難病を患っている。

      明るく、人に弱音は見せない性格だが人一倍寂しがり屋でもある。

      ヴァッサーゴに淡い恋心を抱いていた。



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