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3-2:続、賑やかな訪問者

書いている時間があんまり取れませんでした。

もう少しドタバタさせるつもりだったんですけど・・・・


とりあえずユパさん正式名はもう少し長いのですけど、某有名アニメから取ったのではないですよ!にもう少し苦労させようとしてるのですけど、思いのほかあっさり・・・・むぅ・・・あとでもっと・・・

あたしは、ハルカさんと連れ立って村の門をくぐりました。門の付近には村の人が何人かこちらを遠巻きに見ています。この人達は恐らくあたし達が囲まれたのを見ていたんじゃないのかなぁって思えてきてちょっと悲しくなりました。

でも、しょうがないのかもしれないです。だってカイルは村長さんの孫ですし、村でカイルに意見できる人は限られてますし・・・・あたしが、その人達のほうを向くと、みんな顔を背けて足早にどこかへ行ってしまいました。


「むぅ、何か嫌な感じだね、あたしはこういう雰囲気は嫌いだな!」


「はい、でもさっきのカイルは村長さんのお孫さんですし、村の若い男達数名でいっつも集まってて怖いですからみんな逆らえないです。それと、あたし達姉妹も村の出身ってわけじゃないので・・・」


「ふむふむ・・・・要はその村長を絞めればいいの?」


「あ、ダメです!村長さんはすっごく良い人なんです!」


「う~~、でも孫もまともに扱えないなんて駄目じゃん!」


ハルカさんはバッサリと切って捨てます。・・・・あたしも、もしかしたらそうかなぁって思っちゃう所もあって、つい黙り込んじゃいました。でも村長さんは優しくて好きなんですよ!


ハルカさんとユパさんを連れ立って村の広場に来たとき、村の商店から二人の人が出てきて、こちらに気がついて走ってきました。


「「団長!」」


「あ、エリーティア、この子に治癒掛けてあげて」


「は?また団長何かやったんですか?子供に暴力はちょっと・・・・」


こっちへ帰ってきたフードを纏った女性が、ハルカさんに咎めるような視線を送っています。


「あ、違います!ハルカさんには助けていただいたんです!」


あたしは焦って弁明をしていると


「エリ?あなたはあたしをどういう目でいつもみてるのかなぁ?・・・・ふふふ・・・あとでじっくり聞かせてね」


なんかすっごい怖い気配が湧き出てきます・・・・・


「あ、えっと・・・・治癒ですね!さっさと治しちゃいましょうね・・・ヒール!」


あたしは、何か暖かい空気に覆われたように感じて、次に痛みのあった頬から少しずつ痛みが消えていきました。


「あ、ありがとうございます」


「うんうん、どういたしまして!」


「な、なんで団長えらっそうに言うんですか!治したのはあたしなのに!」


「ふ・・・エリは今日はあたしへの無償奉仕帰還延長が決まったから?」


「無償奉仕!っていうか延長ってなんですか!あたしいつから無償なの?!」


(えっと・・・・なんか・・・変な人達?)


あたしが、そんな眼差しでつい眺めていると、ユパさんが咳払いをしました。


「団長、エリーティア、漫才はそこまでにして、ところで買い物は済んだんですか?」


「あ、それなんです!デュラン、ほら、出して!」


そういうと、後ろにいた物静かな感じのあたしとそんなに年も変わらないくらいの男の子が、持っている袋を開いて中を見せました。


(あ、お野菜だ、お肉もある)


あたしは袋いっぱいの野菜と、お肉をつい羨ましそうに眺めました。そうしたら、ハルカさんから思ってもいない言葉が聞かれました。


「うわぁ・・・・何この貧相なの、もっと瑞々しい野菜とかなかったの?」


「ええ、どうやらここら辺ではこれが普通みたいですね」


(あ、この男の子声も若いなぁ・・・同い年くらいかなぁ・・・)


あたしの視線に気がついたのか、男の子はこっちをキョトンっと見て、そしてニッコリ笑いました。

あたしは、顔を真っ赤にして、咄嗟に俯きました。


「へっへっへ・・・・デュラン?ウブな女の子を誑かすとは不届きですねぇ・・・」

「普段はボ~~っとしてるくせに、こんなときだけは・・・・くっ・・・若さか!」

「はぁ・・・・・」


ハルカさんと、エリーティアさんが何か訳の解らない事を言って、後ろでユパさんがため息をついています。えっと・・・・ユパさんって・・・苦労してそう・・・


「ふ、僕だってやるときはやるんです!」


「いや、デュラン・・・それなんか違うから・・・・」


ユパさんがデュランさんの肩を叩いてなんか疲れた顔をしています。


「まぁ冗談はおいといて、エイーティア?これじゃぁお土産に向かないよね?っていうか美味しいご飯が・・・・・」


「あの・・・団長?これお土産だったんですか?」


「うん、キュアリーちゃん料理上手だから、もし本人だったらお土産にしようかなって」


「違ったら?」


「あたしらの旅の食料!」


なんかどっとみなさん疲れた顔をしています。


「あの・・団長・・・お土産でキュアリーさんに料理作らせるつもりだったんですか?」


「もちよ!だってあんた達考えてごらん?リアル女子高生の手料理よ!貴重よ!」


「「「はぁ・・・・・」」」


みなさんため息をついています。でも女子高生ってなんでしょう?


その後、なんかレアだとか癒しだとか何か騒いでいるハルカさんを、時間がないですってみんなが引っ張るような感じで歩き始めました。


「く・・・覚えてろよ・・・お前達・・・」


何かハルカさんが怖いですけど・・・・・


ルカはなぜかユパさんが手を繋いで歩いています。あんまり人見知りしない子ではあるんですけど、いつの間にか仲良くなってました・・・・


「ロリ疑惑発覚ですねぇ・・・・」

「うん、やばいね・・・これは通報せねば・・・・」

「し、知らなかった・・・副団長にそんな趣味が・・・・」


みなさん先ほどの騒ぎをすっかり忘れてなにやら囁きあってます。でも・・・ロリってなんでしょう?


そんな感じで、なんとか家にたどり着きました。結界があるみたいなので、みんなに注意して、あたしはルカを連れて先に家に入りました。


すると・・・家に入ったとたんすっごい甘い匂いが家中に溢れていました。

そして、机の上をみると、見たこともない食べ物がいっぱい乗ってました!!!


「「うわぁ~~~~」」


あたし達は、夢のような素晴らしい景色に、思わず感嘆の声をあげました。


「あら?サラちゃん、ルカちゃんお帰りなさい。聞いていたより早かったね~」


キュアリーさんが、何か頭の上に白い長い帽子を被って、白いエプロンをして台所からこっちに歩いてきました。そして、甘い香りを放つ白くて丸い食べ物を両手にもって笑いかけていました。


うわ~~今回誤字が多かったです。ご指摘ありがとうございます。

訂正しました。

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