「人間というものは欲の塊じゃな」by悪魔
パロディしているところもあります。
グロいの大好きなんです。
やっていくと狂気さが増します。
力を欲しがるのは自分の欲のためか、守る者のためか
それは自分の人生がかかることには変わりない
「悠!お腹空いた!」
お腹がぐーーと鳴る。
「おかえりー。帰ってきて第一声がお腹すいたとか・・・。」
悠はメガネをかけて読書をしていた。
「冷蔵庫にストックあったろー。」
本に視線を戻して答えた。
「おぉー、はーい!」
返事をして早足に冷蔵庫の所へ行く。ドアを開けると、上の方に赤い「生肉」がラップに包まれているのが見えた。すぐさまその「生肉」を取って悠のいる部屋に戻り、自分の椅子の上で食べ始める。
「生のままかよ・・・。焼いたらどうだ?」
悠は哀れみるような目で言ってきた。
「生も生で美味しいんだよ。」
モグモグと食べながら言う。すると、玄関をノックする音が聞こえた。
「ん?はーい、今出ますよー。」
悠が本を机に置き、玄関へ歩いていく。玄関を開けると、そこにはおじいさんがいた。この施設の管理人だ。
「お、悠くん元気かい?」
笑顔で話しかけるおじいさんに対し、悠はすぐにドアを閉めた。
「ちょっ、悠くん?!なんで閉めるんだー?!」
「家賃はこの前払った。」
「その話じゃない!違う話で来たんだけど?!」
そのもめ事にうちは気づいて、「生肉」を少し残して玄関へ向かった。
「あ!じーじ!悠・・・。開けてあげてよ・・・。」
むすっとした悠はしぶしぶドア開けた。
「ふぅー。あ、由奈ちゃん、頼まれてたの出来たんだよー。はい、これ。」
そう言って受け取ったのは、大きい黒いバックと細長い布に巻かれたようなバックが渡された。
「あー、アレか。いらないって言ったのに・・・。」
悠は細長い方のバックを口をへの字に曲げながら受け取った。
「おぉぉぉー!ついにきたー!」
うちはずっと楽しみにしていたため、テンションが一気に上がった。
うちは黒い大きい方のバックを受け取って、すぐ中身を取り出した。それは、紫と黒のゴツゴツとしたもの。悠は日本刀のような黒い剣だった。
おじいさんに頼んでいたのは、自分たちが周りの人ばかりに守ってばかりいるため、少しでも自分のみを自分で守りたいと思ってマジックの魔人であるおじいさんに武器を作ってもらっていたのだ。
うちは折りたたみ式の大鎌をお願いした。悠はいらないと言っていたが、強制的にうちが悠が好きそうな刀で、お願いした。
うちは大鎌をもって、ニヤニヤしながら「よし、悠ついて来るのだー!」と剣を片手に持っている悠を引っ張りながら
「じーじ、体育館って空いてた?」
「あ、あぁ、空いてるよ。」
「よし!ダッシュだぁー!」
「えっ、由奈ー・・・。マジかよ・・・。」
どうでしたでしょうか?
現在この続きを頑張って書いてます。
面白かったと言う人、続きが早く見たいという人はぜひ次もお楽しみください。