5 「あなたも転生者ですか?」
転生バカンスを満喫していた俺。空も自由自在に飛べちゃう。
空飛んでって、街観光してたら、、
「あなたも転生者ですか?」
あるとき、空を飛んでたどり着いた街を観光していたときに、話しかけられた。
俺は驚いた。今までそんなことなかったし、自分からも敢えて誰かと関わろうとはしていなかった。
「え、、、」
俺は驚きと、しばらく人と喋っていなかったせいで、とっさに言葉が出なかった。
するとそいつは、続けた。
「私は異世界から来ました。あなたもそうじゃないですか?」
「え、まあ、はい。。」
どういうことだ?他にも同じようにこの世界にきたやつがいるというのか?
俺が動揺していると、その人は続けた。
「驚かせてしまってすみません、私も最初は驚きました。自分以外にもいるだなんて。」
「え、どういうことですか?ここは、えーと、異世界ですよね?」
あれ、俺、へんな質問してる?
「まあ、そうですね。私にとっても、そしてあなたにとっても、そういうことのようですね。」
「で、えーと、ここにはそういう人がたくさんいるんですか?」
「たくさんかどうかはわかりませんが、私はすでに何人かに会っています。」
「はぁ、、、異世界ってそういうもんなんですかね。。」
「どうやら、ここはそういう世界のようですね。突然話しかけてしまってすみません。せっかくだから仲良くなれたらと思いまして。」
「あ、いえ、なんか、ありがとうございます。」
「せっかくだから、チャット交換しましょう。」
チャット?俺がなんのことかと考えていると、”ピコン”と音がなり、視界に「Qさんとお友達になりました」と表示された。
「はじめてですよね。みえているかと思いますが、使いたいときに視界にあらわれて、友達になっている人とは会話できます。」
「すごい、こんなのがあるんですね。異世界発達してるなあ」
「正確には、私のやってきた世界のもので、私が異世界でも使いたいと選択したため、使えているようです。」
「あ、あの、こっちにくるときにいろいろ選ばされたやつですか?」
「そうです、それです。どうやら、私達転生者は、この世界のいわば創造主のようなところがあるようです。」
創造主って大きく出たなあ、と思いつつ少し納得できるようなところがあった。
そのままその転生仲間は話を続けた。