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森にオサラバである!タダじゃ~消えない

今回ちょっとだけこの世界の設定が出ます。

……花粉がキツい。

(……んん……くぅ……)


 すごい不快感と共に目を覚ます。頭の奥に重いモノが残っているが、まとまらない意識をハッキリさせる為に彼は自分に喝を入れる。


(……ボクは……うぅ……皆を消化して……え~と……そうだ、あれから何時間経った?)


 段々とクリアになっていく頭の中。彼は周囲を見渡す。辺りはまだ暗く、見上げると木々の隙間から見える空はホンの少しだけ色が明るい。


(ギリギリ夜明け前……人間達はまだ来ていない……と言うか、ボクの大きさ戻ってる)


 気を失ってる間に縮んだのか、何時ものサイズに戻っている。それを確認した彼は速やかに移動を開始する――目的地は例の川。


(あの熱、ボクが変わった時と同じだとしたら確認しないと……ボクがどう『変化』したのか……)




――――スライム移動中――――


(……予想していたとは言え……コレは無くない?)


 空が半ば明るくなった頃。ようやく川へと辿り着いた彼は、さっそく前回と同じように川の水面で自分の姿を確認して、内心溜め息をついていた。確かに彼の身体は変化していた。していだのだが――


(『緑』からいきなり『赤』って、目立つ事この上ないんだけど……)


――彼の身体は真っ赤に変わっていた。今までの緑色の身体ならこの森では保護色となっていたが、赤ではハッキリと目立ってしまう。もはや、身を隠すどころでは無い。


(ハァ……まあ、なっちゃたものは仕方がないし……今の内にどう変わったか確認しないと……)


 日が高くなれば、冒険者達がまたやって来る為。彼は大急ぎで自分の身体の確認を始める。




――――スライム確認中――――


(前回に比べれば、結構大きく変化してるかな?)


 日が完全に登り、森に朝が訪れた頃。一通り試し終えた彼は少し驚いていた。以前よりも出来る事が増えていたのだから。

 一つ目が体液の分泌である。今までは何かを消化、もしくは生き物を治癒する時は直接身体を触れさせる必要が有ったが、この身体になって『消化液』と『治癒液』を汗のように体外へ出せる事が出来た。しかも『治癒液』の方はわからないが『消化液』は強さを増している。これまでは無理だった石ころも、時間は掛かるが溶かす事が出来た。ただし、液を体外へ出すと、その分身体が縮んだので無限にとはいかない。

 二つ目が粘度/強度の上昇。相変わらず見た目はドロドロしているが、自分の体を縦や横にウニョ~ンと伸ばす事に成功した…ただし、決定的なところで強度が足りていなかった。空に向けて伸ばした部分を斜めに傾けると、どんなに頑張っても地面に倒れてしまう。身体の一部を触手の様にとはいかないようである。


(でも、その二つを合わせれば――)


 まず、身体を空へと伸ばす。伸ばす部分は手の形をイメージ――伸ばし終えたら、手のひらに当たるところに消化液を分泌――そして、勢い良く前方に倒す。物を投げる様に――すると、消化液は放物線を描いて飛んでいく。


(完成。遠距離攻撃が可能になったよ)


 まあ、飛距離や命中率は今後の課題として、取り敢えず今はソレを置いておく。

 それよりも、問題はこれからの事である。黒犬――フォレストドッグと冒険者達が言ってた――の死骸だけでなく、ゴブリンの死骸も全て消化したのだから、間違いなく冒険者達は、無くなった死骸をこの森中探し回るだろう。そうなった場合、真っ赤な身体では隠れきれる自信が無い。


(……この森に居るのも限界なのかな?……こんな形で出て行く事になるなんて思ってもみなかったよ……)


 この世界に生まれて一季節過ごした森。いざ離れるとなれば寂しいものを感じる。

 しかし、スライムな自分では移動に時間が掛かる為、冒険者達に見つかる前に立ち去るには、余計な時間は取れない。


(じゃあね、みんな。何時かまた戻って来れたらいいな……ん?)


 亡きフォレストドッグ達に最後の別れをして、川沿いにとにかく進もうとした時、彼は人の声を聞いた。


(誰か来る……冒険者達、もう来たのかな? 取り敢えず隠れよう)


 近くの茂みに隠れた彼は、今後の行動に悩みながらも、近付いてくる人間に注意を向ける。程なくして、一人の茶髪の少年が現れる。


(って、また君? 良く見るね、ホント)


 現れたのは彼も良く知る少年だった。イモ虫の体当たりを食らったり、角ウサギの角が刺さったり、フォレストドッグに追いかけられたりと、実にオモシロイ人物なので記憶に残っている。


「ったく、何なんだよ、今回の仕事は……後方に回されてロクに活躍出来なかったし、しかも死骸が全部消えたからって皆で探すハメになるし……メンドくせ~なぁ」


グチグチと呟きながら、少年は明らかにヤル気の無い態度で川に向かって歩く。


「本当なら、今回の仕事で活躍して、皆が俺の名前を決して忘れない様に印象づけるはずだったのによ~」

(相変わらず、その自信どっから出るんだろ? それよりも『皆で探す』って言ってたよね……もう冒険者達が来てるんだ)


 予想よりも早い冒険者達の行動に、どうしようかと考えていると、少年は川のすぐ近くに立ち、持っていたショートソードと木の盾を地面に置くと――川に向けて用を足し始めた。


「ふぅ……」

(………………)


――この時、彼の思考は一つに集約されていた

 グリーンスライムになって冒険者達に狙われて悩んだ。

 殺されていくフォレストドッグ達に何も出来ず無力を感じた。

 グリーンからレッドに変わった事で、これから他のモンスター達の対応がどう変わるか不安を感じた。

 ゴブリンの死骸を消化したによる冒険者達の捜索から逃れる為に、この森を去る事でこの先の見通しが立たなくなった。

 ついでに、身体が変化した時の熱による気だるさが精神的に効いていた。

 この短期間で心の中で渦巻いていたモノが少年の所業を見て湧き出した。


……まあ、ぶっちゃけて言うと――いい加減、彼はキレていた。




   *   *   *


「一体何がどうなってるんだか……?」


 青髪の青年は溜め息と共にそう呟いていた。彼は今回のゴブリン討伐に於いてその経験から皆のリーダーを勤めていた。

 討伐に関しては順調だった。準備段階では、手の空いた何人かが勝手に目撃情報があったグリーンスライムを捕獲に行ったりしていたが――結局見つけられなかったらしい――情報収集は上手くいった。ゴブリンの数、居場所、行動時間帯、行動範囲等を苦もなく調べられた。予想よりもゴブリンの数が多い事にどうしようかと考えたが、ある冒険者がフォレストドッグの縄張りの情報を持って帰って来た事で、ゴブリン達をフォレストドッグにぶつける策で話は纏まった。

 夕方、ゴブリン達が全て集まる時間帯に作戦を開始した。雄叫びを上げ、武器を打ち鳴らす事でこちらの人数を多く見せたので、ゴブリン達はパニックを起こし逃げ出した。その後はあらかじめ配置していた連中が、ゴブリンの逃げ道に立ちはだかる事でゴブリン達を上手く誘導した。

 結果、別の方向へ逃げられたゴブリンも数匹居たが、殆どをフォレストドッグの縄張りに誘導出来た。そして、互いに殺し合って数を減らしたゴブリンと、疲弊したフォレストドッグを両方共討伐した。これで、本来の報酬に加えてフォレストドッグから剥ぎ取った毛皮を売った金で、皆の懐が大いに温まる――ハズだったが……


(一夜明けたらあれだけの死骸が全て無くなるなんて、誰が予想出来る?)


 朝、森に来てみれば全員揃って己の目を疑う出来事が起きていた。死骸がキレイサッパリ消えていたのだから……おかげで全員総出で森中を探さなければならなくなった。


「フォレストドッグはともかく、ゴブリンの死骸が無くなってるのは痛い……」


 昨夜の内に連絡が行ってるので、直に討伐完了の確認の為に人がやって来るはずなのである。しかし、ゴブリンの死骸が消えたという事は討伐が完了した証拠も消えた事にもなる……そうなれば報酬が無しになるだけでは済まなくなる。


――ここで、少し説明しよう。

 この世界にはいわゆる『ギルド』というモノは存在しない。では冒険者と呼ばれる者達はどうやって金を稼いているかと言うと、『商人』達の御蔭である。

 採取した薬草や、討伐したモンスターから剥ぎ取った素材を買い取ってもらい金に変える。それを幾度もこなしてゆき、熟練と呼ばれる様になれば、商人達に顔と名前を覚えられる。

 そこから、レアなモンスターの場所等の情報を買える様になったり、どこかで大規模な討伐が行われる時には、商人から情報を教えてもらったり、また、素材を必要とする者、鍛冶職や研究職に就く者が、商人から熟練の冒険者の情報を買って、個人的に採取依頼をしてきたりと、商人こそが『ギルド』を肩代わりしていると言える。

……で、何が言いたいかというと、商人は情報の売買はしても『仲介』はしていない。つまり、冒険者は依頼に失敗したら『直接』依頼人に謝罪しなければならない――それは、悪い意味で顔が売れる事になるし、その失敗の情報が商人達に広まったら、築き上げた実績が失われてしまう――故に、冒険者は『死』の次に『失敗』を恐れるのである。


(今回の依頼は領主直々の討伐依頼……上手くいけば領主に名を覚えてもらえる。そうなれば、今後同じような依頼の時に優先的に声を掛けてもらえる……逆に失敗なんて事になれば……)


 そんな事考えたくもない、とばかりに頭を振って強引に忘れる。そんな彼に声が掛かる。


「よぉ、どうだった?」

「ダメだ。そっちは……って、顔を見ればわかるか……」

「ああ、見つからねえ……」


 リーダーの青年は、合流した仲間と共に溜め息をつく。かれこれ一時間以上は探しているのに発見の報告は無い。


「一旦、集合場所に戻ろう……」

「……そうするか」


 リーダーの提案に仲間も同意する。そして、二人は重い足取りで歩き出す。


「しかしよぉ……こんだけ探しても見つかんねぇって、やっぱり持ってかれたんじゃねぇのか?」

「……食い散らされた痕跡が無いから、そう考えるのが自然なのはわかる…………でも、持ち去った痕跡も無いし、それよりも根本的な問題が有る」

「あ? なんだよ?」


 仲間の質問にリーダーは簡潔に答える。


()だ」

「量? あっ……」

「そうだ。他のモンスターが食ったにしろ、誰かが持ち去ったにしろ、あれだけの量を一晩でどうにかするのは不可能に近いんだ」


 あの時纏めておいた死骸の数は、フォレストドッグで十数頭、ゴブリンに至っては60以上有った。

 仮に食われたとしたら、死骸とほぼ同数の肉食モンスターがこの森に居る事になるが、事前の調査結果から却下される。

 誰かが持ち去ったとしたら、馬車4~5台は必要になる。しかも、フォレストドッグは毛皮が売れるが、ゴブリンは売れる部位が無いので、持ち去る意味が無いのである。

 しかし、現実に死骸は全て消えている。何の痕跡も無く。


「ハァ……訳分かんねぇ。確認の使者サンにはどう説明すんだ?」

「……ありのまま説明するしかないな……幸い、森の至るところにゴブリンと戦った証拠として、血痕が残っているから、それを見て納得してもらうしかないな……」

「……話のわかるヤツが来てくれる事を願うぜ……」


 同感だ、とリーダーが頷いた時――


「あじゃじょわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」


――凄まじい悲鳴が聞こえた。


「「――!」」


 二人、顔を見合わせて走り出す。小枝等が服に引っかかっても気にせず全速力で走り続ける。

 数分後、一つの小屋に辿り着く。この森で、何らかの理由で一夜を明かさなければならない時に使われる共有の小屋である。今、死骸を探している冒険者達の集合場所でもあるソコには、既に何人かが集まっていた。


「オイ! 今の悲鳴は何だ?」

「わかりません! 僕達もココに来たばかりで…」


 リーダーの問いに一人の若い男が答える。他の集まっていた連中も詳細はわからず、困惑した顔をしている。

 そうして、悲鳴を聞いて森に散っていた連中が徐々に集まってくる中――


「どいてくれ!!」

「「「「「――!」」」」」


――ある男がその背に少年をおぶさって走ってきた。その男は医療の心得がある人を募ると、その人と一緒に小屋へと入っていった。

 後に残された者達には重苦しい沈黙が漂っていた。気がつけば、今回の依頼に参加した冒険者全員が小屋の周りに集まっていた。全員の表情は緊張感に溢れている。

 先程の悲鳴、と言うか絶叫は凄まじいモノだった。何が原因だ? 仮にモンスターだとしたら、あれだけの悲鳴を上げるのはどんなモンスターだ? 死骸が無いのはそいつの仕業か?

 冒険者達が思い思いに考えていると、小屋から少年をここまで運んできた男が出てくる。だが、顔が俯いていて表情はわからないが、奥歯は強く噛み締められ、両手は強く握られ、微かに肩が震えている。


「……何があったんだ?」


 尋常ではない様子に、リーダーが恐る恐る尋ねる。周囲の皆も固唾を飲む中、歯を食いしばったまま男は答える。


「……モンスターに襲われたそうです……紅いスライムに……」

「紅いスライム? レッドスライム――ブラッドスライムか!!」


 男の言葉にリーダーが思わず叫ぶ。他の冒険者達の何人かもマジかよ、と言いたげな表情である。そんな中、困惑顔の若い冒険者がリーダーに尋ねる。


「あの……紅いスライムって、そんなのいるんですか?」

「ああ、レアなモンスターだから知らなくても無理はない……正式名はレッドスライム、血の様に紅いから通称ブラッドスライム。通常のスライムより強い消化液を出す……おそらく死骸もそいつに消化されたんだ」

「マジですか?!」

「あいつらは、鉄も溶かすからな……一晩有れば十分だ」


 リーダーの言葉に皆、苦虫を噛み潰した表情になる。死骸を探す必要が無くなったが、死骸という証拠無しで、依頼完了を確認しに来る使者を説得する必要が出て来た。


(何でこんな所にレッドスライムが居るんだ?!)


 無意味とわかっていても心の中で愚痴らずにはいられないが、一旦ソレは置いておいて、男への質問を続ける。


「それで、運んできた少年の傷は深いのか?」

「……重傷です」

「――! どこをヤられたんだ? 腕か? それとも足?」


 リーダーが問いかけると、男がさらに強く奥歯を噛み締める。その態度に皆が息を呑む。


「……()()()です」

「……は?」

「だから、()()()です」


 男は右手で自分の()()をポンポンと叩きながら告げる。


「川で用を足してる時に、アソコに溶解液をぶっかけられたそうです……」

「「「「「…………」」」」」


 先程までの緊張感を瞬殺する沈黙……何故か、カア、カアという鳥の鳴き声が聞こえてきそうな沈黙の中、フリーズしていた思考が再起動する。

 再起動して、男の言葉を頭の中で復唱して理解する。理解してもう一つの事もわかった。この男がずっと俯いていて、手を強く握り奥歯を噛み締めているのは……イヤ、その男だけじゃ無い。気がつけば他の皆も既に同じ様に俯いて奥歯を噛み締めている……ならば、この場でリーダーとしてすべき事は一つ――


「皆――我慢しなくていいぞ」

「「「「「――ぶわっははははははははっ!!!!」」」」」


――途端、大爆笑。

 笑う。皆してとにかく笑う。腹を抱える者。じたんだを踏む者。地面を転げ回る者。手近な何かをバンバンぶっ叩く者。笑いすぎて呼吸困難を起こす者。多種多様なリアクションを起こしていた。

 なお、この時悲惨だったのは、小屋の中で治療していた者である。患部に傷薬を塗りこむ為に、手元が狂わぬ様、必死に笑いを堪えなければならなかったのだから……まさに生き地獄である。


――ちなみに、この後やって来た使者には、何とか納得してもらう事が出来た。

死骸は無くなってしまったが、森の至るところに有るゴブリンの血痕と、レッドスライムの被害者である少年を見てもらった――使者も腹抱えて笑った――その後、使者は領主の元へ報告に戻り――館に居た人、全員大爆笑したらしい――無事、報酬は皆に支払われた。



……余談ではあるが、この出来事で少年の名前と顔の情報が商人達に流れ、広く知れ渡る事になる。

 『皆が俺の名前を決して忘れない様に印象づける』という彼の願いは叶えられたのであった……めでたし、めでたs「フッザケンなああああぁぁぁぁぁ!!!!」




   *   *   *


――一方その頃、レッドスライムな彼はどうしているかと言うと……


(イヤッホーーッ!!)


……サーフィン、と言うか川下りをしていた。少年に天誅という名の八つ当たりをした後、目に付いたのが少年が持っていた木の盾だった。

 すぐに、身体から治癒液を分泌して、盾が沈まない大きさに身体を縮ませると、盾を船の替わりにして川を下ったのである。幸いな事に流れはそんなに急では無いので、バランスを取るのもそう難しくはなかった。


(この川がどこに繋がっているかは、わからないけど…行けるところまで行ってみよう――サヨウナラ)


 胸に浮かぶのは少しの寂しさ。一季節過ごした森へと別れを告げ、彼はこの先に有るであろう新天地に向けて川を下り続ける。

ご愛読有難うございました。


本日のモンスター図鑑


――――レッドスライム――――


スライムの上位種。血の様に紅い身体から通称ブラッドスライム。消化力が強まっている為、鉄や銅等の金属を溶かす事も出来る。

スライム、もしくはスライムの亜種が『一定時間内』に『同種のモンスター』を『大量に消化吸収』する事でレッドスライムに進化する。


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