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次話投稿のテストを兼ねてます。なのでちょっと文章は少なめです。
って・・・前書きで書くことでしょうか?
「えっと、ところでトモエさん、さっきのお話の続きなんですが・・・・」
「ん?なんだっけ?」
あら、メインの話題のはずなのに忘れちゃってる?
「武器製作Lv25の人はいるんですよね?」
「うん、いるよ?」
「それなら、ミスリルの金床と金槌を差し上げますので、その人に作ってもらってください。その方がLv上げも出来て良いと思うので^^」
「え!でも高いよ!買えないよ!」
驚くトモエさんに、あたしはトレード依頼をだしながら道具袋のアイテムを選択・・・・これと、これ・・・
「Lv上げの時に結構作ったので、あまってるから進呈します」
「あ、ありがとう・・・・・でも悪いなぁ・・・・。うわ!2個も!」
「2名みえるとの事ですから。平気です、お金あっても使いませんし、お金は無しでw」
トモエさんがトレード欄にお金を入力し始めたのでこれを阻止!
しきりに感謝されながらトレード終了です。
「それでは、また『まった!』どこかで・・・ん?」
なんか知らないっていうか、基本的にトモエさん以外は知らない人ばかりなんですけどね~、傍にいたドワーフさんが会話に割り込んできました。
ギルド会館の中だから、トモエさんのギルドの人かな?
あたしは、そんな事を思いながら、そのドワーフの人を見ると、
「なぁ、俺にも金床と金槌くれよ!」
んっと・・・・何でしょうこの人!初対面なのにこのずうずうしさ。あんまり人付き合いが得意ではないあたしはちょっと気分を害して、なんと返事をしていいか黙り込みました。
トモエさんのギルドの人かなぁ、でもあんまり好きになれそうにないなぁ、どうしようかなぁ
そんな事をぐるぐる考えていると、
「あんた誰?なんでここにいるの?」
トモエさんがそのドワーフさんに話し掛けてます。
って・・・トモエさんのこの反応からこの人が推定淑女ギルドの人ではないってことが判ります。
「ん?ギルド販売の商品を見てたら会話が聞こえてきた。で、俺も武器製造上げてるから金床と金槌あれば楽だなって思ってさ」
ギルド会館を所有しているギルドは、自分のギルド会館で商品を販売することが出来るんです。
基本的には、未だに露天の方がメインなんですけど、それでも時々ですけどすっごい掘り出し物があったりして、ギルド会館を回る人がいるんですよね。
それにしても、この人って初対面の人に対してこの発言ですか!ある意味すごいね~。
「はぁ?あんた失礼じゃない?初対面でその態度ってありえないんだけど」
トモエさんの発言をキッカケにログが凄い勢いで荒れます。
周りのギルドメンバーが何言ってるのおまえ的な発言をそのドワーフに言っているのですけど、うん会話がなりたってないね。なんか余分にあるんだからケチケチするなみたいな事言ってます。
あたしに向かっても、その人は何か言っているようです。
でも、とりあえず無視!空気ですよ空気!関わらないに越したことないです。
あたしは会話設定を囁きに切替えてトモエさんに帰る旨を伝えました。
「ごめんね~、何か最後に変なのがまじって」
「いいよ~久しぶりに人と会話して楽しかったw」
「キュアさん、あんまり一人で篭ってないでもう少し周りと遊びなよ!それに、いつまでも一人でいないでどっかギルド入るとか。うちに入会してくれるなら大歓迎だからね!」
「ありがと~、またその気になったら声かけさせていただきます^^」
あたしはホーム帰還スキルのゴーホームをクリックしました。
「あああ~~、何処へいくんだ!」
実質1時間ほどの久しぶりの街でした。掲示板にあるように寂れてきている感じはあんまりなかったなぁ・・・・でも、最後のほうでドッと疲れたかも・・・
ログを見ると、あのドワーフの発言が残っています。でも、見るのも嫌だし、今日はこのまま落ちて寝よう。
そう思ったとき、また囁きチャットの音が聞こえてきました。
ん?誰だろう?
そう思って見ると、なんと!さっきのドワーフからです。ログの名前を見てチャットしてきたようです。
「おい、勝手にいなくなるなよ、ケチケチせずに金槌と金床くれ!」
なんて事が書かれています。ありえないですよね・・・・
あたしは、急いでシステム画面から設定変更を選んで、この人をブラックリスト登録にします。
はぁ・・・なんかほんとに疲れた・・・そう思いながら、今度は本当にログアウトしました。
◆◆◆
トモエさんのギルドにお邪魔してからリアルで1週間が過ぎました。
あたしは、今日は今日とていつも通りに塔の屋上畑?にお水をあげていた。
う~~ん、そろそろトマトがいいかな?
赤く色付いてきたトマトをクリックして1個もいでみました。
(トマト+1 HP50回復 料理用材料)
うん、上等上等♪やっぱりNPCで買うより、栽培で育てたほうが良いものが出来るみたいです。
現実だと、ありえないですけどね。
あたしは、赤くなっているトマトを1個1個クリックしていきます。
そして、収穫したトマトを眺めながら、何の料理を作るか思案をしました。
ミートスパにしようかな?それともスープハンバーグ?
ミートスパだとSTR、AGI補正で、スープハンバーグだとSTRとVIT補正だったっけ?
手元にこのゲームの生産アイテムを表にした紙を取り出してきて確認します。
その時、警告音と共に、モニター画面の右上に赤い文字で警告マークの表示が出てきました。
えっと・・・これ何だっけ?
とりあえず警告マークをクリックすると、結界内侵入者有りって表示が出ました。
おや?誰か遊びにきたのかな?でも何にも連絡がなかったけど・・・
そう思って、あたしはエリア内のキャラクターを表示させると・・・よりにもよってこないだのドワーフの名前が現れました。
うわ~~、こないだの失礼なドワーフ!なんでここが判ったんだろ・・・
はっきり言って、あたしはあの手の人は苦手です。会いたくありません。対人関係が得意なら、隠者なんて称号貰いませんよ!っという事で、塔の設定を変更します!
塔の中央においてある水晶でクリックします。これ、マイホームの各種設定を行えるんですよ。
えっと、フレンド以外立入り禁止っと。うん、これでいいかな?
所有敷地内のユーザー名を確認します。でも、表示は無しでした!うん、よかった♪
でも、なんでここが判ったのかな?
あたしは、気になったので1番心当たりのあるトモエさんに囁きを送ってみました。
「トモエさん、いまいい?」
「あ、キュアちゃん先日ぶり!どうしたの?」
「あのね、今、こないだの変なドワーフさんがうちの傍に現れたの」
「うち?あ、あぁキュアちゃん所有の塔の周辺にってこと?」
「ですです、で、なんでここが判ったのかな?って気になって・・・」
「う~ん、別にこないだの会話でキュアちゃんの塔を特定できる情報はなかったよね?」
「はい、特に話をした記憶はないです、そういえばあの後どうでした?」
「あ、お礼言わないと!3回目にやっとサンドパイパー出来た♪3本作るのになんと見事に9本分の材料を消費しましたけどwww」
「あちゃちゃ、良かったのか、悪かったのか判断に難しい確立ですね^^;」
「まぁね~成功しないと経験値は入らないし、でも本人も喜んでたよ、おかげで金策も出来そうだしw」
「一応、更に2本のパイパー作って500kで仲間内に販売してたみたい、露天すると転売されそうだからね」
ここにドワーフさんが来た理由に見当がつかないまま雑談で会話が終わってしまいました。
◆◆◆
翌日、相変わらず塔でのんびりと料理を作っています。
調理スキルはもうカンストしてるんだけど、自分の畑で収穫した野菜を使った料理は別物です!
料理を作っても最近は消費自体は少ないのですけどね~
昔はそれはもう、料理を只管食べながら狩をしていました・・・・リアルであんなことしたら真ん丸になりますよ・・・・
そろそろ、お肉が減ってきたなぁ、狩にいかないとかな?
所持品欄を確認しながらそんな事を思いました。
あたしの生活は自給自足です!お肉は塔の周りでモンスターがドロップする材料を使っています。
道具も、近くで鉱石が採れるのでそれを加工していますし、特に誰かにオシャレ装備を見せる事もないので、自作の装備やモンスタードロップの装備をそのまま使っていますし。
すると、また囁きチャットの発信音が響きました。
ピロロ~ン、ピロロ~ン
「キュアちゃ~ん、いる?」
いるって・・・・INしてるのはフレンド一覧で見れると思うけどなぁw
お相手は、やっぱりトモエさんでした。トモエさんくらいしか心当たりもないのですけど><
「はい、いますよ?どうしました?」
「あのね、キュアちゃんの塔ってコルトの森の奥だったよね?」
「あ、はい。ですよ~来られます?」
「あ、違うの、で、キュアちゃん、今塔って何階建て?」
ん???? トモエさん何がききたいのかな?
あたしは、話の意図が読めなくて戸惑いながらも素直に回答しました。
「中は2階建てだよ?外観は・・・んっと・・・・9階建てだったかな?アップデートで許可されてる限界まで高くしたからwww」
「・・・・・色はもしかして黒?」
「あ、はい、よく知ってますね~白と悩んだんですけど、黒のほうがなんか雰囲気があるかなぁってw」
「・・・・・キュアちゃん、今掲示板でそこ未踏破ダンジョン扱いされてる・・・・」
「へ???」
トモエさんの発言にあたしの頭はフリーズしました・・・未踏破ダンジョン?なんで???
「とりあえず詳しく説明するから、うちのギルド会館においで!」
「は~~~い。」
なんかあたし以上にトモエさんの方が焦ってる?何が起きたんだろう???
同一文章内で文章追加テストをしてみました。
読み辛くてごめんなさい><
文字間違え訂正しました~