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今までの所々で名前間違えたり、文字間違えたりして訂正いれてます。
頭の中を文字にするのって大変ですね・・・
うわ~~、まずいです、まずいです!
内心で焦りながらやっとPCの電源を入れます。
普通なら家に帰って、学校の宿題、ちょっとだけ予習復習をしてPCの電源を入れるのはだいたいPM7:00頃。
それなのに、今日に限って宿題が3教科重なって思いの他時間がかかってしまいました・・・・。
部活動は特にやってないし、学校から家までは比較的近いので、いつも4時半には家に帰ってるのに!
画面が起動して、一応まずメールのチェック。
特に、急ぎのメールは来てないですね。よし、異界の扉を起動!
INしたとたんにギルチャでお呼び出し!!!
昨日、ギルドに加盟したあと、今度の大会までは、とりあえずそのまま加盟しとくっていう事になったのです。
フレンド登録も、とりあえず今度PTを組ませていただく5名をフレンド登録しました。おかげでフレンド数16名に!(PTのうち1名はトモエさんなので4名増!)
「キュアちゃん、こんばんわ~」
「こんばんわ~」
トモエさんからの早速のご挨拶が><
「遅れてごめんなさい~」
「平気平気、気にしなくて良いよ~。キュアちゃんはまだ塔だよね?」
「はい、準備は出来てるのですぐそっちに向かいます!」
あたしは、急いで転移しようとしたのですが、トモエさんから待ったがかかりました。
「今、みんなで何処に狩りに行くか話してて、そこそこ強くないと意味がないから煉獄あたりにしようかと、だから煉獄の入り口にきてくれる?」
煉獄っていうのは王都の西にあるピラル火山の事です。常に溶岩が流れてて、まさに煉獄って名前の通りの所です。常時HP減少の地形効果があるのですけど、装備しだいではまったく問題にならなくなります。たとえば氷結系アクセサリーなどは耐熱効果HP減少無効にできます。
上級者向けの狩場ですね~、PT連携すらできてないのに最初っからそこ行きますか!って気分です。
「キュアちゃん、耐熱防具あるよね?」
「はい、一応もってますよ、でも、煉獄入り口ってどこです?」
自慢じゃないですけど、煉獄に行ったのなんて2年以上前です。その後のアップデートでどうなったかも知らないですし、迷子になる自信はあります!
「あ~~~、入り口わかんないかぁ、それなら1番近いホルン村の北門でまってて、ちなみに、本当に一応だけど王都の北門のところの衛兵から直接ホルンに飛べるからね!」
「えっ!・・・・・あ、ありがと~~~~」
「・・・・キュアちゃん・・・・まさか王都から走る気だった?」
「えっと・・・・・てへっ」
「てへじゃない~~~!!!」
トモエさんとワイワイしながらも王都へ転移しました。
その後、無事北門からホルンへ移動。みんなと無事合流できました!!!あたし偉い!!!
◆◆◆
北門から煉獄へ向けて出発。道がよくわからないのでこっそりトモエさんを追尾登録して、楽をしてたら・・・・すぐにバレて怒られた・・・あぅぅ
「キュアちゃんってプロテクションとかもってる?」
プロテクションは防御ステータスUPのスキルです。この異界の扉では、スキルはLvが上がると効果もあがっていくので、ある意味使い込んでいるスキルのほうが有効なんですよね。効果の高いスキルを持ってても使い込まないとあんまり意味無いのです。
「はい、基本スキルですし。あと、障壁とかもありますよ?」
「ああ、しまったな。まずはキュアリーさんの所持スキルを確認しとかないとだった」
コジロウさんにとっては回復役のスキルを把握しないと壁なんてできないですよね。あたしもいままでソロってたからうっかりしてました。
「あ、回復系基本スキルはみんな持ってますよ。広域回復系も持ってます。ヒールとラージヒール、エリアヒールもあるので、とりあえずコジロウさんは死なせないようにがんばります!」
「異常回復系も一通りある?」
「はい、一通りあります。」
「それなら問題ないか。一応ベテラン組みだし、煉獄ならそうそう問題ないでしょう」
「では、とりあえずキュアちゃんを現世に戻そうPT再度出発!」
「!!!!何そのネーミング!!!!」
◆◆◆
「意外というか、予想通りといいますか・・・・ぜんぜん問題ないじゃん!」
戦闘が終了して、みんなでドロップを拾いながらトモエさんが言いました。
煉獄に着くまでに数回、煉獄に到着して、そのまま最奥へと進みながら戦闘を続けています。
さすがにみなさん慣れていて、サクサクとMOBを狩って行きます。回復もまったく問題なく出来てます。ソロだと必死なんですけど、PTはやっぱり凄いなぁ。
「そうですね、予想以上にキュアリーさんの回復スキルの値が高いですしもっと負荷をかけないと練習になりませんね」
「あ、それは俺も思った。俺だけ回復で他のドタバタまったくないじゃん。これだと練習にならんねぇ」
「わたしもそう思います。いっそのことフリーゾーンにでもいきます?」
魔剣士のまりすさん、盾のコジロウさん、マジシャンのエリィさんが思い思いの発言をしてくれます。っていうか負荷って・・・
「う~ん、キュアちゃんにもっと地獄をってところなのよねぇ」
「・・・・・・・・・」
頑張ってるのに、評価されないっていうか評価されすぎ?で、酷い目にあいそうです。少しずつ昔の感じを思い出してきてはいるんですけど、まだまだ死なせちゃわないか不安いっぱいでいるのに・・・。
ちなみにフリーゾーンっていうのはPVP(プレイヤーvsプレイヤー)のエリアの事です。
「でもマスター、フリーゾーンはお勧めしません。大会前に他のプレイヤーに情報を流す事になりますから。下手すると欠点とか見つけられてしまいます」
アサシンキャラの楓さんが冷静なご意見をくださいます。でも、みんな色々考えてるんですね。あたしは流されてるだけです。相変わらず協調性0ですね・・・・。
「よし、こうなったら最奥のBOSSでも狩るか!」
「え~~~~あれって、PTじゃなくてF推薦のBOSSじゃなかった?」
あたしはあまりの無謀さにびっくり!!!フォースっていうのはPT4個あわせて作るのです。だから1PT6名×4で合計24名。それをたった6名でって何を考えてるんですか!!!
「まぁ中Lvのダンジョンですし、妥当ですね」
「うん、妥当だね」
あぅあぅ、みんな変です!普通じゃないです!ってあたしが慌ててる間に、またもや勝手に決定してしまいました。
スパルタは流行じゃないですよ、不慣れな回復連れて無謀すぎますって言ってもぜんぜんダメなのです。
・・・・あたしの人権はどこにあるのですか!って言ったらまりすさんが・・・
「民主主義です!(笑)」
って返されました・・・みんな酷いです!
誤字のご指摘ありがとうございます~訂正しました。