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1 朝、仕事にいこうと部屋のドアを開けたら、 異世界への入り口があった。

朝、仕事にいこうと部屋のドアを開けたら、

異世界への入り口があった。



***



俺は普通のマンションのワンルームに住んでいる。


会社員だ。


仕事は好きではない。


めんどくさいし情熱も持てない。


毎日仕事にいくのはだるい。



趣味はアニメ鑑賞。アニメをみているときは安らげる。


最近やたら、異世界系のアニメ多いよな。


みんな現実逃避したいんだろうな。異世界いいよなあ。


俺にも異世界現れないかなあ。


魔王討伐とか別にいいから、異世界でのんびりバカンスしたいわ。



そんなことばかり考えているやる気のない人間だ。


今朝も重い気持ちのまま部屋を出ようと、ドアを開けた。



・・・!



マンションの廊下に、ブラックホール的なものが・・・!?


しかも、その上には、「異世界への入り口」と、何やら書いてあるぞ・・・?



え、異世界への入り口なの?


え、これ、入ればいいの?


まあ、普通に入れそうなサイズ感ではあるな。


真っ黒で全然先見えないけど。


え、どうする?入っちゃう?



右へ行けば、マンションのエレベータから会社へ続く道。


かたや、左には「異世界への入り口」がある。


そんな状況だ。


願ったり叶ったりとはまさにこのことだろう。


仕事なんて全然行きたくないんだから、異世界一択だ。


アニメのみすぎな俺はそう思った。



ふと頭をよぎった。


ところで、これ、そのうち戻ってきたりできんのかな。


一生異世界のまんまなのかな。



ま、いいか。


こんなおもしろそうなことを逃すわけにはいかん。


なんとかなるさ。



俺は「異世界への入り口」に近づいていった。


近づいてもやっぱり真っ黒なんだなと思った。



よいしょっ


俺はブラックホールに吸い込まれていった。

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