プロローグ
こんばんは!サカミチです。
今回から2作目を投稿していきたいと思います。
投稿頻度は不明です。
それでは!
「キモいんだよ!こっちくんな!」
「うわっ。最悪...」
こんな毎日が辛いと僕は感じていた。
こんな日々が続くならもういっそ....いや、やめておこう。
僕の名前は 鬼山陣
昔は友達がいたがある日を境に僕はいじめられるようになった。
思い出すだけで殺意が湧いてくるような...そんな嫌な思いしかしていない。
しかし、そんなある日事件は起きた。
僕たちが合宿に来ていた時だった。
「お〜ぃ陣!俺様の荷物を持てるなんて
光栄なことじゃないか?」
こいつは、福島剛樹だ。
クラス内のリーダー格で、歯向かうやつなど一人もいない。
「光栄です!福島様!」
最悪だこんなことなんて言いたくない。
でもどうしようもない。
みんなが集まって、フリータイムになった。
だが、僕には地獄の始まりとしか....
「おい、陣。俺様のためにジュースを買え。
買ってきたら...自由にするといい。」
こんなことを言うなんて。自由...か何もすることがなくても、欲しいものだな。
それから数分後、僕は頼まれたジュースを買ってきた。
「よくやった陣。次は菓子を買ってこい!」
「そんなっ!?約束が違うじゃないか!」
「ああ?誰に口答えしてんだ!?さっさと買ってこい!!」
全体からの視線が集まる。その時だった。
光が突然現れて、気付いたらそこは、見たことのない景色が広がる、
異世界だった。
「やぁ君達!僕はケイト・キャミル。
獣人の女の子だよーっ!」
ザワザワ、
「君達にはこの世界で魔王と化した元、国王を倒してもらうため、この世界に呼んだんだ。
さっそくだけど、ステータスって言って自分たちのステータスを確かめてもらえる?」
すると口々にステータスと言い始めた。
淡い光が現れて、次第に文字が映し出されていく。
僕のステータスはなんだろうと期待を膨らませて見てみる。
そこには衝撃のステータスが書かれていた。
ーーー鬼山陣ーーー
Lv1
HP 100
MP 100
スキル
殺害、鑑定、隠蔽、武器練成
称号
無し
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「えっ」
思わず声を出してしまった。とりあえずスキル殺害の説明をみる。
スキル殺害:殺した数だけレベルが1上がる。
憎んだりキレた場合は10上がる。
他の説明もあるようだが
剛樹が近づいてくるのでみなかった。
言い忘れていたかのようにケイトが
攻撃力とかは後でわかるよと言ってきたが、
そんなことはどうでもいい。
「陣、俺様のステータスを見て怖気付くがいい!」
ーーーー福島剛樹ーーーー
Lv1
HP200
MP200
スキル
攻撃力増加、勇者ステータス中補正、龍の怒り
称号
リーダー、勇者
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流石に高いな。でも武器練成があるし、
こいつを.......
殺せるってことだよな?