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今後はこのくらいの文章を少しずつ投稿していくつもりです。
出来るだけこまめに!
誤字のご指摘ありがとうございます。
変更しました。
トモエさんに呼ばれて、急いで推定淑女ギルドへと向かいました。
ここ最近ではありえないペースで王都に来ていますね。
「お邪魔します~」
推定淑女ギルドの商館へ入ったら、あらまぁ人がいっぱいいましたよ。
ギルドメンバー全員あつめたのかしら?
「トモエさんどこ~~」
「あ、キュアさん一時的でいいのでギルドに加盟して~、メンバー以外入館不可にしたいから」
うんっと・・・ちょっと悩んだけど、とりあえずカウンターで入会申請をしました。こないだみたいなの嫌だし・・・・。
入会許可が下りたとたん、ログがえらい事になりました。
「キュアさん、こんばんわ~はじめまして~」
「おぉ~~はじめまして~お噂はお聞きしています」
「はじめまして~」
など、皆さんのご挨拶でログが流れます・・・・うわぁ~すごいです。
すると、画面いっぱいに巨大な文字で
「静かにしなさい!!!」
って、思わずモニター画面から仰け反りましたよ!
ログのスクロールが止まって、やっとトモエさんからの発言が見えました。
「ごめんね~急に呼び出しちゃって」
「いえいえ~、でも何かあったんですか?掲示板にって」
とりあえず現状何が起きてるのかを把握したいです。
「えっとね、簡単に言うと掲示板にキュアちゃんの事が話題になったのが発端なの」
「え?あたしが話題にです???」
おかしいなぁ、話題になるようなことあったっけ?
あたしが、首をかしげて画面をみていると、竜族キャラの人がやってきました。
「わたしが、説明しましょう、マスターよりは適任でしょうからw」
「あ、まりす!お願い~」
トモエさんによるともう1名のサブマスターさんらしいです。
「先日は金床と金槌をありがとうございました。大事にさせていただきます」
「あ、鍛冶師上げされてる方ですか?」
「はい、で、真に申し訳ないのですが、その際にたまたまいたドワーフを覚えていますか?」
「あ、あの失礼なドワーフさんですね?あの後、あたしの住んでる場所の傍にも現れて、追い出してやりましたw」
「はい、問題はあのドワーフだったんです。あの場にいたため、キュアさんが称号持ち、武器製造スキルLv50である事、そして、金床と金槌を貰えなかった悔しさなどを掲示板に投稿したんです。しかも、相当に内容を捏造して・・・」
あぁ、そういう事かぁ、でも、あたしは別に他の人と関わらないしって考えていると
「更には、掲示板で貴方の名前を出しているんですが、貴方を見知ってるものが掲示板に誰もいないっといった状況で都市伝説扱いされたんですが・・・。それで、逆上して更にっという感じであっという間に炎上、その後、貴方を探し出せっていう気運が高まっりました。そして、貴方を探して貴方の住む森にたまたま行った彼が強制的に移動された。これが又掲示板できっと何かあるに違いないと発言、その後、森の奥には塔が見える!これは隠しダンジョンか?などと別で掲示板で騒ぎが起こりました」
あたしが呆然と話を聴いていると
「まぁ、簡単に説明するとこんな感じなの」
トモエさんが話を引き継いで説明してくれる。
「あの馬鹿、うちのギルドの名前まで実名で出してくれるものだから、変に野良PTなんか組むともう質問攻め、相手によっては武器作ってくれだのでまともに野良にも入れなくなってて」
「あぅ、ごめんなさい・・・・」
「あ、違うって!キュアちゃんを責めてるんじゃないの!ただ、運営にもなんか色々問い合わせが入ってたりで、キュアちゃんにも説明しないとまずいんでは?ってギルド内で状況説明をした時に話がでたの。ただ、今キュアちゃんの塔の周りって凄い数の人がうろついてるから、名前が知れ渡っちゃってるから街に来てもらうのも危険だけど、あそこよりましかなって」
うわぁ、知らない間にえらい事になってるわ、でも、トモエさん達に迷惑かけれないし、どうしよう。
あたしが悩んでいると、トモエさんが突拍子もない事を言い出したの。
「そこで、もうこうなったらキュアさんを大々的に知らしめてやろうかってw」
「・・・え?なんで・・・そうなるの?」
あたしの思考の斜め上?あれ?斜め下?、とにかく発想もしない事をトモエさんが言い出したの。
「ほら、丁度今週末に武闘大会あるじゃん、で、キュアちゃんと、うちの主力で出場して優勝しちゃえって事になってw」
「いえ、その、聞いてないですよ?そんな話!っていうか本人不在でそんな結論出さないでください!」
あたしは抗議の声をあげるんですけど
「だって、面倒じゃんwそれに楽しくなりそうだし!」
うわぁ~言い切りましたよこの人!
「あ、ほら、あたしが掲示板で『あ、無理!』説明をって」
あたしの発言にトモエさんがバッサリと無理発言を!
「キュアちゃんでは掲示板の相手は無理!キュアちゃん対人スキル低そうだし!」
「酷!」
「それに、何言っても無理だって、キュアちゃんMMOヒッキーだし!」
「もっと酷!」
結局、あたしは押し切られる形で週末の武闘大会への参加をさせられることになりました。あぅ泣けます・・・
◆◆◆
その後、塔に戻って装備の確認。
PTプレイなんか2年近くやったことが無いって言ったら、大会までの2日間でPTプレイの練習をするって事になっちゃった・・・・回復支援担当ってPTプレイ慣れてないと、あっという間に全滅しちゃうから。
リアルでパソコン用マウスは12ボタン付きを大分前に買って使ってます。
でも、まずソロだとそこまで酷使すること無いから、こっちの操作も覚えないとってちょこちょことマウスボタンの割り当てをいじってみました。
その後、ショートカットのファンクション登録をしてたら、あっという間に1時になっちゃっいました。
そろそろ寝ないと明日に響くなぁ・・・
そう思って、ログアウトをしてPCの電源を切ります。
でも、布団に入ってから、今日1日の出来事を思い出して、やっぱり頬が緩みます。
大変だなぁ、責任あるしなぁ・・・、でも楽しかったなぁ・・・
ずっとソロでやって来た事を、別に悔やんでるわけじゃないし、以前にギルドに加盟していたことはある。でも、生活のリズムと、MMOの考え方が合わなくてやめてしまった。
それ以来ずっとソロでやってきたけど、みんなでワイワイする事が嫌いなわけじゃない。
そんな事をつらつらと考えながら、何時の間にか眠りにつきました。
やっと、少しお話が進んだかな?
一応予定している異世界への旅立ちへの入口は・・・・まだ見えてきませんねぇ・・・
誤字訂正しました~ご指摘ありがとうございます。