1: 進路希望に「異世界」と記入したら先生がセクシーな感じに
「ウ〜ン、異世界ねえ...」
担任のグラノーラ舞美先生が脚を組み替えながらうなった。
僕は眉間にしわをよせながら視線を舞美先生の太ももに追ったものだ。
「高校じゃダメなの?先生、高校に進学してくれると楽なんだけど」
「・・・」
「たおるくん!聞いてるの?」
「ハッ!!」
僕は舞美先生の甘ったるい声でようやく太ももから視線を離した。
要は我に返ったのだ!
そうだ、進路相談中だった。
舞美先生は「進路希望:異世界」と書かれた用紙を眺めている。
「ねえ、普通に高校に進学してよお、私立でも公立でもいいからさ」
「嫌です!」
「なんでだ!」
「僕は異世界に転生したいんです!」
「理由は!」
「やってらんないじゃないですか!僕らの世代に明るめの未来があると思いますか?やれ年金、やれ老老介護、やれ非婚率...」
「ウ〜ン…」
舞美先生は大きな胸を下から両手首で支えながらうなった。
僕は眉間にしわをよせながら視線を舞美先生の膨らんだ胸に追ったものだ。
「異世界転生はねえ、手続きが面倒なのよ」
「手続きくらい僕がやりますよ!」
「ほんと!?」
「その代わりおっぱい揉ませて!」
「なんだってんだよお前」
つづく
《character.1》
たおる...本作の主人公。中学三年生。「僕たちの世代は未来が暗い!だったら転生して楽しく暮らすぜ!!」が口癖。賛同者は少しだけいるっぽい。童貞。動物にはちょー優しい。
@slimejigoku
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