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1-8

やっとお話が進んで、異界への足がかり?まできました。


展開は決めてたのですけど、大会の場面は・・・所詮は異界へ行くまでの前座です!

思いっきり省略しました(ぁ


「くそっ、反則だろそれ、何ってチートスキルだよ!」


あたしの左死角からソードスキルの3連斬りを発動した敵剣士ソードマンさんがエンジェルリングに阻まれて跳ね返された。そして、あたしはその隙に手に持った杖で相手を牽制し、トモエさんが戦っている盾職ガードさんにホーリーライトを撃ち込み、続けてコジロウさんにヒールを掛けました。


「ありり~」


「助かった!今そっち行くわ」


「トモエさん援護いきます」


トモエさんがホーリーライトで体勢の崩れた盾職ガードに連続スキルラッシュを叩き込みます。そして、スキル終了と同時にノックバックした相手に向かって、エリィさんのファイヤーアローが連続して着弾。そこへ再度トモエさんがラッシュ!ついに盾職ガードの人のHPが0になって闘技場から消えました。

周りを見回すと残りは、さっきから執拗にあたしを狙っている敵剣士ソードマンさんだけです。

楓さん、まりすさんは残念ながら途中でリタイヤして消えています。


あぅぅ、回復遅れてごめんなさい・・・・


あたしは、謝りながらも必死で敵剣士ソードマンさんから距離をとりました。


あたし達のPTは武闘大会で思いのほか順当に決勝まで駒をすすめちゃいました。

流石トモエさん達って思ってるのですが、実際の所最近は回を重ねるごとに出場者のLvやスキルは低下していってるそうなのです。

ランカーと呼ばれる人達のほとんどはすでに上に移行しちゃって、下に残ってるのは無課金の人がほとんど、つまり・・・飛びぬけて強い人はいなくなってってるそうです。

前回の大会優勝PTももういないそうですし・・・・・過疎ってきてるのかなぁ?


決勝戦は、開始早々にあたしを除く5人の集中攻撃で相手PTのヒーラーが消滅、あとはもうこっちの展開です。

相手もあたしを狙ってきたんですけど、エンジェルリングに阻まれて攻撃が当たらない、その間に次々とこちらは相手を倒していきました。途中、流石に相手も意地を見せて?まりすさんと楓さんが連続攻撃をうけて、あたしが攻撃されて慌ててた為に二人に回復が間に合わなくって退場・・・・あたしがもっと周りを見てればって思います;;


「くそ~~、沈黙かよ!舐めやがって!!!」


敵剣士ソードマンさんが執拗に攻撃をしてくるんですけど・・・・こっちは必死で会話チャットなんて打つ暇なんてないですよ!なんでみんな平気で打てるんですか?!


うわ~~ん、エンジェルリングが点滅始めた~~><


攻撃を受けすぎて、頼みの綱のエンジェルリングが消滅間じかです!


あぅぅ・・・でも今まで良く持ったほうですよね?


あたしは、スネアで敵剣士ソードマンさんを足を止めして離れようとしたのですが・・・レジスト(抵抗)!!!


うそ~~~もたないよ~~~~


その瞬間、エンジェルリングが消滅しました!


きゃ~~~HPが、HPが!!!


内心、すっごい焦りながらあたしは必死で自分にヒールを連続します。もうMPがどんどん減ります!!!


すると、目の前から突然敵剣士さんが消滅しました!


ん?っと?


あぁコジロウさんが引っ張ってくれました♪


後は、トモエさんのラッシュ、エリィさんの魔法が次々決まって、もう一方的に蛸殴り状態です・・・悲惨です・・・・


敵剣士ソードマンさんのHPが消滅して、優勝案内が流れました!


”Congratulation!!!”

”優勝PT キュアちゃんを社会復帰させようPT!!!”


あぅぅ・・・あたしは試合で勝つたびに心の中で泣いています・・・酷いネーミングです・・・相変わらずみんな酷い・・・


「おつかれ~~優勝おめめ~~」

「おつつ~~、おめでと~~^^」

「やったね~~優勝><」

「うん、優勝!!!!」

「わ~~~い、ゆ・う・しょ・う・だ~~~www」


うん、でも嬉しいですよね!なんっていったって優勝ですから!


「おつかれさまでした~&ありがと~」


あたしもまさか優勝出来るなんて思ってもいなかったです!

でも、だからこそ優勝は嬉しいです。


そして、試合終了後の待機時間が終了して、闘技場の外へと自動転送されました。


◆◆◆


闘技場の前に転送されると、周りに大勢の人があつまっていました。


うわ~~、相変わらず凄い人・・・これで過疎はないような気がするけどなぁ


すると、あたしの周りに大勢の人があつまってきました。


なんだろ???


「あぁ、キュアちゃんってフレンドとギルド以外の囁きやチャット拒否にしてたっけ?」


「あ、はい。みんなのログが見えなくなりますし」


「まぁその方がいいですねw」


「だなぁwww」


どうやら、周りの人たちはあたしに話しかけてきてるみたいです。


ど、どうしよう・・・エリアチャットの設定フリーにしたほうがいいのかなぁ・・・


あたしが悩んでいると、とりあえずギルドに飛ぶのでゲートに乗ってってエリィさんの指示がきました。あたしは、逃げるようにエリィさんの出した転送ゲートに飛び込みましたよ!!!


「あ、マスターおめでと~~~」

「おめめ~~~」

「これでみんな次の大会まで称号持ちですね~」

「1ヶ月間の期限付きwww」


ギルドに戻るとギルドメンバーの人たちが一様にお祝いを告げてきてくれます。

あぁ、何かこういうのっていいですよね~~


「ありがと~~楽勝でしたね~~www」


トモエさんは笑いながら?答えてますけど、結構ギリギリだったような?

そう思ってるのはあたしだけなんでしょうか?


「いやぁ、まぁ勝ったから言えることですけどねw」


うん、相変わらずまりすさんは謙虚ですね、でも、勝てば官軍っていいますものね!


みんなで祝勝会っぽい感じで雑談をしていると、また、突然にバハムートさんが出現しました!


「みなさん、おめでとうございます」


バハムートさんのお祝いのお言葉に対して、みんなは


「GM!突然出てくるの禁止!」

「まじ突然龍が出るのはびびるってw」

「KYですよね~」


などとみんな辛らつですね・・・ちょっとバハムートさんが可愛そうですね・・・


「いやぁ、申し訳ない。一応みなさん全員の意向をいただきましたので、本日契約書を送付させていただいた旨、お伝えしておこうかと」


そうなのです、先日のDOORの件ですが、昨日みんなで打ち合わせた結果みんな揃ってやってみようって話になったんです。それで、今日大会前に全員でバハムートさんにDOORのテストプレイヤー承諾のメールを送付したのです。

でも、契約書をもう送付って・・・早すぎないですか???


「あ、そういえばキュアちゃん、新しい家はどこにしたの?」


トモエさんの質問に、あたしは悩んだ末に決定したの名前を伝えました。


「えっと、最初は愛着のあるコルトの森のそばの街にしようと思ったんですけど、イベントなんかで人が増えるかも?って気がついて、ラルク村にしました」


あたしの発表に、みんなの反応が・・・・・ないです・・・・


「えっと・・・どこ?」

「しらんなぁ、覚えがないぞ」

「うん、聞いたことない」


みんなの散々な反応に凹んでいるとバハムートさんが説明してくれました。


「えっと、エルフで始めたときの始まりの村から北へいった所にある村ですね、みなさんも配達クエストなどで行ったことがあると思いますよ?」


「あぁ~~~・・・・わかんないw」

「まぁキュアリーさんですしねぇ・・・・・」

「また、マイナーな所を・・・・さすがキュアリーさん」

「ですねぇ、わたしも、他のスタッフもメールいただいた時それどこ?って感じでした」

「さすがキュアちゃん!」


「酷!GMも酷!」


あたしの発言にみんな爆笑しています。うん、だって(爆)とか(爆笑)って打ってるもの!

相変わらずみんな酷いです、すっごい悩んだのに・・・・


「では、とりあえず来週中には契約書を発送いただければ嬉しいです。ご不明な点は資料の中に問い合わせ先が出ていますので」


バハムートさんは簡単な説明を終えてログアウトされました。


「いやぁしかし、楽しみですね」

「まぁ契約書みてみてだけどね~」

「内容によってはうちの親許してくれないかもなぁ」

「まぁねぇ、俺、今のMMOよりは時間制限あるからって説得してるw」


でも、みんなはやく上に行って見たいって感じが溢れてます。

だからあたしは・・・申し込みはしたけど、まだ本当にVRをはじめるかを悩んでいる事は言えませんでした・・・

お気に入りに入れて下さってる方が少しずつ増えてすっごい嬉しいです><


ありがとうございます><


出来るだけ毎日、少しずつでも更新していけたらいいなぁって思う今日この頃です・・・

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