2.キャラメイク①
「初めまして異邦人様。私はこの世界『フロンティア』で神様をしている、七神が一柱、生命神・ライムニアと申します。これから貴方様は私の管理する世界へと旅だって貰います」
へ~異世界転移風の世界線なんだね~。
「それでは貴方様のお名前を教えて下さい」
あ、話しを聞いてなかったよ。
『貴方の名前を記入して下さい』
突然目の前に30㎠程のパネルが浮かび上がった。
「面倒くさいしカタカナにするだけで良いよね。『ミク』と」
『プレイヤーネームを『ミク』にしますか?
※一度決めたプレイヤーネームは変更することが出来ません。』
『YES/NO』
YESにポチッと。
「ではミク様、これから貴方様が『フロンティア』で暮らすための身体を創ります。先ずは種族をお決め下さい」
┏ ┓
選択可能種族
人間種
獣人種
森人種
岩人種
ランダム
┗ ┛
「いろんな種族があるんだね。何か意味があるの?」
「そうですね、種族によって就ける専用職業や種族専用のクエストなどがありますよ。」
「それならこのランダムってなんですか?」
さっきから気になっていた美久は生命神・ライムニアに聞いてみることにした。
「このランダムとは今出てきた四つの種族の他にある種族も含まれた状態のものです。ランダムを選択した場合は当たった種族へと強制的になりますのであまり推奨しません」
なるほど………なら!
『ランダムを選択しますか?
※一度選択すると変更できません。』
『YES/NO』
「YESだね!なんかその方が楽しそうだし!」
そしてYESを選択した美久が当たった種族とは……
『種族:天使種へとなりました』
天使種?
「………」
「?どうしたのライムちゃん」
「……ライムちゃん?私のことですか?」
「あ、ニアちゃんの方がよかった?」
「あ、いえ、どちらでも……ではなくて!私の見間違いじゃなければ貴方の種族は天使種になったと思うのですが……本当に天使種ですか?」
「?そうだけど…」
「そうなんですね!……ゴホン…少し突然なんですが、私の眷属になりませんか?」
「眷属?」
「そう眷属です。ミクの種族が天使種なら私の眷属になって欲しいんです」
「なんで天使種ならライムちゃんの眷属になるの?」
「それはですね、私はこのフロンティアで神様をしているとはいえちょっとやそっとじゃ干渉出来ないんですよね。それでミクが私の眷属になってくれたらお願いとか出来るじゃないですか。なのでぜひミクには私の眷属になって欲しいんです」
「つまり私にパシりになれと?」
「パシり…?なんなのかよく分からないけれどちゃんと報酬は出しますよ?とりあえず私の加護を前払いであげます。そして私のお願いを聞いてくれたら良い物あげるます。どうです?」
「なるほど、気前の良いヤンキーさんですか」
つまりあれだね、ジュース買ってこさせた後にちゃんとお金は返してくれるヤンキーさんです!
なら大丈夫かな。
「うん良いよ!ライムちゃんの眷属になることにする!」
「本当ですか!?」
「うん!その方がもっと楽しそうだからね!」
「そうですか……それでは次に自分の身体を創りましょうか」
登場人物紹介
【七神】生命神・ライムニア
年齢……詳細不明
身長……約170㎝
体重……詳細不明
特徴……長髪(エメラルドグリーン色)・目(翠色)
性格……おっとり・天然etc……
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