13 いつもと変わらない日・・・・・・のはずが
王との対面を終えたエリナは、そのまま眠り朝を迎えた。
いつものように着替え部屋を出ようとすると。
「おはようございます、エリナ様」
エリナの部屋の前で一人の美しいメイドが立っていた。
「誰だ?」
「初めまして、私は、べリクス王国第二王女、セラス・べリクス様の専属メイド、アーシアと申します、以後お見知りおきを」
カーテシーをしアーシアは、挨拶をする。
「王国のメイドが私に何の用だ?」
「セラス様の命により本日よりエリナ様の専属メイドとしてお仕えする事になりました」
「私の専属? その第二王女様は、何故私の所にお前を寄越したんだ?」
「セラス様は、昨日のエリナ様の話を聞き大変心を痛めておりました」
「もしかして、あの時王妃の隣に立っていた王女がそのセラス様か?」
エリナは、思い出しアーシアに問う。
「はい、ちなみに私もその場におりましたのでエリナ様の事は、存じております」
「そうか」
「話を戻しますが、セラス様は、心を痛めておりましたあなたのような女性の被害者がいた事もその時初めて知ったのですから相当ショックな事だったでしょう、そこでセラス様は、なんとかしたいと思い私にエリナ様の支えになってほしいと申されましたので、主の命に答えるために全身全霊を込めエリナ様に仕えさせていただきます」
「・・・・・・要するに王国側が無礼な態度をとった私を殺さない代わりに変な動きをしないように監視として付けた所か」
「どのように解釈しても構いません、私は、エリナ様の身の回りのお世話をするまでです」
「別に好きにすればいいさ」
エリナは、歩いて行きアーシアもその後をついて行く。
「エリナ様、朝食は、とらないのですか?」
「必要ない」
エリナは、そのまま外に行きいつもの所で黒パンと干し肉と水を買う。
「それで、よろしいのですか?」
「食事など、ただの栄養補給に過ぎない」
「・・・・・・」
エリナは、そのまま冒険者ギルドに行く。
「お前、どこまでついて来る気だ?」
「言い忘れていましたね、私もエリナ様と同じ冒険者でエリナ様とパーティーを組もうと考えています」
「は?」
「ですから、パーティーですよあなたと一緒に冒険者として行動します、主に仕えるのですから主と行動するのは、当選です」
「お前、冒険者だぞ? わかってるのか?」
「戦闘面に対して不満に思っているならご心配なく、私は、こう見えても腕には、少し自信がありますので」
「・・・・・・ついて来れなければおいていくぞ」
「お気になさらず」
アーシアの事など気にせずエリナは、いつものように高ランクの討伐依頼を手に取り受付嬢の所に持って行く。
「おはようございます、エリナさん」
「討伐依頼を頼む」
「ヘルサラマンダーの討伐ですね、受理します、ところでその隣にいる方は?」
受付嬢は、アーシアを見て言う。
「初めまして、アーシアと申します本日よりエリナ様と共に冒険者パーティーを組む事になりました以後お見知りおきを」
「これは、ご丁寧に私は、ミレーヌと申しますエリナさんの担当受付をしていますって、え? エリナさんとパーティーを組むのですか?」
「はい」
「ええっと」
ミレーヌは、エリナを見る。
「こいつがついて行くって言うんだ、私は、別に構わない」
「わかりました、では、手続きをしますね」
ミレーヌは、アーシアの冒険者カードとエリナとのパーティーを組む手続きを終える。
「こちらがアーシアさんの冒険者カードになります、初めてなのでFランクからのスタートになります、ご説明しますね」
「いえ、それには、及びませんギルドのルールも一通りわかりますので説明は、結構です」
「畏まりました、では、頑張ってください」
エリナとアーシアは、冒険者ギルドを出て行く。
「おい、あのエリナがパーティーを組んだぞ」
「一匹狼って感じだったのにな」
「でも、あの子も結構な美人だったな」
「確かに」
他の冒険者達は、そんな会話をしていた。
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同時に投稿している作品「魔王様、今日も人間界で色々頑張ります」もよろしくお願いします。




