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嫉妬。

作者: 翠雨 魚

あなたは、自分の恋についてどう思いますか?


自分なりの嫉妬。を著してみたつもりです。文もぐちゃぐちゃで見てておかしいなと思うかもしれませんが、1000文字程度なので、最後まで見ていただけると嬉しいです。


ステージ上での最後のプログラムが終わり、文化祭はピークへと達していた。

最後の1年を楽しんだ者、最高の仲間と音楽を奏でた者、初めてのこの雰囲気に心踊らされた者。

一人一人違う思いを持ってこの大きなステージの前に立っていた。


僕も同じように。


盛り上がった雰囲気のままは皆は後夜祭のために移動を始める。

時間と人の流れの中で、ただ僕は1人の女の子に惹かれる。


真っ直ぐに伸ばしたサラサラの髪を下ろし、みんなで作ったお揃いのクラスTシャツを着こなし、誰よりも可愛く見えるあの子。


部活もクラスも一緒で、毎日一言は話し、LINEもする。2人で出かけたこともある。


脈アリなように見えて彼女には、他に好きな人がいると思う自分がいる。

怖くて話にも行けない自分が愚かで悲しくなる。


それでも、彼女は僕にとってのヒロインだった。

出会いがなくて、ちっぽけな僕にお菓子をくれた彼女が。いつだって笑顔を見せてくれる彼女が。

そんな、小さくて少し可愛げな2人の関係なんて誰も興味が無いだろう。


なんだか、悲しくなる。


友達に誘われ僕も後夜祭のバンドを見に行くことにした。

席に座り、辺りを見渡す。きっと、彼女も来てると思っていたから。

図星だった。後ろの方の席に座っていた。

しかし、僕が見つけたのは彼女だけでは無かった。

彼女と肩を並べるもう1人の影を。

同じクラスの男の子だった。


辛くて、辛くて、辛くて、この場から立ち去りたくなった。やっぱり付き合っていたんだと思う自分が嫌になり、その場で沈み込む。


やがて、幕が開き、色鮮やかな音色が聞こえてくる。

どの歌も僕の心に剣を刺してえぐりとっていく。


報われない自分。やっぱり僕は何でもなかったのだと思う劣等感。


辺りを回っているほのかな光があたる度に僕は意識的に目を逸らしてしまう。


彼女からも。この現実からも。


あの二人の環境が羨ましかった。自分も彼女とそうしていたかった。

自分の勘が冴えて腹が立つ。

決して、当たって欲しくは無かったのに。


そのまま時が流れ、後夜祭も終わった。

それから、彼女と話すことも無くなった。

ただ、僕が逃げただけ。臆病で何も出来ない僕が。

ここまで見ていただきありがとうございます!

こういう短編って結構、書いてて面白いんですよね笑笑

よければ次あげる時も見てください。

最後に、私が作る話は物語かもしれませんし、私小説かもしれません。あなたの想像のままに。

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