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桜と共に散りゆく 1

書き貯めゼロの見切り発車

100年前に起きた事件によって魔術が世界に広く知られるように世界

東京郊外に屋敷を構える私 灰島真理(はいじましんり)とその弟子である暁茜の二人が巻き込まれる事件の数々 その事件のいくつかを紹介しよう 




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その日、私の気分はここしばらくで最高の物であった 

長い冬が終わりとても寝起きの良い朝だ。動物たちは冬眠を終えて巣穴から出てきているであろう。

あの使用人、、、じゃなくて弟子(仮)が作ってるのであろう朝食の良い香りが漂ってくる。

私は身支度を早急に済ませると部屋を出て、廊下を少し進んだ所にあるリビングへ向かった 

毎度思うが何故この屋敷はこんなに広いのか、一階と地下の研究室以外ほとんど使っていないんだが あとで茜に2階の掃除でも頼んでおこうか 魔獣の死骸とかが置いてあったはずだし、とても面白い事になるだろうな

私は弟子の情けなく慌てふためく姿に胸を膨らませながら、廊下を抜けリビングの扉を開けるとそこには

「あ、、先生 おはようございます」

美しい赤毛を持った10代後半の(実年齢は全く違うが)美少女がいた まあ私の弟子(仮)の暁茜なんだが

リビングを入ると私の素晴らしい朝をぶち壊しにする物が目に入る

茜は丁度机に料理を並べている所であるが勿論私の機嫌を悪くしたのは彼女でも彼女が作った朝食でもない

「おはよう灰島君、良い朝だね 早速で悪いが君に用事があるんだ」 そこには細身ながらもしっかりした体型の50半ばの男 

警視庁魔術事件捜査課警部早乙女正義(さおとめまさよし)の姿があった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「今日はなにようかね、早乙女警部殿」

朝食を食べ終えた私は早乙女に皮肉混じりで問いかけた

「いやー朝飯までいただいて申し訳ない。それで今日きみの家を訪ねたのは、まあ何時ものだよ」

彼は恥ずかしそうに頭をかいたあとに、急にシリアス顔に戻ると本題を切り出した

「そんな事はわかっている もしも朝食をたかりに来ただけなら、魔術の実験体にしていたよ」

私はイライラしながらそう答えると、彼は全く動じることなく話を進めていった

「さて君は、近頃話題の動く死体については知っているかな?」

リビングの奥に後付で設置したキッチンで皿洗いをしていた茜が答える

「それって、夜に桜並木で動く死体に襲われるっていうあれですか?」

それを聞いた早乙女は茜に向け

「それだよそれ あの世間知らずの茜ちゃんが、こんなに物知りになって灰島君にあずけて良かったよ」

早乙女は嬉しそうにそう言った

「相変わらずの親バカだな 血も繋がってないくせに良くやる。それでその桜並木の死体をどうにかしろと言うのが今回の依頼と言う事で良いんだな」

「ああその通りだよ、今回の依頼は桜並木の動く死体を操っているであろう犯人を生死問わずで捉えることだ 勿論報酬はきみの望むだけ払おう」

「当然だ、報酬もなしにこんな面倒な事件に首を突っ込むわけ無いだろ」 

早乙女は深く頭を下げると

「きみが迷惑してるのはわかるが、警察の手ではどうにもならん」それを見て私は

「心にもない事を言うのはよせ たとえ情に訴えられても報酬は何時も通りにもらうからな」

早乙女は頭を上げると

「あ、やっぱりバレちゃったか でもきみに丸投げするしかないのを申し訳なく思ってるのは本当の事だよ」

彼は何時ものように内心が全く読めん、微笑を浮かべるのだった

「そういう事にしといておいてやる 行くぞ茜、こんな事件に時間をかけてられるか1時間後に出発だ」

「はい先生、40秒で支度します!!」

彼女は、はりきった様子でそう答えた

「そんなに早く準備されても私が困る だがその元気は良いな、出会った頃の年中通夜みたいな時とは大違いだ」

そう彼女は今でこそ無駄に明るいが1ヶ月前に出会った頃はそれは酷いものであった 

おっとこれ以上考えるのはよそう、あの私が関わった中でも いや21世紀最悪の事件であった緋色の継承事件(早乙女命名)を思い出すところだった

ただでさえ、これから面倒ごとに関わるのにこれ以上気分を下げる必要もないからな

さて、できれば2~3日で終わらせたいがどうなる事やら


灰野の見た目は長身で美青年だが目のクマと年中着てる中二コートのせいで台無しな感じです

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