8/9
7話
何時間寝たのだろうか。俺は目が覚め、体を起こした。
とりあえずモカさんにちゃんとお礼も言っていないと思った俺は
下の階に降りることにした。降りる前に少し家を見て回ったら
この家は2階建てのようだ。一階は寝室の類しかなかったため
下に降りてみた。
するとご飯どきだったのか、モカさんはキッチンで食事の支度をしていた。
「あら、おはよう。もうちょっとで晩御飯の支度ができるから待っててね。」
そう言ってまたキッチンで作業をし始めた。
俺は近くにあった椅子に座り待つことにした。
料理をするいい音が聞こえる。こういう生活の音を聞くと自然と落ち着くものだ。
そんなととを考えながらぼーっとしていると
できたわよという声とともに食卓にご飯が並べられた。
俺は食卓につき、まずお礼を言うことにした。
「あの、助けていただいてありがようございました。」
「ん?全然いいのよ。困っているときはお互い様だから。
それより痛いところとかはない?一応治療したつもりなんだけど。」
「はい。もうすっかりよくなりました。」
ほんとにこの人にはお世話になりっぱなしで少し申し訳なくなる。
そういえば俺が気を失ってからだいぶ経ったように感じるが
いったいどれくらいの時間が経ったのだろうか。
俺はその疑問をぶつけてみた。




