表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
学年一の美少女がどうやら過去のオレに片思いし続けているらしい…こんなデブでごめんなさい…からの巻き返しに挑戦した結果  作者: 猫の集会


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/11

グミとゴム

 オレは、部活に入る前の一週間の間にも、お水と白湯のダイエットを続けていた。

 

 

 そしたらクラスメイトに、

 

「なんか顔がシュッとしたくね?」

 

 なんて嬉しいお言葉をいただいちゃったんですよねぇ。

 

 これは、がぜんヤル気アップってなわけですよ。

 

 

 飲んでるのに痩せるって、最高じゃありませんか⁉︎

 

 満腹になりつつ、血管に新しい水を送り込む。

 

 素晴らしい!

 

 ドロドロだったオレの血管の管に、サラサラな血液が流れ出して、ドロドロを排除してくださる。

 

 ほんに素晴らしい‼︎

 

 

 オレは今まで何をくすぶってグズっていたのだろう。

 

 時間がもったいなかった。

 

 そもそも何してたんだよ‼︎オレは…

 

 …

 

 バカなやつだ。

 

 

 こんなにも自分をののしる奴がいただろうか?

 

 えぇ、いましたね。

 

 ここに…

 

 

 しかし‼︎

 

 オレは折っても折っても折れないヤツになるんだ!

 

 オレは枝じゃない!

 

 グミだ‼︎

 

 

 いや…確実にグミなわけないんです。

 

 でも‼︎

 

 それくらいの勢力で頑張らせていただきます‼︎

 

 そう、バスケットボールだってゴムなんだよな。

 

 いや、グミからのなぜかゴム。

 

 

 オレは気づいてしまった。

 

 グミとゴムって似ていると…。

 

 

 だって、どっちもそこそこ伸びるし弾力あるじゃん?

 

 てことで、ひとまずグミを食べましょうかね。

 

 

 ダイエットしてるからって、いきなり無理すると、こんどは心が病んでしまいます。

 

 オレは賢いんです。

 

 だから、自分をきちんとケアしてあげることだってできるんです。

 

 大好きなグミをひとつ口に入れてモグモグいたしましたとも。

 

 罪悪感なんてありません。

 

 むしろご褒美タイムなんです。

 

 太陽に照らしてキラキラと輝くグミは、まるで宝石です。

 

 

 あ、ひらめいた‼︎

 

 グミの宝石屋さんを開きましょう。

 

 グミをいびつにかじり、宝石感をかもしだす。

 

 

 …

 

 こ、これは‼︎

 

 きちゃないよ…

 

 ばっちぃやん…

 

 

 

 …

 

 

 

「なにしてんの?」

 

 隣にいたクラスメイトに職務質問されましたね。

 

「あー、グミの宝石つくってた。ほらこれ…食う?」

 

「いや、きたねーよ。新しいの一個もらう」

 

 と、袋で待機していた新人グミが選ばれましたね…。

 

 

 てか‼︎

 

 学校でグミってなにしてん⁉︎ってなりますよね?

 

 いいんです。

 

 これは、デザートなんですから。

 

 てか、お弁当の中に入れる保冷剤代わりなんです。

 

 グミを袋ごとキンキンに冷やしてお弁当箱に入れれば保冷剤になるんですよ。

 

 オレは自分のご機嫌もとれるし、節約家でもあるんですね。

 

 

 まぁ、宝石屋さんは失敗に終わりましたがね。

 

 

 それは薄々、売れないってわかっておりましたよ。

 

 

 きれいだけど…不衛生ってね。

 

 心の隅で小さな天使が囁いておりましたとも。

 

 きちゃないわ…手も汚れるし…おやめなさいよってね。

 

 でも、堕天使が…キラキラしてていいじゃん‼︎どんどん製造しろよ…って背中を押してきたんよね。

 

 でもさ、やっぱりクラスメイトってのはスゲー偉大ですよ。

 

 

 いきなりの職務質問で目が覚めましたとも。

 

 

 だからグミのお裾分けなんて、お安いもんですわい。

 

 で、新たにオレも、もう一つグミをいただきます。

 

 

 

 グミをグニグニと指で触ると、反発してくるグミたん。

 

 おお、グミたんの反抗期か?

 

 グミたんの反抗期をオレはそっと舌で包み込んで反抗期の心も溶かしてあげた。

 

 まぁ、ただ食べただけだろうがぃって言われたら、まぁ…そうですけど?

 

 なにか悪いですかぁ?

 

 

 いや、危ない危ない。

 

 オレが反抗期っぽく進化するところでした。

 

 

 慌ててお水を流し込み、反抗期も水に流しました。

 

 そして、ごちそうさまをするのでありました。

 

 

 満腹なオレは、チラリと波瑠音ちゃんをチラ見。

 

 

 一瞬ですけど、一日に数回チラ見します。

 

 かわええです。

 

 そんな可愛くて美人な波瑠音ちゃんが、実はオレを…いや、オレの過去人間を好いとるんですから、もう幸せやん。

 

 

 あの時のあの人、オレなんだよねぇって胸を張れるくらい頑張ります‼︎

 

 

 なのでこれから放課後、オレはバスケ部員の一員として、前向きに頑張りたいと考えております‼︎

 

 

 だから…だから波瑠音ちゃん‼︎

 

 待っててね‼︎と、チラ見しつつテレパシーを送った。

 

 

 チラ見だから、間違えて違う人にテレパシー送ったかも…ね?

 

 

 てか、それは嫌だ〜って考えながら、そっと目を閉じた。

 

 

 なぜって?

 

 それはお昼休みだからです。

 

 ドライアイケアですとも。

 

 

 少しの時間も無駄にしない‼︎

 

 オレはほんと賢いなぁ〜。

 

 

 そんな賢いオレは、入部初日全力で体育館へと向かい、これからお世話になるボールたちに挨拶を交わした。

 

 

 一個一個丁寧に拭いて空気チェックって…流石に一個一個拭いていたら間に合わんくない?

 

 ってなりますよね?

 

 でも大丈夫なんです。

 

 実は、こっそり顧問の先生にお願いして部活がない日にある程度顔合わせしつつ拭いておいたんでね。

 

 オレってやっぱりできる子なのかもしれません。

 

 あ、そろそろ部員さんがやってきますね。

 

 

 

 続く。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ