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異世界怪奇譚  作者: 春ウララ
ミスト
37/70

「霧を前に・・・」

「霧を前に・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 安楽島琥太郎ウラシマコタロウは、ワクワクしていた。

 

 イディオン(こちら)に来てから初めての旅。

 ライクニック以外の土地に、外聞があっても実際に足を伸ばしたことがない。

 

 それも、眼を見張る程の美女の下。

 

 旅を共にする愛しく、美しい主アスビー・ライクニック。

 

 俺は何と幸せな男だろう。

 

 旅行をしようなんて、思い立ったこともない人生19年あまり。

 それも異性を伴っての旅なんて、高校の修学旅行以来だろう。

 仲の良い友達と班が別れ、絶望の自由行動の日。

 大阪で一人、ゲームセンターに赴きカピバラのヌイグルミを取ったのは、良い思い出だったなぁ・・・

 

 あの頃、俺を置いてアメ横に消えていった友人モドキどもに言いたい。

 今の俺は、勝ち組だ! と!

 

 「あの・・・何故顔をにまつかせているんですか?」

 

 座席に腰かけるまだ、幼さの残る少女"サイ"から、何故か怖いモノに触れるかのように恐る恐る声をかけられる。

 

 「いや、ちょっと辛い過去に打ち勝った喜びでな。」

 

 「その過去、どれだけ悲しいモノなのか、ちょっと気になります・・・」

 

 最早、目の前の異常を呑み込むことへとシフトしたサイが憐れみを持って琥太郎へと眼差しを送るも、琥太郎はその目を見ることが出来ない。

 頭を下げているから。

 

 「おい、足置き従者。勝手に動くな。」

 

 「・・・すまん。」

 

 琥太郎は、現在、"ディセント"へと歩を進める馬車の床の上で、正座している。

 アスビーの下。

 アスビーは、鴨鹿の様な細足を伸ばし、その両足を1本ずつ琥太郎の肩に置く。

 

 基本パンツスタイルのアスビーからは生足の体温を感じることも出来ず、ただただ苦行。

 気を抜いて、今みたいに身をよじらせると、頭に踵を落とされる。

 遠出用に靴裏が丈夫な靴を選んだアスビーの踵落しは、硬球を受けたかの様な衝撃がある。

 

 流石は、我が主。責め苦の才能がある。

 俺はうれしい。

 いや、責められる事に喜びを覚える質ではないのだが、

 強い女性であれば有るほど、墜とせた時、そのギャップに震えると言うものだ。

 

 我が人生の訓は"ジァイアントキリング"

 ザハゲーや、FPSゲームに於いて。

 チームの勝利よりも、1位の者をトラップや待ち伏せ等の狡い手を駆使して獲ることだけに執着し、

 クラスで1番可愛い女子以外を眼中に入れなかった学生時代←決して彼女いない歴=年齢への言い訳ではない。

 

 だからこそ、俺を尻目に刹那的に異性交遊や、目先の勝利にかまけていた同級生たちよ!

 今の俺を見るがいい!

 

 琥太郎は、アスビーの足下で声のない雄叫びをあげる。

 

 "俺は絶対勝利のプロローグに立っている"と!

 

 「動くな。」


 何か、もぞ痒く動く琥太郎の頭上にに冷徹な振り子を振り落とす。

 

 頭へ与えられた衝撃が琥太郎の意識を飛ばしかける。

 それにより動きを止めた琥太郎に満足のいったアスビーは、その足を落ち着かせる事に成功する。

 

 馬車はライクニックを出て一刻あまり。

 隣の街とはいえ、馬車で半日はかかる距離にある。

 そこまでの道中はひたすらにただっ広い草原が続くのみで、狂暴な魔物の類いもいない。

 

 「・・・。」

 

 「・・・。」

 

 「・・・。」

 

 「おい、琥太郎。」

 

 「なんだ、今度は膝を貸して欲しいのか?」


 「お前の膝なぞいらん、根本から切り落とすぞ。」

 

 「いつもの冗談だよ。何だ、何か噺でもしようか?」 

 

 退屈なんだろう?

 とは、"サイ"の手前言うには言えず。

 先程から小刻みに感じる足の振動から、何となしにアスビーの気持ちを汲み取る琥太郎。

 

 「ふむ、そうだな。」

 

 そう言い、足を琥太郎の肩から退かしたアスビー。

 お役目を解かれた琥太郎はその横に腰かける。

 

 「うん、今回の霧の怪奇なんだが、似たような噺を聞いたことがある。というより観たことがある。」

 

 「本当ですか!?」

 

 サイが食い入るように、琥太郎を見る。

 

 「いや、実際にじゃないんだが、映画でな。」

 

「映画・・・?」

 

 「あー、そっか。うーん、何と説明しようか・・・」

 

 「琥太郎は、異界の者だ。サイ。

 それも、このイディオンよりも遥かに文明が発展している世界のな。」

 

 「そうなんですか! 私初めて異界の方にお会いしましたが、私たちと、気づきませんでした。私たちとそう変わらないのですね。」

 

 「ふむ、同じ人間だからな。

 それで"エイガ"というのは、噺を実際に人間が再現し、それを機械で保存するモノらしい。」

 

 「保存・・・そんな。

 それじゃあその人たちは機械の中に捕らわれてしまうんですか・・・」

 

 サイが何とも面白い発想に至っているらしいが、

 それもそうだろう。

 初めて携帯のカメラで撮影したアスビーも似たような反応をしたものだ。

 

 「違うよ、サイ。あくまでもその時だけ、転写するだけであって。写された人間は何にも害がない。

 いわば、その状況を事細かに何時でも再生できる本とでもいうものかな。」

 

 「「?」」

 

 伝聞でしか、知らないアスビーと、まったく無知なサイは揃って首をかしげる。

 

 「んー、簡単に言えば。目の前で実際に人が噺の内容を演じる本だな。ほぼ、無制限で何度でも誰でも実際にその場の状況などを見ることが出来る。」

 

 「ほー、それは凄いな。報告書にしたら楽そうだ。」

 

 「おー、アスビー。良い観点だ。実際にその記録と再生の技術を活かしてそういう使い方もされている。」

 

 「そくわかってないですけど、凄い技術なんですね。」

 

 「うんうん、理解するまで説明するのは俺でもちょっと難しいから、とりあえず俺がその噺を観たとだけ認識してくれればいい。

 俺は日本という。別世界の国で産まれたんだが。その国には沢山の怪奇が存在していたんだ。」

 

 

 琥太郎は説明を省き、噺を進める。

 

 「ちなみに、ヨミも俺と同じ世界の人・・・」

 

 「そうなんですか。ヨミさんが。」

 

 人ではないんだが、その説明も時間を食いそうなので一旦放棄する。

 

 「俺の国とは違う国の噺。創作だがな。

 その国には、偉大な怪奇噺の作り手がいたんだ。」

 

 

 

 

 とある田舎町。

 そこを突然濃霧が包む。

 

 買い物に娘と出ていた主人公は、ショッピングモールでその霧に足止めをくらう。

 

 最初は霧に対して単なる異常気象だろうと思っていた主人公たちだが、

 その霧に呑み込まれた人は帰ってこず。

 更に、その霧から異形の怪物が姿を表し、人々を襲い出す。

 

 訳もわからぬまま、居合わせた人達と籠城をする主人公だが。

 

 そこに頭の狂った宗教を唱える女が一人。

 

 これは、神に背き続ける人間への罰だ!

 

 神への生贄を捧げ、罰へ報いねば!

 

 最初は無視され、誰も女の言葉を信じなかったが、

 不運にも女の予言めいた言葉が的中する。

 

 徐々に女の信者が増えていき。

 主人公の娘もまた生贄にされそうになる・・・

 

 「主人公たちは、どうにかそこを脱出して化け物に会わぬよう祈りながら足を進めるんだが、最後に体力も尽き果て。自殺をしてしまうんだ。

 それも、主人公が娘や一緒に逃げた老夫婦を手にかけ最後に自分自身を手にかけようとしたとき。

 兵士が現れ主人公だけが生き延びてしまう。」

 

 「そんな・・・」

 

 内容の酷似もそうだが、あまりの救いのない噺にサイは言葉を失う。

 

 「ふむ、なかなか恐ろしい噺を創る者もいたものだ。」

 

 「極限のなかでの人間の凶行。そして、運命の皮肉。

 俺も初めて観終わった時、言葉を失ったよ。」

 

 「しかし、九分九厘・・・」

 

 「ああ、今回の怪奇と源流は同じかもしれない。」

 

 「じゃ、じゃあ。霧の中に消えた人たちは・・・」

 

 「いいや、それはまだわからん。

 あくまでも似ているというだけ、霧を創り人を惑わす怪奇は他にもいる。」

 

 「そうだな。ただ人の根幹のところ。

 閉鎖された場所で起きた神隠しのような事態に対して、人間は脆弱なもので、神や生け贄信仰にすがってしまうという話だ。」

 

 変に不安を募らせてしまったかな・・・

 琥太郎は、不安に思いサイを見る。

 

 「案じろサイ。私たちがその兵士だ。」

 

 肩を震わせるサイが、アスビーへと視線をあげる。

 

 「怪物だろうが、神であろうが。私には関係ない。

 民を惑わす怪奇には違いない。

 教えてやろうサイ。この国で最も怪奇に対して知識も力もあるのは、私だ。」

 

 真っ直ぐと、ただひたすらに真っ直ぐにサイの心を導く眼差し。

 この瞳が、琥太郎がこの世界。いや、生涯愛し、仕えたいと思う人のモノ。

 琥太郎と同様にサイにも、同等の想いを抱かせたのであろう。

 二人は羨望の眼差しでアスビーを見いる。

 

 「あー! お腹空いたー! ねぇねぇ! 天気もいいし、此処等でご飯にしない!?」

 

 「「「・・・。」」」

 

 馬車の騎手からの、気の抜けた言葉が今までの流れにオチをつけてしまう。

 

 何とも言えぬ微妙な空気の三人。

 

 「・・・ふむ。そうだな。」

 

 あ、ちょっとへこんだ? いや、イラついてる?

 せっかく、かっこ良く決めたのに。 

 

 アスビーが胸ポケットからタバコの箱を取り出すのを見て、琥太郎は直ぐ様、主の内情を察してキャトルに呼び掛けたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 太陽が西に傾きだしているが、雲1つない平原には心地のよい風と陽射しが射し込む。

 

 3人は、馬車を止め木陰で、ヨミの作ってくれた軽食に舌つづみをうっていた。

 

 「あー、肩こるよー。」

 

 サンドイッチを口に放り込みキャトルは、グーッと背伸びする。

 

 「代わろうか?」


 「琥太郎、馬に乗れるの?」

 

 「ゴーカートならお手のものだった。似たようなモノだろう。」

 

 「ゴーカートって何かわからないけど、無理だね、気持ちだけ貰っておくよ。」

 

 「仕方ないだろう、馬なんてこっちに来てから初めて見たのだからな。」

 

 「えー、じゃあどうやって移動するわけ?」

 

 「機械に乗ってだよ、電気で動く。

電車という乗り物が国中を繋いでいてな、誰でも格安の値段で馬の数倍の速度の乗り物に乗れるんだ。」

 

 「それは、凄い便利ですね。」

 

 「そゆこと。」

 

 琥太郎は、えへんと反り返りタバコを取り出すも、その手をキャトルにチョップされる。

 

 「子供の前で止めなさい!」

 

 「何を言うか、同じことをアスビーに言ってみろ。」

 

 馬車を止め、一人姿を消したアスビーは、近くで一服していることだろう。

 

 「マナーの問題ですー。」

 

 「はいはい、わかりましたよ。」


 「あ、私には構わずに、どうぞ。喫煙は紳士淑女の嗜みと聞きますから。」 

 

 「それ、お父さんに教えられたの? そんな言い訳して自分を正当化してるだけだよ。」

 

 「そうなんですか!」

 

 ハッと驚きの顔をするサイ。

 

 無知が可憐なお年頃だ。

 キャトルがサイを正そうと、クドクドとタバコの害悪を語りだしたので、琥太郎は二人を置いて、アスビーを探しに行く。

 

 案の定、遠くには行っておらず、馬車の反対側に腰かけ、望遠鏡のようなモノを覗きタバコをふかしているアスビーを見つける。


アスビーの喫煙に関しては、ひと悶着ありながらも、キャトルをどうにか納得させて。

以前よりも堂々とスモーキングタイムを送るようになれたのだが。

 

 琥太郎がタバコを加え、近寄るとアスビーは望遠鏡から目を離す。

 

 「何を見てたんだ?」

 

 「思ってたよりデカイな。」

 

 「え?」

 

 アスビーが望遠鏡を琥太郎に投げ、覗くように促すので琥太郎もその方角を覗く。

 

 「・・・街まではあとどのくらいなんだ?」

 

 「・・・一刻走らせれば見えてくる筈だが・・・」

 

 顎に手を添えて、考え込むアスビー。

 琥太郎は望遠鏡から目を離す。

 

 「まったく先が見えないな。」

 

 琥太郎が望遠鏡から見た風景は、想像以上の濃霧。

 それも、街をスッポリと覆っても余りあるほどの巨大な白い霧。

 街の周囲数十キロをおおっているだろうか。

 

 「あれを突っ切るのか。」

 

 フーッと煙にタメ息をのせる。

 

 「街の方角はわかっている、それにキャトルならあの霧でもどうにか狂わずに走らせられるだろう。」

 

 アスビーは、こめかみを押さえタバコを踏み消す。

 

 見通しの良い状態なら馬で一刻。

 普通の人間なら、恐らく辿り着けず。方向感覚に優れたエルフ族のキャトルでも軽く見積もっても、その3倍の時間はかかりそうだ。

 

 その長い時間。

 人を呑み込み、姿を消す怪霧の中走り続けなければならない。

 

 「頭を悩めていても、始まらん。元より予想できていたことだ。

 琥太郎、何時でも戦う準備をしておけ。」

 

 「わかったよ、主。」

 

 琥太郎とアスビーは、2本目のタバコに火を灯し、

 目的の見えない、危険な旅路へ備える。

 

 「雷で、霧を掻き消すとか?」

 

 「私に三刻のあいだ、打ち続けろと?」

 

 「1つのアイデアだよ、妙案への一投。」

 

 「・・・琥太郎。頭を捻る前に1つだけ、お前に教えておこう・・・か・・・ふむ・・・」

 

 「なんだ? 改まって。」


 どこか言葉を選んでいるアスビーを見て、琥太郎は何事かと首をかしげる。

 

 アスビーが言い辛いこと?

 隠し事などしないアスビーが?

 いつも堂々とのっけからんに話すアスビーが?

 言いよどむこと?

 

 ・・・・・・・・・あー。

  

 「・・・もしかして、女の子の日か?」

 

 「・・・。」

 

 認識するよりも先に身体に衝撃がはしる。

 硬球の靴底が、綺麗に顎先へ。

 アスビーから放たれた、キックボクサー顔負けの美しい右ハイキックが、琥太郎の顎に。

 

 琥太郎は膝から崩れ落ちる。

 

 「・・・他に言い遺すことはあるか?」

 

 「あ、あ、ある・・・ごめんなさい。」

 

 倒れこむ琥太郎にトドメを刺さんと琥太郎の後頭部に狙いを定めるアスビーに、

 琥太郎は両手と額を地面につけ、

 膝がガクつき、意識も朦朧とするなか、琥太郎は誠心誠意の謝罪をする。

 

 「私の加減も日に三度まで。次はない。」

 

 「は、はい、かしこまりました。」

 

 思えば今日は厄日だ。

 今のは俺の汚点だとしても、今朝のひざ枕は事故だろう。

 

 まぁ、気持ち良かったから良いけどさ。

 

 深々とタメ息を漏らすアスビー。

 

 「最も私がお前にトドメを刺すのも難しいだろうがな・・・」

 

 「え?」

 

 回復しつつある、身体を起こす琥太郎。

 

 「今の私には魔力が殆ど残ってない。」

 

 目をそらし罰の悪そうにするアスビー。

 

 「どういうことだ・・・」

 

 「回復していないんだ、アレを使った為にな。」

 

 「あ・・・。」

 

 周囲を一瞬で焼け野原にし、異常な魔法抗体をもつ吉美を粉々に吹き飛ばす必殺の魔法。

 

 俺もあの後意識が定かではなかったが、アスビーも立っているのがやっと、といった状態だった。

 

 魔力の類いに造詣のない琥太郎でも、あの魔法がどれだけアスビーに付加をかけていたのか、

 それを改めて認識する。

 

 馬鹿か俺は。

 

 全然、見えてなかった。

 

 正に全身全霊、精魂込めたアスビーに対して。

 あまりにも不配慮、不認識。

 

 ギリギリと自身のいたらなさが歯痒い。

 

 「お前が見抜けないのも無理はない。

 私自身あまり、気にもとめていなかった。ヨミに指摘され漸く理解した。」

 

 琥太郎の気持ちも慮り、優しく声かける。

 そして、指で3と示す。

 

 「3発・・・」

 

 「そうだ、下級のがな。それ以上は無理だ。」

 

 それじゃあ・・・

 

 「だからこうして、改まったんだ琥太郎。

 我が忠実なる従者にして、護者。

 私を護れ。」

 

 アスビーの命に、目をあげ、琥太郎はその瞳を真似するかのように、瞳を通しアスビーの心を視る。

 

 「・・・。」

 

 「・・・。」

 

 琥太郎が、右手を差し出す。

 

 「行きましょう、主。」

 

 ゆっくりと噛み締める様に目を閉じ、琥太郎の手をとるアスビー。

 

 今度は、俺が。

 君を助ける。


 「ふむ、では戻ろう。策を練らねばな。」

 

 

 

 

 

 

 

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