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小説家になりたいと思った訳

作者: 黎明




どんなことでも努力すれば成功することが当たり前だと思っていた。


失敗するときは努力をしてなかったし成功するときは努力をしていた。


その事実が積み重なると


「努力したら成功する、努力しないと失敗する」


という固定概念を作った。


もちろん努力しないでも成功してしまうこともあった。


今までの努力の余りを使ったのだと思った。



その努力と成功が当たり前になると成功に対する快感が薄れていった。


自分の存在意義、生きる価値、楽しみ全てが薄れていった。


どうしたら自分という存在を世に残せるのか考えた。


スポーツ、勉強、仕事どれもピンとこない。


誰もがやるようなものじゃなく誰もができるがやる人は少ない。


そんなことがやってみたかった。



小説の世界は広い。


小説家になろうの中だけでも四十万以上の作品がある。


その中で自分の書いた作品が読まれることなど落とした財布の中身が入ったまま帰ってくるようなものだ。


故に皆ツイッターやブログなんかで宣伝する。


そこまでしても固定の読者がついていない新人小説家の作品は二十PV程度しか来ない。


圧倒的なアクセス数を誇る〇間ランキング。


作者を見ると大抵同じ人だ。


古参の人気作を持っている方々がどっかりと席に座り動かない。



「面白い作品を書く人」


というレッテルが一度貼られると読者は新作が出たとき読んでみようと思う。


名もない作家のつまらなそうなタイトルには目もくれずに。



アクセス数が多いと比例して評価数、ブクマ数、感想数が増える。


総合ポイントが高くなりランキングにのる。


またアクセス数が伸びる。


作者のモチベーションが上がる。


作品の更新頻度が上がり、いい作品を見せようと時間をかけるようになりクオリティーが上がる。


このループに乗ってしまえばいいことしかない。


ただ乗るまでにはいばらの道を進まなければならない。


成功するには努力だけではたどり着けない。


時の運や人脈、センスや気持ち


沢山の要素が積み重なって成功できる。

 

 

 

なんとしても成功したいと思った。

 

成功の先が快感だと信じて人生をかけてやってみる価値があると思った。


すでに一部の快感を得ることができた。


ジャンル別日間一位をとったときとヒロインのイラストを描いて送っていただいたときだ。


自然と涙が出た。


目標に一歩近づいた。


たったそれだけの事なのに。


心が動いて体が反応する。


気持ちがよかった。



書いた小説を読んでもらい反応が返ってくること。


ポイントやアクセスなどの数字で見ること。


いつかは書籍化の依頼をもらい実際に出版すること。


これが生きがいであり目標だ。


小説情報欄の下のほうに私の書いた他の作品があるのでよかったら見ていってください。

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