SS集
【開演】
樹「このタイミングでSS挟むのか?」
沙良「作者の気分転換らしいですよ」
アリー「まあタイミングとしてみると悪くない。魔界編1日目終了みたいだし」
ケン「えっ、大罪の過去とかここで話すんじゃねーのか?」
アリー「……ここで終わり。OK?」
ケン「……はい」
【流行りのアプリその1】
ケン「おい、最近桜がよく分かんねーゲーム始めたんだけど」
アリー「どんなの?」
ケン「何かモンスターをボールで捕まえて戦わせるゲームみたいなんだけど。社会現象になってるみたいだぜ」
サラ「それなら樹さんもこないだやってましたね」
アリー「……麻梨乃が時代の波に取り残されてるみたいだから急いで教えてくる」
ケン「あっおいアリー! ……行っちまった」
サラ「アプリの名前聞かないでどうするつもりなんでしょう?」
【流行りのアプリその2】
サラ「そういえばちょっと前に荒廃した惑星から文字を発信するって設定のゲームが流行ってましたよね」
ラミア「何だ藪から棒に」
サラ「いえ、樹さんがそんなゲームをやってたなあって」
ラミア「そんな終末感漂うゲームのどこが楽しいのだ?」
サラ「うーん、私もよく分かりませんけど、遊び方としてはそれをネタ的な発信ツールとして遊んだりするみたいです」
ラミア「人間の好みはよく分からん……あっ、捕まった」
サラ(あなたが樹さんから借りてるそれも人間の作ったゲームなんですけどね……)
【コイン当て】
マーラ「さて、これからあなたたちにはこのコイン当てをしてもらうわね。このコインの表には木、裏には建物のイラストが描いてあるわ。私が投げたコインがどちら向きに落ちるのかを当ててほしいの。手を開いたときに表になっている方が答え。どう、簡単でしょ?」
ケン「なるほど、運試しか。いいぜ」
樹「ちょっと待ってください。もしかしてイカサマとか考えてないですよね?」
マーラ「そんなわけ……」
(チャリン♪)
全員「……」
【おや、リモコンの様子が……】
沙良「大変です樹さん! リモコンがおかしくなりました!」
樹「またかよ……。何やったのか知らねーけど、ちょっとここで試してみろ」
沙良「はい。それがこの赤と緑のボタンを押すとですね……」
(~♪)
沙良「某ゲームの進化音が流れるようになりまして」
樹「何がどうなってそうなったんだよ」
【怖いもの】
アリー「ねえ、ケンがこの世で一番怖いなって思うのは何?」
ケン「……俺か? やっぱりベルフェゴール様かな。アリーは?」
アリー「誰にも言っちゃだめよ。実はコーラが一番怖いの」
ケン「コーラ? ははは、何だそう言ってくれれば出してやったのに。ほらよ」
アリー「ちょっと貸して!」
(ごくごくごくごく)
アリー「ああ怖かった」
ケン「……お前騙しやがったな。ただ飲みたかっただけだろ。じゃあ本当に怖いものは何なんだよ」
アリー「ここらでステーキが一枚怖い」
ケン「いい加減にしろ!」
【悪魔の姿】
樹「なあ、そういえばお前たちって人間に擬態できるわけだけどさ。その髪の毛とかって仕組みどうなってんだ? 悪魔の状態の時は髪の毛ないわけだろ?」
沙良「ああ、この髪の毛はかつらですよ」
樹「えっ!?」
沙良「まあ冗談ですけどね。本当のところは秘密ってことで」
樹「気になる……」
【ゼノとマーラ】
ゼノ「私に聞きたいことと言うのは何ですか?」
樹「いえ、前の暴食の試験の時にアシスト役としてマーラさんを選んだじゃないですか。どういう関係なのかなあって」
ゼノ「ああ、彼女との関係ですか。彼女は……」
マーラ「リンリンリーンリンリンリーンベルが鳴るー♪」
ゼノ「うるさいです黙っててください」
マーラ「いいじゃないクリスマスよ? ゼノがベルゼブブの名前を持てるようにってことで」
ゼノ「そういうのいいですから」
ゼノ「……秘密ってことにしといてください。はあ……」
樹(前に何があったんだろう……)
【ゼノとマーラその2】
樹「というわけでマーラさんにも聞きに来たんですけど」
マーラ「ふふふ、聞いちゃう?」
樹「……うーん、やっぱり聞かない方がいい気がしてきたので帰ります」
マーラ「あっ、ちょっと待ってよ樹君!」
【闇のゲーム】
サラ「さあ、ゲームの時間です。今からあなたたちにしてもらうのはかくれんぼ。ただし、あなたたちと私たちが互いに小さくなって部屋の中に隠れることが条件です。あなたたちが私を見つければあなたたちの勝ち、見つけられなければあなたたちの負けです」
樹「よし、そのゲーム乗ってやろうじゃねーか」
樹「勝った……」
沙良「あ、ちょ、ちょっと待ってください私に闇の扉が開かれるってあのセリフ言わせてくださいよ! あんなにかっこよく言ったのに結局負けちゃったら意味ないじゃないですか!」
樹「って言ったってお前本編でも負けてるじゃねーか」
【終演】
アリー「麻梨乃の出番がなかった」
ケン「おい桜の出番までなかったぞどういうことだ」
樹「今回は登場人物を絞ってSS書いたみたいだぜ」
サラ「それには別の理由もあるみたいですね」
アリー「仕方ないケンをサンドバッグにして我慢する」
ケン「俺の能力はそういうののためにあるんじゃねーよ!」




