会議
今日は、俺こと吉 和樹の15歳の誕生日とオーレス国王即位の儀、戴冠式だ。
俺は、先代国王の3男だった。それでも、国王に即位出来たのは俺が五歳のとき人類側が総動員して魔王領に攻め入った際に、父と兄2人が戦死し、後継ぎが俺だけになったからだ。
ちなみに、異世界系のラノベでは大抵魔王がいるがこの世界も例外なく魔王が存在する。
話を戻そう。父と兄たちの死を聞いても悲しみがなかった。むしろ逆だ。飛び上がるほどうれしかった。まだまだ元気だった父と優秀な兄たちが死んでくれて、次期国王に一番近くなったから。悲しいはずがない。
「どうしたの?国王サマ!!」
急に声をかけられ驚いたが、その声は聴き慣れたものだった。
「急に話しかけるな!ルーラ、驚くだろ!」
彼女は、小さな頃から一緒にいた幼馴染だ。
「カズキ様。そろそろです。」
「あぁ。わかった、ありがとう、オーネ」
オーネは、女戦士でオーレス軍の精鋭部隊クーレ隊の隊長の隊長だ。そして、俺への忠誠心が異常なまでに高い。他の家臣も同様に忠誠心が怖いくらい高い
「私のような小官に、ねぎらいの言葉とは、この命陛下にささげます。」
そう言い、敬礼した。
家臣たちの忠誠心が異常に高いここまで俺に心酔してくれて悪い気はしない。しかも、思う存分欲望のままに動ける。俺が命令すれば、自分の命まで投げ出してくれる。正直最高だ。
そして俺は、戴冠式を終え、晴れて国王になった。
これからの方針を決めるための会議も行うため重臣たちを召集した。
重臣といっても、オーレス王国は小さな国家だ。ここに集まってもらったのも4人の家臣たちだ。
オーネ、女戦士でオーレス軍の精鋭部隊クーレ隊の隊長の隊長だ。
レックス、王国軍をまとめる歴戦の猛者の証の無数の古傷が屈強な体にある男だ。
ローレン、先々代からオーレス家に仕える知恵袋の軍師だ。
ヨウレイ、諜報部隊「黒狐」隊長の女だ。
そして、俺のそばにいるのは俺の小姓のカイだ。
俺とカイが、会議の間に来た時は、すでに四人は集まっていた。
「皆、待たせたな。」
「さっそくだが、会議を始める」
「俺は、オーレス王国の領土を広げていきたい考えている」
「そのために隣国のアース国に戦争を起こそうと思うがどうだ?」
「みんなの意見を聞かせてくれ」
「我は、陛下の命に従います。」
俺の意見に全肯定なオーネ。
「貴様らも良いな」
怒気を含めて他の3人に言うオーネ。
「当たり前だ」
「愚問じゃ、賛成にきまっておろう」
「ご命令のままに陛下。」
ナイスだ。俺の思い通りだ。
「作戦立案をローレン頼む」
「はっ。お任せください。」
「ヨウレイ、アース国を探ってくれ。」
「はっ」
「オーネ、レックスは、戦争に備えて兵士の訓練をしてくれ」
「「はっ!!」」
「一通り指示はしたな。これで、会議を終了する。」
アース国と戦争か。これから忙しくなりそうだ。
主人公は、欲望のまま生きる