木春菊(マーガレット)
あれはとある遠い夏の日、、向日葵がそっぽを向くほど暑い日だった。
俺はふと横を見ると少し遠くに凛として立つ1人の女性がいた。何故かその女性のことが気になって思わず近づき話しかけた。
「あの…」
「……」
「えっと、その……」
「……どうされました?」
「…あ、いや、その……」
「なんですか?警察呼びましょうか?」
「あ、いえ、すみません……」
……何故話しかけたのだろう、きっと似ていたからだろう、俺のいや、僕の初恋のあの人に……
「あ、」いた、あの人だ、名前も知らない、あの人、凛としていて、黒い綺麗で真っ直ぐな髪の毛のあの人、いつか何故か話しかけて危うく110番されそうになったあの人あの時の俺の心は119番しそうだったのは秘密だ
なんて考えていると
「すみません」
「ファ?」
「少し道を尋ねたいのですが」
「え、あ、は、はい」
「この近くにポルコというビルがあると思うんですが」「あ、はい、あーえっと、この道を真っ直ぐ行くと着きますよ」(本来ならここで「案内しますよ」とか言えたらいいのに)
「ありがとうございます、では、」
「あ、はい、気をつけて」……。
俺の事気づいてなかったの…かな。、まぁ5年前のことだしな、でも嬉しかったなぁ、帰りは寿司でも食べて帰ろうか。
初めて書くので生暖かい目で見ていただけたら幸いです。
花言葉が多くて分からない所もあると思うので後書きにて解説させていただきます。
木春菊 「優しい思い出」という意味です。