11/15
11
真っ赤っ赤だ。
「あー、力が抜ける、ダメだわ。全然、力が出ない。さっきみたいにベジ太を押さえ込めない。もう、何だったら、ベジ太より弱くなっちゃった。今ならベジ太のほうがアタシより強い。あー、どうしよう、ベジ太に、いろんなことされちゃうかも!! ヤバい、ヤバい!!」
アタシはソファーで横になって、お目目をパチパチさせた。
骨がポキポキいうくらい身体を、くねらせる。
唇を尖らせて、ウインクする。
最後に投げキッス。
「あー。ベジ太に襲われちゃうー」
来い!!
ベジ太!!
ガツンと来い!!
さっき、アタシに責められた分を取り戻せ!!
「あれ?」
ベジ太が首を傾げた。
「でもポテ子さん、休憩のとき、いつもオレンジジュースを飲んでますよね? だからボク、このジュースを用意したんですよ。ポテ子さんに喜んでもらおうと思って!! そうそう、冷蔵庫にカツオのたたきもありますよ。ポテ子さん、好きでしょ。あれ?」




