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ガルディシア帝国の興亡  作者: 酒精四十度
【第一章 ガルディシアと日本の接触編】
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1_06.第7艦隊旗艦アレンドルフ 午前6時

艦隊の被害は軽微だった。

朝になって改めて確認すると、駆逐艦の被害は2隻増えた。軽い接触程度だった為に艦隊の航行に支障は無かった。怪我人も30人程度だった為、快速駆逐艦ヴィヒタに負傷者を収容し、ガルディシアと州境にある旧エスグスト公国国の港トウランに送った。一連の作業を終え、グラーフェン中佐は溜息をついた。

出港して間もないというのに前途多難だ。


あの衝撃波と横波は、あの時以降発生していなかった。

一体何が原因なのだろう。


中央ロデニア海は相変わらず大荒れだ。我々ガルディシアよりもエウグストの連中の方が、あの海に詳しい。確かこの艦にも何人か水兵で乗り込んでいた筈だ。過去に事例が無いか、頻発する事なのか。後で、呼び出して聞いてみよう。


--

小さな島 午前6時


アイナは一睡も出来なかった。

あれから二度と彼に電話は繋がらなかった。

既読も付かない。警察に連絡したが、警察でも当該地域と連絡が取れなくなっているらしく、あちこちからの確認の電話でパンク状態となっていた。


一体何が起きているの?

テレビをつけると、地上波は映るものの衛星放送が映らなくなっていた。地上波では気象衛星と通信できなくなった為に予報が出来ないと大騒ぎになっていた。テレビを見てもここで起きている事は何も放送されない。

不安になって外を覗いても、相変わらず暴風雨が吹き荒れていた。

アイナは意を決して外に出る覚悟を決めた。

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