4/9
3話
「なに?」
ハルが不安そうに言った。
「とりあえず外の様子を見に行こう!」
俺はハルを連れて外に出た。
家のドアを開け外に出てみると、外は戦場と化していた。
いや、戦場というにはあまりにも一方的な光景だった。
人々が魔物に襲われていた。
言葉で表すとただSの一文になってしまうが、その光景を受け入れるには時間が
必要だった。
「あ、、、、あ、な、、、」
ハルはこの光景に口を開け言葉にならない単調な音を鳴らすのが
限界のようだった。
俺はそんな春の様子を見て正気に戻った。
「ここから離れるぞ」
俺はそう言ってハルの手を掴み走った。
ただひたすらに悲鳴の聞こえないほうに走った。
ただひたすらに悲鳴の聞こえないほうに走った。
もう無我夢中だった。なにを考えることもできずただ走り続けた。




