2-2:お部屋は綺麗にしましょうね
お題目でのお話更新の形になりますので、ちょっと短いお話になっちゃいました・・・
ちょっとだけ加筆しました。
とりあえず、落ち着いた?ところで、まず寝る所を確保です。サラちゃんに2階へ案内をしてもらいます。
「あ、あの・・・・」
サラちゃんは、まだ幾分と怯えた感じで恐る恐るあたしに声を掛けてきました。
「ん?」
「2階は一部屋しか使ってないんですけど・・・・寝室を使わせていただいていたので、すぐ移動します!」
「あぁ、別にいいよ。確か部屋の大きさはみんな同じだったはずだし」
「あ、でも・・・・ベットがあるし・・・・」
ふむ、ベットかぁ・・・・こっちって基本土足なのよね。だからベットは必需品ですね。
(あ、そういえば家に付いてるアイテムBOXってどうなってるんでしょう?塔で色々作ってたので、それが無事に移行されていれば問題ないはず?ベットも気分次第で何種類かつくったよねぇ・・・・それに、いざとなれば新しいのを作ればいいし)
「ねぇ、アイテムBOXってどこにあったっけ?」
「え?アイテムBOXですか?えっと、それはどういう物なのか・・・村には小さな雑貨屋さんしかないですけど、あとで聞いてきましょうか?」
う~~~ん、アイテムBOXもわからないかぁ・・・・あ!鍛冶用の炉とかと一緒に地下に作ったんだった。
「サラちゃん、ごめん、まず地下の作業場に連れてってくれる?」
「え?地下ですか?・・・地下はないですよ?」
ん?あれ?地下に作業場作ったはずだよね~、えっと・・・・あ、入口の前に棚がある・・・・
「う~~ん、これで塞がっちゃってるのねぇ、とりあえずどけましょうか」
あたしは地下への入口の前をド~~~ンと塞いでいる飾り棚をどかしました。
はい、扉は無事に発見出来ました!
「さぁ、下に行きましょうか・・・しばらく換気してないから空気は悪いかなぁ?でも、高炉の煙突も外にあるし、問題ないよね?」
うわ~~、うん、埃がすごかったです。何せ50年使われていなかったのですからねぇ・・・でも、そんな所まで運営の人拘らなくてもいいと思うなぁっていうかもっと他にやらなきゃいけない所ないの?
「これは失敗したなぁ・・・・窓が無いもの、換気を考えないと・・・・」
あたしの横でサラちゃんがケホケホと咳き込んでます・・・・うん、酷い埃ですね~。
「うん、とりあえず掃除しちゃいましょうか」
あたしは、浄化魔法を使って、部屋を綺麗にしようとしました。
この手の掃除は浄化魔法でいいのよね?うん、お約束だものね!
あたしは部屋の中に向かって下位の浄化魔法を唱えました・・・・すると・・・・浄化魔法から逃げるように部屋の隅から・・・・黒い生き物がカサカサと逃げ出してっていうかこっちに向かってきます!!!
「ふぎゃ~~~~~~~」
駄目です・・・黒い・・・Gは駄目なんです!!!あの、カサカサした動きも、気持ち悪い姿も、もう考えるのも、口に出すのも駄目です!っていうか運営!!!!あんたたちこんな生き物まで作るな~~~~~;;
「くるな~~~!さ、サンダーボルト!!!」
「ふぎゃ~~~ウインドアロー」
死にますよ!Gにもしひっつかれたらショック死しますよ!見たくないのに見てしまいます・・・うわ~~ん!
飛んでるよ~~右から、左からプワ~~ンって!!
何でこんなにいるの!!!
もう、頭の中は真っ白になりました。
・・・・気がつくと・・・・作業場はもうひっちゃかめっちゃかでした・・・・。高炉も作業台も、み~~んな壊れてしまってます・・・・うぅぅ、でもまだいるかもしれないですよね、あたしは部屋全体をシールドで包みました。そして・・・・・
「ファイアーストーム!」
部屋一面が真っ赤な炎に包まれ、椅子や机なども綺麗に燃やし尽くします。
「ふふふ・・・これでもうGどもも全滅してるわ・・・・・よね?」
あたしは、Gを殲滅できた喜びに震えています・・・・そして、そのまま後ろにいるサラちゃんを振り返りました・・・・ら?サラちゃんは真っ青な顔で怯えて震えていました。
「あ、サラちゃん、大丈夫よ?ほら、もうGは一匹残らず壊滅したわ!もう怖くないよ!」
うん、Gは怖いよね!一緒の部屋にいるってなったら殺すまで寝る事だってできないよね?
あたしは、サラちゃんを安心させる為、ニッコリ笑いかけました。
サラちゃんは、それはもう首が取れてしまうんじゃないかっていうくらい頷きましたよ。でも、心なしか部屋の中でなくあたしを見ているような?うん、気のせいかな?あたしは綺麗になった部屋に満足です。
うん、やっぱりお部屋のお掃除は大事ですよね、綺麗にしないと悪魔がくるもんね!
う~んと、オーソドックスな落ちですね~w
少しずつお気に入り登録数が上がっています。すっごく嬉しいです><
こまめに更新していくので、これからも、温かい目で(ここ肝心なのです!)ご愛顧ください。宜しくお願いします m(_ _)m
ちなみに・・・・キュアリーちゃんちょっとは周りに気をくばろうね!