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2 「異世界の入り口」に入ったら、転生方法を選べた

「異世界への入り口」に入った先には、画面のようなものがあった。女神様が出てくるとかじゃないんだ。異世界もIT化が進んでるんだな。

「あなたの希望する職業はなんですか？」

あ、選べるんだ。

しかもどうやら入力式のようだ。

そうだなあ、勇者とか大変そうだしなあ、

村人になってのんびり異世界バカンスしよっと。

「村人」と入力した。

すると、次の質問が現れた。

「性別はどうしますか？」

え、性別も選べるの？

ゲームの初期設定？

「男」と入力した。

「特殊スキルは何にしますか？」

そうだな、のんびり過ごしたいからお金は要るよな。

「商売」と入力。

「どんな場所への転生を希望しますか？」

これ、いつまで続くんだ？てか、全部入れたとおりになんのかな？

軽い気持ちでアンケートに答え始めたら、こんなにあるのってなるような、そんな感覚だな。

＊＊＊

このあとも延々とアンケートは続き、若干適当になりながらも、俺は答え続けた。

ちょっと、疲れた。

「それでは、転生を行います。」

その表示とともに、俺は白い光に包まれた。