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ある男子高校生

作者: HARD LUCK

 クラスで一番かわいいと噂の遠藤さんが隣の席になった。

みんなが狙ってる隣の席に僕はなった。

まあ、別に僕は興味ないけどね。


あっ、遠藤さん、僕と同じシャーペン使ってるんだ。

それに消しゴムも同じじゃないか。なんだか親近感がわくなあ。


その曲知ってる!

僕もそのミュージシャンが大好きなんだ。

今度の水曜日に新曲のCDも買うんだよ。


僕も持ってるよ、そのマンガ。

四巻から展開がガラッと変わるんだけど、

遠藤さんはもう読んだかい?


遠藤さんと僕は気が合うみたいだ。

気づけば僕は遠藤さんに夢中になってしまっていた。

こうなったらもう告白するしかない!


「遠藤さん、あなたのことが好きです。」


「ごめんなさい。私、あなたのことよく知らないし。」



暇つぶしです。

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