ぼくのしょう来のゆめは、じゅん文学の人になることです
ぼくがじゅん文学の人になりたいと思ったきっかけは、じゅん文学の人のたんぺんしゅうがとてもおもしろかったからです。
さいきんテレビにも出ているイケメンの人です。お母さんはかおがタイプだから本を買ったそうです。みじかいお話ならぼくもよめるかと思いましたが、まだならっていないむずかしい言ばやかん字がたくさんあってこまりました。
でもお母さんがひとつひとつおしえてくれました。お母さんも分からない言ばはスマホでしらべてくれました。「お母さん、いろんな言ば知っててすごい!」とほめたら「べつにすごくないし! ママあたまわるいから、間ちがってても知らない! 次からはちゃんと自分でしらべてよね!」とまっ赤なかおで言っていました。お母さんはつんでれだと思いました。
このまえ、そのじゅん文学の人のサイン会に行きました。お母さんはじゅんばんがきても下をむいて、ずっともじもじもごもごしていました。ぼくは「しょう来じゅん文学の人になりたいのですが、どれくらいべんきょうしないといけませんか?」とたずねました。
じゅん文学の人は、にっこりわらって言いました。
「むずかしい言ばやかん字を知っておくのもたしかに大じだけど、いちばん大せつなのは自分の心の中にえがいた世かいをだれかにつたえようとする思いとゆう気だよ。それさえあれば、だれだってじゅん文学の人になれるんだ」
お母さんはいえにかえってから「中みまでイケメンとか神か……マジ一生おせる」とこうふんしていました。ぼくは、りっぱなじゅん文学の人になれるよう、これからもがんばります!