風鈴草(カンパニュラ)
『チュンチュン』『チュンチュン』『ホーホーホッホー』『ホーホーホッホー』…
「うぁ……あ〜…頭痛てぇ」二日酔いで頭が痛い。とりあえず体を起こしてカーテンを開けてみると南側から燦々と太陽がさしこんできた。どうやら時刻は既に昼を過ぎているようだ。そういえば今日はあの夢見なかったな…連理…
結局思い出してちゃ意味ねぇじゃんかよ。よし!気分を変えて行こうじゃないか。
『みっず、みっず、水、水〜♪』
「ぷはぁ」なぜ水はこれ程美味いのだろう。コーヒーよりもコーラよりも仕事後のキンキンに冷えてやがるビールよりも美味い。
「グゥ〜」…腹減ったな、飯食いに行くか、今日は昼に起きた分朝ごはん抜いてるから少し豪華に行きましょうか。
寝間着から着替え、白雛の服を『超』丁寧に畳み紙袋に入れて歯を磨き、顔を洗い、寝癖を直し、お気に入りの靴を履き、家を出t…財布を取りに部屋に戻り、今度こそ家を出た。そして左向け左をして数歩歩きもう一度左向き左をしてチャイムを鳴らした。
「ピーンポーン、ピーンポーン」
「はーい。あ、先輩!ちょっと待っててください。」どうやら既に起きていたようだ。彼女を待っていると『ゾワッ』「なんだ?この感覚…」またあの変な気持ち悪い感覚、誰かに見られているような、周りを見ても誰も居ない正直かなり気味が悪い何か悪いものにでも憑かれているかもしれない。今度お祓いでもしに行こうか…
…パイ」…ンパイ」「先輩!」「どうしたんですか?」
「!!!すまん、ぼーっとしてた。これ昨日の服見た感じ汚れは取れてるし臭いもしないから大丈夫だとは思うが気になるならもう一度洗うかクリーニングに出してくれ。」と言い服を返した
「ありがとうございます。昨日はほんとにすみませんでした。自分のミスで先輩にも手伝ってもらったのにさらにその先輩の家でゲロって…」
「いいって、ちょうど部屋を掃除するいい機会になったし。それよりお前昼食ったか?食べてなかったら俺のおすすめの飯屋があるからそこに行かないか?安心しろ昼からは飲まんし飲ません。」俺は白雛をフォローしつつ聞いてみた。
「まだ食べてません、ランチデートですか良いですね、安心してください私はしばらく禁酒しますので。」
「デートってお前…行くぞ」
こうして俺らは小町のいるあのいつものレストランへと足を運んだ…
どうも約一カ月ぶりですね
話の続きがなかなか思いつかなくて放置してたらいつの間にかこんなに時間がたってました。あはははは…すんません
ということで毎度恒例今回のサブタイトルのお花風鈴草またの名をカンパニュラの花言葉を紹介します。
このお花には「後悔」という花言葉があります。きっと白雛は色んなことを後悔しているんでしょうね。
また期間が少し空くかもしれませんがまた読みに来て下さい。ご閲覧ありがとうございました。