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日本凍土ーロシアの滅亡ー  作者: さかなさかな
1/1

ロシアの滅亡

災害サスペンス小説です。

北極の氷山を研究している研究所(SAIU)で最近異常気象 が続いている。そのため日本の北極の気象に詳しい研究者である前野はロシアの首都モスクワ空港へ向かった。ロシアでは前代未聞の大雪のため、飛行機及び電車、バスさえも通らない。そのため車で片道1時間半かけてその研究所へ行った。研究所に着くと沢山の車が止めてある。中に入ると、奥から前野の後輩金井が出てきた。

[先生来てくれたんですか]と言いながら駆け足で来た。]

[状況はどうなんだ?]と訪ねた。しかし入口付近だったため吹雪の音でなにも聞こえない。

[詳しくは奥で説明します。] と言いながら中へ入って行った。

中はもっと混雑している。イスもほとんど開いていなかったが、金井が前野の分のイスも用意してくれたため、そこに座った。

それと同時にマイクを持った男性が話し始めた。

[今ロシアは 巨大な台風に襲われいる。この台風についての情報は少ないがこの台風これからどのように進んでいくかの計算はできている。]

するとスクリーンの台風が少しずつ動き始めた。

[早送りします]台風の速度が速くなった。

[北極海で発生した台風は北シベリア低地を通過後ベルホヤンクス山脈に激突して、そのままカムチャッカ半島に激突、その後、勢力を保ったまま日本列島に上陸します。]

スクリーンには北海道から九州をまっすぐに横断している台風が映っている。

[その後の台風の予測はできてません。]

前野は金井にこの事は日本は知っているのか?と訪ねた。金井は小声でこの情報は初公開です。と言った。つまり、ほとんどの日本人がこの状況を知らないということだ。前野は席を立った。金井はどうしたんですか?と訪ねた。

[今すぐ日本に帰る。このことを報告しなければならない]この天気のため携帯などは役に立たない。

[わかりました。僕はここに残ります。何かあったら連絡します。つながればですけど。]

前野は頷き、駆け足で外に走って行き、車の運転手にすぐ空港に行くように伝えた。

この大雪のためいつ空港が使えなくなるか分からないからだ。

空港に着くとすぐに飛行機にの乗りロシアを去った。



日本の台風の研究者をしている田宮はニュースに釘付けだった。北極の気象に詳しい研究者前野が驚くべき発言をしているからだ。

[日本にもうすぐ巨大な台風が激突します]

[その台風とはどのような被害をもたらすのですか。]専門家のような人が訪ねた。

[まだ詳しい情報はわかりません。情報がはいり次第報告します。]

ニュースはそれで終わっていた。

田宮はテレビを消すと、コートは着て仕事に向かった。

仕事場でる、東京 防災センターについたら入り口はマスコミであふれていた。

ニュースを見て台風の情報を求めているのだ。センター長である土浦はカメラに向かって、

[まだ台風についての情報は詳しく分かっていません]と言っている。

そんな、土浦を横目で見ながら、入り口に入っていった 。

オフィスは騒然としている。田宮が入ると同僚の末田が、

[よく中には入れましたね。入り口はマスコミであふれていて 裏口からしか入れなかったんですよ。]

[土浦さんもマスコミにふりまわされて大変そうでしたよ。]一番年下の木野山が言った

[あの調子じゃあ帰って来た時には ご機嫌ななめだな]田宮が言った。木野山はこわい、こわいと言っている。

[そういえば、前野さんは?]田宮が聞いた。

[携帯を持って出てたよ]と末田にが答えた。



[金井どうした?]前野が心配そうに聞いている。

[先生、SAIUが台風の目に はいりました。]声が震えている。

[それがどうした]前野が聞いた。

[台風の目の中は急激に温度が差がっています。さらに、台風の速度も速いです。このまま行くと 台風は日本に3日で直撃します。]

[分かった、それでお前は大丈夫なのか。]

[先生台風の目の温度は人類が今まで経験したことのない温度です。詳しくはデータで送りました。先生 一人でもいいから多くの命を救くってください。今までありがとうございました。]

その時電話の奥から 窓が割れるような音がした。直後に電話は切れた。

[おい、金井]前野が叫んでも応答はなかった。

前野は急いで会議室に向かった。

会議室には 色々な分野の 専門家たちが集まっている。

[すいません遅れてしまって実は先ほどロシアに居る後輩から電話がありました。]

[よく繋がりましたね 。ロシアの方では吹雪がひどいのに。]ひとりの専門家が言った。

[本当に奇跡です。]

[それで何か情報が入ったですか。]

[はい その通りです]前野は金井が話たことや貰ったデータを比較しながら話した。




その頃ロシアではパニック状態が続いていた。



ロシア国内の空港が全て停止した。


首都モスクワで40mの雪が積もった。


ロシア 沿岸部で高さ30mの津波が発生。


ロシアの一部の地域で約直径30cmの巨大な雹が降った。


ベルホヤンクス山脈が暴風域に入った。





台風はどんどん日本に近づいてきている。



ー続ー

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