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カトレア移動方法

本日2話目

・・・カトレアが使い魔に加わったのは良いとして。


「もうそろそろ時間的に集合だと思うけど、徒歩だと結構時間かかるな・・・」

「行きがビュンビュンスピード出てましたからね。思ったよりもかかるように感じるようです」

「あの移動方法はもう勘弁してくれ・・」

「ザフォン、やっぱ気持ち悪くなっているっすかね?」




 現在、レイたちは合宿のテントを張った場所まで徒歩(・・)で移動をしていた。


 森の奥に行くまではハクロの糸をひっかけて宙を飛びながら進んでいたのだが、カトレアが加わったことでその方法が使えない。



「重量オーバーですよ・・・・」


 試しにカトレアに糸を括り付けてみたが、その木の椅子と同化している彼女はどうも体重的にも重かったようで糸が切れた。


 蜘蛛の糸って同じ太さの鉄骨の8倍ぐらいだっけ。アラクネの糸もそれ以上の強度のはずだけど、細い奴だとアウトの様であった。


 かと言って、カトレアをそのままこの場に置くわけにもいかず、一緒に移動しているのだがこれがまた進むスピードが徒歩レベルである。



 そもそも、カトレア・・・プリンセスドリアードと言った植物型モンスターは例外がいるとはいえ、大抵基本的に皆鈍足なのが多いのだ。


 ゆえに、カトレアも珍しい植物型とはいえ鈍足な速度であったのである。


 移動方法が乗っているというか同化している木の椅子の根っこがうねうねと動いて進んでいるのだが・・・なんかあれだ。某でっかいダンゴムシのようなやつの足・・・足?



「・・すいません。私が遅くて」


 申し訳なさそうにカトレアが謝ったけど、彼女の種族上の特性の様なものなので誰も責めない。



「地面が凍っていれば、滑って早く移動できそうなものだけどな・・・・・・あ」


 ふと思い浮かんだ自身の言葉に解決策あるじゃん。



「そうだ!!」

「どうしたんですかレイ様?」

「今思いついたこの移動方法なら早いかも!!」


 ん?と例以外の全員の頭の上に疑問符が乗る。


「魔法で解決すればいいんだよ!!『アイスフロート』!!」


 氷属性の魔法を発動させ、一時的にだが地面が凍結していく。



「あ、もしかして・・・・・」

「そ、この上を滑ればいいんだよ」



 地面を凍らせて、スケートのように進めば速いのではないか?と思いついたのである。


 ハクロの足の先はとがっているからスケートが出来そうだし、カトレアの木の根もうまいこと行けば・・・・






「はやすぎたぁぁぁぁ!!『アイスフロート』!!」

「あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「ひゃっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっ!!」

「どしぇぇぇぇっ!!」

「みゃぁぁぁぁぁ!!速い速い速いですよぉぉぉ!!」

「思った以上の速度で驚き」



 うん、現在後悔してます。


 凍結させてその上に二人に乗ってもらい、念のためにカトレアとハクロを糸で連結させ、俺達は結んで飛ばされないようにしっかりと乗せてもらったけど・・・



 滑るスピードが尋常じゃない。


 すぐに凍った範囲から出るので素早く凍らせてはその上を通過し、また凍らせては通過といった繰り返しだけど、めっちゃ早い。


 ハクロの足はすいすいとスピードスケートのように滑ってカトレアをけん引し、カトレアは木の根を自在に動かして曲がる際の安全装置代わりにしているけどこの方法かなり速い。



 例えで言うなら、亀からロケットに乗り換えた気分だけどこれ木々に激突しそうでかなり怖い。



 恐怖を俺たちは覚えつつ、元の合宿地点へと戻るのであった。




 なお、カトレアを新たに加えて戻ってきた時には全員に案の定驚かれました。


え?攫ってきた?違うってば!!




移動方法としてこれが現時点での最速かな。

ハクロが加速と誘導を行い、カトレアで曲がるときの安全といざという時のブレーキをとるという2段構えの連結での高速移動。

レイが氷魔法で地面を凍らせての移動方でもあるので、凝らない場所では意味をなさないが、凍る場所での移動方法としては超高速であり、スリル満点である。

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