15歳になったぞぉぉぉ
本日2話目
ちょっと年齢進みまして新章開始
「・・・・・よし!!」
月日が経ち、ついにレイは15歳の誕生日を迎えた。
学園も5年生となり、来年卒業とのあるのだが、「15歳」という年齢は非常に重要な意味合いがある。
成人と同等の扱いを受けられるようになり、学園の勉強内容も貴族で当主になろうとする者は「貴族学」を学ぶようになる。
それ以外は別にさほど変化はない。
だが、それでも15歳になればアレも可能になるのだ!!
「冒険者登録可能年齢になったぞぉぉぉぉぉ!!」
そう、15歳から冒険者登録を行えるようになるのである。
ぶっちゃけ言って、この学園で過ごしてきた年月はこの日のためにあるものだともいえるだろう。
・・・一応、学園に学籍がある状態でも登録できるのは良い。学生でも登録をして適当に薬草採取をしてお小遣い稼ぎをする者たちが居たりするらしいからね。
まあ、15歳になったその当日はその感動を味わって、翌日登録しに行くことに・・・・
「明日は平日ですよ。登録しに行けるとすれば、時間割を見ると午後ですかね?」
「あ」
出鼻をくじかれたような気がした。ハクロ・・・そのツッコミはできれば今してほしくなかった。
「ついでに言うなれば、ギルドってこの都市のは現在休みらしいです。なんでも職員全員が食中毒で撃沈してしまったのだとか・・・・」
カトレアが追撃するかのように話す。
食中毒って・・・この世界にもあるんだな。
まあ、そんなわけでギルドの営業が再開する4日後まで待つ羽目になったのであった。
15歳になったタイミングでこれとは解せぬ。
いきなり出鼻をくじかれる形である。




