霞草(ジプソフィア)
「ぜーんばーい、ほんどにごべんなざいー」白雛は酒に酔い、呂律が回らなくなっている。
「もう良いって、な?次から気をつけてくれれば大丈夫だから。」俺は白雛のことを諭していると…
「ヴッ」
「お、おい?白雛?大丈夫か?や、やめてくれよ?と、トイレ、トイレまで我慢してくれよ?な?」俺はトイレまで連れていこうとすると
「ぐぉ、ぐ、うぐ、ぐけぇ」
「ぐ、ぐけぇ、ぐ、ぐぉ、げ」
間に合わなかった…なんとまぁ5話にしてゲロインの登場だ
「と、とりあえず服汚れちゃってるし肌にも付いてるだろうから風呂入ってこい、洗濯しといてやる。」俺は白雛を風呂に入るように促した……やましい気持ちは無い…。
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『シャワアアアアア』俺は白雛の衣服諸々を洗濯機に入れ待っていた。
『そういえば、風呂に入るように促したけど飲酒後すぐの風呂って大丈夫なのだろうか?』と考えていると、
「先輩、ありがとうございました、上がりました。」すっかり酔いの醒めた様子の白雛が話しかけてきた、服はさっき俺が白雛の部屋から取ってきたものを着ている『許可とってるからね?』
「先輩!ホントにすみませんでした、どう埋め合わせすればいいのか…」白雛は半泣きだった。
「気にすんなって、今日はもう帰って寝な、明日は土曜日で休みなんだから仕事もないし服は乾いたら持って行ってやるから。」俺はそう言うと彼女は深深と頭を下げ家『隣だけどね』へと帰って行った。『寝るか』俺もすっかり酔いも醒めあと片付けも終わり眠くなってきたので床に就いた…
今日の花言葉『霞草』
霞草は「感謝」などの意味を持ちます