第四十七話 旅の終わり
第四十七話 旅の終わり
サイド なし
シュミットとレイヤルが相対する地点から三百メートルほど離れた地点。
そこに、二人分の人影と硝煙を上げる一門のライフル砲があった。
「ちょっと手前、それと右にずれたよー」
「ぜぇ……ぜぇ……私は、大砲は、専門外なんだけどなぁ……!」
地面に体育座りしながら目を凝らすリリーシャと、息も絶え絶えな様子で次弾を装填しているアリサ。
更に、彼女らから少し離れた位置には浮浪者の様な恰好の癖に妙に手入れのされた銃を持った死体が数人ほど転がっている。
レイヤルから隠れて移動していた彼女らを襲撃した謎の武装集団だったが、全員眉間か胸を撃ち抜かれていた。
その事を今は話す暇はないと砲弾を押し込みながら、アリサが大砲の角度を調整する。普段の余裕も猫の様な笑みもなく、露骨に疲労が現れていた。
「んん?何か言ったアリサちゃん。私、今のおっきな音で耳が変なんだけど……」
「あー、うん。何でもないでーす。……これ後で怒られないよね。治療すればセーフかな……」
鼓膜が破れたらしい涙目の護衛対象に苦笑いで手を振り、アリサは装填を終えて大砲から伸びる紐を勢いよく引いた。
撃針が落とされ砲弾が発射。轟音が響き硝煙が上がる。
「うう……めいちゅうー!後ろ足の付け根に当たったよー!……この臭いきらーい」
「シュミット君めぇ、乙女にこんな物運ばせるとか何考えているんだか。そもそも私の名前を使う事に躊躇なさすぎないかね!?」
そう、このライフル砲はシュミットがアリサの名義でニール子爵の部下から借りてきた物である。そして、馬車から運び出してここまで引っ張ってきたのが彼女だ。
『軽野砲ヴィーゲインmk-Ⅱ』
大型の魔物対策に大陸の西側で作られたという大砲。ライフルやショットガンでも倒せない敵に対抗する為作られた物であり、一頭の馬でも運べる様にと通常の野戦砲に比べてかなり軽い。その分威力は低く射程も八百メートル前後となっている。
しかしそれでも大砲。本体重量は三百キロ近くあり、車輪付きとは言え人間一人で運ぶような重さではない。それも十発の砲弾と一緒に。
『貴女を信じます』
そんな事を言ってきた相棒の顔を思い浮かべ、アリサは頬を引き攣らせた。
それは驚きと嬉しさの混ざった複雑なものだったが、口から出るのは不満である。
「確かに相棒の推測を聞いてこの作戦を提案したのは私だけどさぁ!!天才美少女アリサちゃんはどこからどう見てもか弱い乙女なんだぞー!?」
「ごめん、何か言ったぁ?」
「煽りなのか素なのかどっちなんだよぉぉ!」
次の弾を込めながらアリサが吠えるが、鼓膜が破れているリリーシャからすれば首を傾げるしかない。
「ほんっと、後で覚えてろよあいぼぉう!!」
* * *
サイド シュミット
『■■■■■■───ッ!!??』
「が、あああああああ!?」
後ろ足が吹き飛び、続けて脇腹に砲弾が突き刺さった怪物と、その上にいるレイヤルが悲鳴をあげる。
アリサさんなら当てるだろうと思っていたが、まさか二発目から命中させるとは。本当に多芸な人だな。
専門ではないとぶつくさ言っていたが、前に世間話の様に大砲を撃った経験を語っていたのを覚えている。
それを理由にやらせてみたが、嬉しい誤算だ。一発でも直撃すれば御の字と思っていたが、次々と命中させている。
砲撃をしているという事は、レイヤルも認知していない『別の敵』の方も対処してくれたようだし。
「お、おのれぇええええ!」
レイヤルも反撃しようと大砲を放とうとするが、彼女ら側に向いている体にまた砲弾が直撃した。衝撃波がここまで伝わり、一瞬遅れて赤黒い血と所々青紫が混じった肉片が飛び散る。
そして、怪物の体から生える武器もそれにより破壊されていった。ついでに誘爆でもしたか、小規模な爆発まで起きている。
『■■■■■■───……!!』
悲鳴をあげ、怪物が地面に倒れた。地響きが轟き砂煙が舞う。通常の生物なら疑う余地もなく致命傷だが、毛はまだ逆立っていた。地面に潜ろうとしているのか右の前脚を動かしているが、力が入っておらず移動すらもできていない。
このまま砲撃で仕留めきってくれれば楽ができるのだが……流石に弾切れか。
十発ほど飛んできたあたりで、砲撃がピタリと止む。巻き込まれてはたまらないと伏せていた地面から立ち上がり、息を吐いた。
左半分がミンチになった怪物から流れた血が池の様に広がる中、レイヤルがその頭の上で骨の体を震わせる。
「き、貴様……この駄犬、よくも、よくも罠に……!」
「罠と呼べるほど綿密なものではありませんでしたが」
最期の力を振り絞る様に、怪物の体が蠢く。
突きだされた一門の大砲。百ミリ以上の口径を持ったそれが、自分に向けられた。
「せめて……せめて貴様だけでも殺す!殺してやる!」
何もない眼窩に小さく赤い光を灯らせ、レイヤルが呪詛の様に言葉を吐き出した。
骨の体に血は流れていない。だが、もしも奴に肉と目玉が残っていたら血の涙でも流していそうな憎悪を感じた。
「貴様にはわかるまい!王都に居を構え、他国では重んじられる我らが自国の田舎貴族に軽んじられる怒りが!」
砲口を前にして、あえて足を止めた。
ずっと、いつかは試さねばならぬと決めていた事がある。
「領地を持つのがそんなにも偉い事か!?古い血が流れている事がそんなにも尊いか!?『呪われた血』の癖に!どす黒い血で汚れた者達のくせに!!」
深呼吸を一回。剣を八双に近い形で構える。
体幹を意識しながら、同時に魔力の流れを掌握。以前よりも整ったその循環を、静かに誘導する。
「帝国は!皇帝陛下は私の事をわかってくださった!我が家名を貶めた王国に復讐する力も下さったのだ!それを、それを貴様の様な野良犬に!」
銃は剣よりも強い。
認めよう。刀剣の類が戦場より消え、ただの美術品程度の扱いになった世界を自分は知っている。
槍は銃剣に立場を奪われ、そしてその銃剣さえも不要とされた。
剣も刀も権威の象徴にされようと、それも次第に消えていった。
では、この世界で。この時代で。
「死ねぇぇぇえ!このクソ犬があああああああ!!」
剣は、どこまで斬れるのか。
「しぃ……!」
放たれた砲弾。それを目視する事はできない。されど、奴の呼吸からタイミングを読む事はできる。
たった一門。それすら凌駕できずに、はたしてこの先やっていけるのか。何より、あのネジの外れた相棒と共に駆ける事ができるのか。
その疑念を断つために、この一刀を振るう。
魔力を纏わせた刃。正面から砲弾を受ければ例え両断しようがこの身がもたない。ならば、『斬撃を伸ばす』まで。
しくじれば死ぬだろう。いかに魔法で強化しようが、砲弾など防げるはずがない。
だが、確信がある。この剣が、そして今の自分ならば。確実にこの鉄塊一つ、叩き割る事ができるのだと。
そうでなければ試さない。だって───まだ、やりたい事も。行きたい場所もたくさんあるのだから。
十メートルほど先。その位置に斬撃を置くつもりで、剣を振り下ろした。
「……は?」
骨の口が間の抜けた声をあげ、直後に背後から二つ分の轟音が響いてきた。
魔力の調節を僅かに誤ったか、両手の五指から感じる凄まじい痛み。左右を通り過ぎた『残骸』の衝撃で軋む両肩。されど、この身は五体満足なり。
自分の正面へと伸びる地面の切れ目。明らかに刃渡り以上の傷が、大地に刻まれている。
実行した己も目視できない一瞬の接触。その勝者は、剣だ。
と言っても、これはまともな剣術とは言えない。魔力で下駄を履かせた邪道の刃。その上斬り合いの中で使うのは難しい。だがまあ、その辺りにこだわるつもりもない。
力は試せた。それで、十分。
「ば、ばけも」
「お前が言うな」
一歩踏み込み、骨の身と繋がる触手を断つ。続けて、その根元へと剣を突き立てた。
分厚い肉をこじ開けて、切っ先をねじ込む。
「ぎ、ぁぁ……!?」
『■■■■■■……!?』
「いい加減死んでおけ、化け物」
今度は先の様な『雑な』魔力の流し方はしない。
清流の水を掬う様に内側から魔力を引き上げて、刀身を伝い落ちる様に流し込む。刃全てを均一に覆った直後、扇状に放出。
肉の内で開かれた刃の華。肉と骨を穿ち怪物の上顎と呼べるもの全てを破壊する。
逆立っていた茶色の毛が倒れ、同時に己の中で『経験』が溜まる感覚。数々の村を亡ぼした存在は今、この刃によって仕留められたのだ。
ついでに切り離されて転がるレイヤルの体が崩れていくのも横目で確認し、ようやく安堵の息を吐いて剣を納める。
そして、怪物から数歩離れてからゆっくりと腰を下ろした。
「疲れた……」
もう立ち上がる気力もない。このまま眠りたい気分だ。
周囲に他の気配もなく、狙撃できる様な位置はどこも見晴らしがよく隠れられる物もない。アリサさん達の様に砲撃でもしてきたら別だが。
遠くに見える自分が罠を張っていた雑木林の上げる黒煙も小さくなっており、夜には静けさが戻っていた。
そう。穏やかな風の音しかしないからこそ、聞こえた。
───カチ、カチ、カチ。
息絶えた怪物の体から出る、ありえないその音が。
「……嘘だろぅ」
頬に冷や汗が流れた。そして、考えるよりも速く跳び起きて走り出す。
普通に考えれば、あれだけ派手に砲撃を受けておいて体内にある『仕掛け』が無事であるはずがない。
だが、世の中には常識というものを母親の腹の中に置いてきた者達がいる。自分の様な『反則』ではなく天然物の才人ども。
専門外と嘯きながらも砲撃を当てる射撃の天才。サーベル一本で銃を持った荒くれ共を圧倒する剣鬼。嵐の海を我が物とする航海士に、盲目でありながら風雨を貫く狙撃手。
そして、この『仕掛け』を作った輩も同じように常識を忘れて産まれてきたのだろう。
代わりに、爆弾づくりの才を持って。
「こ、の……!」
レイヤルの『監視』をしていたのであろう帝国の密偵共が証拠隠滅を考えずにアリサさん達の方に行った理由がわかった!確信があったからだ!たとえ自分達が失敗しようと、奴の死体は残らないと!
全力で走りながら、指笛を鳴らす。そうすれば戦いの気配の消えた場所へと馬が戻って来てくれた。
その背に素早く跨り、腹を蹴って走らせる。
速く……速く……!
全速力で馬が駆ける。その背に揺られる自分の後ろで、強い光が生み出された。
月の明かりを塗りつぶす程の光。そして、轟音。
「ぐ、ぁぁ……!?」
横転する馬と振り落とされる自分。どうにか受け身をとり致命傷は免れるも、今度こそ限界だ。
爆心地となった場所を見れば、ちょうどボトボトと黒焦げになった肉片や鉄の残骸が少し離れた位置に落ちてくる所だった。
砲撃を受けた時の比ではない。原型こそ残っているものの、表面は真っ黒だし所々未だ燃えている。よほど可燃物を仕込んでいたらしい。
危なかった……初手で爆弾を食わせた時、あれが誘爆していたら自分も無事ではなかっただろう。
倒れ伏す自分の頬に、ザラザラとしながらも滑りを帯びた物が触れる。
『ヒヒン……』
「お前は本当に凄い馬だよ……」
横転した癖に意外と元気な様子で傍に立っている馬が、こちらの頬を舐めていた。
……狩人だのなんだの言ったが、獣に人は勝てんな。特に頑丈さでは。
僕の事が心配なのかやたら鼻先を押し付けてくる馬の頭をどうにか動かした腕で撫でてやりながら、そう思う。
そして、こちらに駆けてくる二人の少女を視界におさめて意識を投げだした。
───こうして、護衛依頼最後の戦いは終わったのである。
* * *
あの後、十分ほどして自分が目覚めた後にニール子爵の街へと一度引き返し、怪物の討伐を伝えた。
アリサさんとリリーシャ様の報告という事もあって子爵はすぐに数少ない守備隊を確認に向かわせ、怪物の残骸を発見。ついでにアリサさんが倒した密偵どもの死体も回収した。
流石に身分がわかる物を持っていなかったので『どこの所属か』までは状況証拠ぐらいしかない。それでも重要な情報源という事もあり人相書きとアリサさんの手紙を持った早馬が王都へと駆けた。
そしてとりあえずの安全は確保できたと判断し、ニール子爵の所有する馬車を借り受けて改めて王都へ。王都からの迎えを待ってもよかったが、お嬢様方が『ここまで来たのならこの三人で』と言って聞かなかったのである。
なお、爆破した馬車についていた馬達は『購入はしたが返せるなら返した方が良い』と馬車の元々の主に返却した。ついでに活躍に関して謝礼金もあったらしいが、そこまでは自分の知る所ではない。
……それより。例の馬に何やら妙に懐かれていた様で、別れ際に顔面をべたべたにされた方が個人的には問題なのだが。
それを見て爆笑していた事を忘れんからな、お馬鹿様ども。
これまでの襲撃やら嵐やらが嘘の様に静かな馬車の中、やけに豪華な椅子に背中が落ち着かない自分にリリーシャ様が笑いかけてくる。
「これで旅も終わっちゃうんだねー。この移動時間を足しても二十日間。こうして振り返ると短かったなー」
「僕には濃すぎてもっと長い時間に思えますが……」
「あっはっはっは!そういう感覚はエルフでも同じだよ!」
何が面白いのか声を上げて笑うお姫様に肩をすくめると、彼女は突然静かな微笑みを向けてきた。
「ここまでありがとうね、シュミット」
「……まだ油断しないでください。最後まで気は抜けませんよ」
「嘘。君も心のどこかでもう終わりだって思っているんでしょ」
「………否定はしません」
「でしょう?」
いくら何でも品切れだろう。それに王都の守備隊が混乱しているのも、ニール子爵の街の兵達が足りていないのも八日間……いいやもう九日か。たったそれだけの時間だけだろうし。
軍隊と言うのは初動がどうしても遅れてしまうものだが、しかし立ち止まる事はない。何より、一度進路が決まれば恐ろしい速さで動くものである。
簡単に言えば、相手の品切れ以上に何かをする余地が消え失せているだけだ。ここから何か事件が起きる事はない。
それでもこれは仕事なのだ。心身ともに厳しかろうが、御者台で大欠伸をしている誰かさんの様に気は抜けないのである。
……あの人本当に良い所のお嬢様なんだよな?後ろからでもわかるぐらいでかい欠伸をしているが。交代とは言え御者させている段階で今更かもしれんけど。
「……少しだけ、寂しいね。これが終わったらシュミット達とも暫くお別れでしょう?」
「そうですね。お帰りの際は王都の軍が同行するでしょうから」
正直、国軍が動かせるなら自分達などいらん。
せいぜい話し相手としてアリサさんがついていくかどうかだ。
「つれないなぁ。そこは自分も寂しいとか言ってくれないのぉ?」
「ええ、そうですね。御身とこうして話す事ができなくなるのは、確かに寂しくはあります」
嘘ではない。本音だ。
短い付き合いではあったが、この人はいい人だ。長命種故か実年齢の割に子供っぽ過ぎるが、それでも善人ではある。
護衛の際に重要なのは『護衛対象に好感を持つ事』と聞くが、その辺りで苦労はしない旅だった。
「……ねえ、シュミット」
「なんでしょうか、リリーシャ様」
「汽車の時、助けに来てくれた君は凄くかっこよかったよ。まるで物語の中の騎士様みたいで」
「恐縮です」
ぐっと、リリーシャ様が顔を寄せてきた。
御者台のアリサさんには聞こえないぐらいの声量で、小さく囁いてくる。
「エルフだってね、物語のお姫様に憧れたりするんだよ?」
悪戯っぽく笑いながら、しかし翡翠色の瞳だけは僅かに潤ませた彼女。
その意味を察したうえで、ローブ越しにその細い肩を押しやる。
「そうですか。しかし貴女は実際にお姫様ですよ。ですから、その憧れはお捨てになった方がいい。自分とは違い、尊い血のお方なのですから」
はしかみたいなものだ。誰もが一度は夢見た幻想に、このお姫様は浮かされているだけである。
そもそも人間から見ればかなりの年齢なこの人も、エルフ基準で言えば十四そこらの小娘。吊り橋効果の類を感じてもおかしくはない。
そう己に言い聞かせながら尻を少し動かして距離を取ろうとすれば、同じ分だけ詰められた。
「自分とは違う、ねぇ……けど私。シュミットが平民で終わるとは思えないなぁ」
行儀の悪い事に右足を抱える様にしながら、リリーシャ様はその白い膝に頬をのせながら笑った。
短すぎるスカートから伸びる白い太ももが眩しくて、そっと目を逸らす。
「セルエルセス王は元から王族だったけど、例え平民の出だったとしても上位の貴族にまで成り上がっていただろうってお父様から聞いた事があるなぁ」
「……あのお方と僕は別人なので」
「ふふっ。ま、この『思い出』は暫くしまっておこうかな」
手入れのされた爪が、こちらの頬に触れる。
「私の婚姻話が出るとしたら、だいたい二十年後ぐらい。それまでに君がどれだけ成り上がっているか。楽しみにしているよ、シュミット」
この人はエルフ基準では十四か十五の小娘。そのはずなのに。
日の光を窓から受ける車内で見たその笑顔は、あまりにも妖艶に思えた。
「……いやそもそも自分から貴女への感情、『お馬鹿様二号』なんですけどね」
「この流れでそれ言う!?」
「おう相棒!空気読んで黙っていたけど『二号』ってなんじゃい!一号が誰か言ってみろやぁ!」
「落ち着いてくださいお馬鹿様一号」
「そりゃねぇぜシュミットくぅん!!??」
「そんなんじゃモテないよシュミットぉ!?」
「うるさいですね……」
これまで通り、喧しい道中。
日を跨いで王都にたどり着くまでの最中、ずっと馬車の中はお馬鹿様達の声で静かになる事はなかった。
銃声も悲鳴もなく、あったのは二人だけなのに姦しいお嬢様方の声と僕の相槌程度。ついでに、偶に面倒そうに鳴く馬達の嘶きぐらい。
長かった護衛の旅は終わり、ようやくゲイロンド王国王都。『ロンゴミニアド』に到着する。
頑強ながらも荘厳な城門は開かれ、遂に仕事は完遂されたのだった。
読んで頂きありがとうございます。
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