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学園祭だぞ!! その2

本日2話目

運動会の話ってそういえば他の作品でもやったことがなかったような・・・・今度やって見ようかな。

「レイ様、次はあの店の物を食べてみませんか!!」

「綿菓子おいしい・・・」



・・・現在学園祭をレイたちは楽しんでいた。



「って、ハクロたちが一番楽しんでいるよね?」

「はい!!」

「うん」



 迷いなく純粋な笑顔でハクロとカトレアが返事をしてくる。


 うわぁ、かなり輝いているような感じでキラキラしていて眩しい。




 とはいえ、ここまで喜んでもらえると一緒にいる俺もなんかうれしくなってくるな。



 そういえばザフォンはどこに行ったんだ?いつの間にかはぐれちゃったよ。


 まあ、こちらはハクロとカトレアがいるからはぐれたというべきなのかはどうなのかはわからないけどね。


「次何処の模擬店に行こうか?」

「おいしいものがあるところだといいですよ!」

「マイロードの仰せのままに」


 ハクロ物凄くしっかりと自分の意見を述べて、カトレアの方は落ち着いているけどその頭の葉っぱがなんかうれしいのかピコピコ高速回転しているぞ。




「綺麗な人のあの笑顔・・反則過ぎる」

「くっそ!!俺もあんな彼女が欲しいぃ!!」

「あの回転速度飛べそうだな・・」

「いいなぁ、あの美人なモンスターたちに挟まれて」

「あれで魔法の成績もいいと聞くし、爆発しろ!!」



 なぜ爆発しろと叫ぶ。そしてやっぱり目立つなハクロたちって。


 学園に普段いる生徒たちはハクロたちの事を見慣れて入るけど、外部の人達からしてみれば目を引く存在だろうね。


 でもさ、ここまで目立つと当然のように絶対絡んでくる奴がいそうな気がするからなあ・・・








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・うわぁぉ、なにあの美人は」


 ちょうどレイが思っていた時、その光景を見ていた人物が思わずつぶやいた。



「あれはアラクネと・・・ドリアードのようなモンスターですな。見た目は人に近くともモンスターですが?」


 その側近であるやや超えた男性がそう答えた。


「あのような人と話がしてみたいなぁ・・・・・ねぇ、ちょっとこっちに来てもらえないだろうか?」

「いえいえいけません、それでもあなたはザンビア帝国の皇子ですか?モンスターは我々にとっては迷惑な敵のようなもの。あの少年の使い魔のようですが、それでもモンスターなのは変わりありません」


 側近の・・・デークイン・フォン・デッブーンはそう言い、仕えているザンビア帝国の第3皇子であるカブリ・フォン・ザンビアをなだめた。


 なぜ、王国の者ではない彼らがいるのか。


 理由としては単純なもので、彼らは帝国の方で伝わる儀式「14の巡り」というものを行っていたのである。


 その「14の巡り」と言うのは、15歳で成人扱いのようになるこの世界で、帝国の皇族は14になった時に15歳までの1年間を諸国をめぐって、心身を鍛えるという儀式であった。


 そして今日は偶々王国のこの学園祭を見かけて、ここに遊びに来たのである。


 もちろん、いらぬ騒ぎになるよう帝国の皇子が入ってきているのは秘密にされていた。




「とはいっても、あれだけの美女と会話できぬのは後悔するようなことになるだろうし・・・・どうにかして会話できるようにできないかい」

「はぁ・・・仕方がないですね。では皇子、ここで待っていてください。何とかして話を付けてみますので」


 肩をすくめて、渋々とデークインは向かうのであった・・・・




面倒ごと発生

そしてどこの王族だろうと皇族だろうと仕える者は苦労してそうである

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