表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/154

入学式と入学審査その1

本日3話目!!

連続投稿って久しぶりかもしれない。

 ・・・ついに、入学式となった。


 貴族、平民を問わず学園は入学するものを受け入れるので、結構大勢の人数である。


 制服はなく、自由服で入学できるのだけれどもわざわざすんごい豪華そうな服で来る貴族の子がいる。



 レイの場合、ハクロお手製のシンプルな服だけど・・・・アラクネの糸の時点で結構な価値になるんだよな。


 そして、ハクロが目立つ。


 


 使い魔を連れてきていたり、護衛を連れている人たちもいるけどやっぱりハクロって目立つんだよな。


 アラクネ特有の蜘蛛の下半身から、ハクロの持つその上半身の美しい人の体に見せられる人が多いようで、かなりの視線が集中しているように感じられた。


 使い魔としてあらかじめ学園側にも伝わっているはずだけど、教師陣らしい人たちも注目をしているんだよね。


 うん、物凄く恥ずかしくなるんでちょっとやめてほしいような気がする。




・・・そういえば、「学園」って言ってばかりだったけど、「○○学園」って感じの正式名称ってあるんかな?


 言いやすくてすっかりそのへんの事を調べていなかったよ。




「おいあのモンスター・・・モンスターなのか?」

「アラクネだな・・・・しかも、極稀に出るという美しい奴ですよ」

「使い魔のようだけど・・・主はあの少年か。あの年齢であのモンスターを使い魔にするとは」

「貴族だから金をかけたとかじゃないか?」

「いや無理だろうよ。金でモンスターは動かんからな」

「はぁはぁはぁはぁはぁ・・・いいスタイルですなぁ・・・」



なんか最後の人物凄い不審者っぽいんですけど!!要注意だなこりゃ。




 と、心の中でツッコミを入れていたら・・・




ぽへーん!!


『では、これより入学式を始めます!!』


・・・なんかすっごい気の抜ける合図が鳴って、入学式の開会式が始まった。なんだあの合図、出席者の半数が全員脱力したぞ。


 開始の号令はどうやら声を拡張する魔道具(マジックアイテム)で行われているようで、全体によく聞こえる。


 メガホンとかよりもはっきりと伝わり、マイクでたまにキーンとなるような音が出ない点は良いな。



『本日諸君らはこのストラクト王国の学園、ゼバールダン学園に入学することを、この学園長であるゼウォン・フォン・ベタリアン公爵が認定する!!』


 と、気が付くとこの学園の学園長の挨拶が始まっていた。


 ベタリアン公爵・・・・公爵ってことは、王族の血縁関係者でもあるんだっけ?


 経って話している人物をよくいると、いつぞやか来た国王様に似た外見をしているが、こちらの方がやや細めで痩せている印象がある。


 国王様が体育会系なら、学園長の方は文系って感じだな。理系の人いないかな?




・・・公爵が学園長をしている事には誰もツッコミを入れないんだなという思いは放っておき、話はオワタ長である。


 うん、ほとんど最初の受付時の説明と変わらないし、周りを見るとき用に立ちながら寝ている人が結構いるよ。ある意味スゴイかも。


 ハクロの方を見るとこちらは目を閉じて・・・・あ、寝てるなこいつ。よく聞くと小さな寝息を立てていやがる。


「スヤァ・・・・・すぅ・・・」


 口からよだれを垂らしていないのは流石だけど、一応注目が集まりやすいからね?


「あのアラクネ凛、としていて美しいな・・・」

「静かに聞き入っているさまがすごいな・・」

「絵になる光景とはこの事か・・」


・・・誰もハクロが実は寝ていることに気が付いていないようだ。寝顔の美しさのせいで気が付かれないってどうなのだろうか。


 うん、やっぱ残念系だよね本当に。絵になる美しさはあるけど、これ実は寝ているだけなんですよ。




 学園長の話が終わる際、なんかこっちの方を一瞬見たような気がするのは気のせいか?


 ともかく、次は入学審査があるのでハクロを起こし、審査会場へとすぐに向かうのであった。

・・・ハクロって見た目は美しいけど、中身は残念系だからね?バレたときに物凄い赤面をしそうな予感がする。

次回、国王に言われた通り全力を出しちゃいます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ