第9話 大魔王軍VS冥界主神軍
断絶神ゴギアレグルスと冥界主神ガゼリオスを
倒す為に探すことにしたゼクアはエルシュカに
場所に心当たりはあるか聞く。
エルシュカは少し間を開けて答える。
「多分だけど崩壊した神界エルドネシアにいると思うよ。」
そしてゼクアは黒い渦を掌から出して次元魔法を
使用して別世界である神界エルドネシアへと
エルシュカと不死王と魔族100人程で
共に移動したのであった。
崩壊したはずの神界エルドネシアに
再び踏み込んだゼクアたち
しかしゼクアが後型なく滅ぼしたはずの
神界エルドネシアが全く滅びてなかったのだ。
ゼクアの不死王ガリエスを含む配下が口を揃えて呟く。
「ゼクア様が滅ぼしたはずの神界エルドネシアが
再生しているだと?一体何者が??」と
ゼクアの配下たち100人が一斉に指を刺す。
「なんだあれは!!」と大声で叫ぶ。
そこには4000は超えている数の魔族と神々がいた。
ゼクアは口は開いて大声で言い放つ。
「伏せろ!!!」と
100人の魔族が地面に頭を押さえて伏せる。
伏せた瞬間「キーン」と高音が
あたり一体に響き見えない斬撃が飛んでくる。
遥か遠くの山脈まで斬撃が飛んでいったのか?
山脈が綺麗に横一文字に切り裂かれ山脈が崩れる。
そして斬撃が飛んできた方角から喋りながら
こちらへ歩いてくる男が1人いた。
「ほう。見えない斬撃を見切り部下を守るとは
素晴らしい判断力だ。実に素晴らしい大魔王だ。
俺の名は冥界主神部隊副団長.斬首の堅牢ガルファ。」
ゼクアが口を開く。
「冥界主神部隊か?冥界主神ガゼリオスの場所は知っているのか?」と問いかける。
「勿論知っているよ。この先にいるよ。
大魔王ゼクア君が世界神を殺した場所にね。」
と答える。
ゼクアはエルシュカと不死王ガリエスに
「ここはお前たちに任せる」
と伝え冥界主神ガゼリオスの元に向かったのであった。
そしてその場に残ったエルシュカ、不死王ガリエスと
100人のゼクアの配下は4000の魔族と神々と戦うことになったのであった。
ガルファが巨大な大釜を引き摺りながら
こちらへ歩いてくる。
「まずはエルシュカ君から殺そう。
君は美しい。美しいからこそ
その美しい顔を傷つけたくなるねぇ〜」
とサイコパスな発言をしながら大釜振り回す。
エルシュカは紙一重で交わす。
エルシュカは不死王ガリエス含めた
ゼクアの配下全員に
「ここは私に任せて!」
と言い放った。
そして不死王ガリエスは100人の魔族に指示を出す。
「我々は4000の軍隊を殺すぞ!」と
その指示に対して100人の魔族は
「は!不死王様!」と言って4000の軍隊に突っ込み
不死王ガリエスも不死の魔眼を解放して一気に神々を蹴散らしていく。不死王ガリエスの不死の魔眼が黒く光り魔力を放出して4000の軍隊の魔力を乱し動きを封殺する魔法を使った。
「死虚無化不滅王歩数顕現」
不死王ガリエスは歩いただけで4000の軍隊を
どんどん魔力を乱し魔法を無力化していく。
無力化した軍隊を100の魔族がどんどん殺していく。
不死王ガリエスに向かって遠くから
魔法を撃ち放ってくる者がいた。
不死王ガリエスは素手で魔法を弾き飛ばした。
いや跳ね返した。跳ね返された魔法は
魔法を撃ち放った者に直撃し死亡した。
その光景を見ながらガルファは戦闘を楽しみながら
エルシュカに自身の大鎌の能力についてペラペラと
喋りだしたのだ。自身の力に余程自信があるのであろう。
「僕のこの大鎌はねぇ〜空気にさえ触れていれば
半径100mにさえ相手を切り付けたことになるんだよ。理不尽だよねぇ〜」と言い放つ。
エルシュカの腹から血が垂れ出血する。
「貴方。誰の嫁に手を出したか?わかる?
私は強いわよ。だって大魔王の嫁だもの。」
ガルファが小馬鹿にするように笑う。
「あはは。何を言ってるのかな?小娘さん?」
ガルファは笑い続けながらエルシュカに
大釜投げつけて首を吹き飛ばそうとした。
エルシュカは避けた。
しかしそれは揺動だった。
「小娘さん。君は戦闘経験が浅いねぇ〜」
突如エルシュカが笑う。
エルシュカはガルファの頭上に魔法陣を
既に描き終わったいたのだ。
「あはは。バッカっじゃないの?
貴方が喋っている間に魔法陣を描いていたのよ。
早速だけど死んでくれる?サイコパスさん!!」
と言い放ってガルファの頭上から魔法を撃ち落とす。
「混沌厄雷燼神災」
ガルファの身体に漆黒の落雷が落ちる。
漆黒の落雷が一度落ちたのに落雷が止まらない。
ガルファが悲鳴を上げる。
「ぎゃぁぁ!!!!!」
エルシュカが口を開く。
「この魔法は私の旦那の魔法よ。この魔法は永遠に降り注ぐ落雷よ。貴方はもし私と戦うならこの落雷を浴びながら戦うことになるのよ。」と
ガルファは相手も変わらず
「ぎゃぁぁ!!」と悲鳴を上げている。
と思っていた。
「なんてーね。こんな攻撃僕には効がないよ。」
と言い放ち突如エルシュカの身体に見えない
斬撃を飛ばしてくるガルファ。
エルシュカが反応出来ず喰らってしまい
「ぶっはぁ」と吐血する。
しかもかなりのかなりの負傷した。
「血が止まらない。」
あまりの出血でその場で倒れしまう。
エルシュカは涙を流しまだ死にたくないと
必死に出血した箇所を抑える。
「助けてゼクア‥‥」
ガルファの鎌がエルシュカの首目掛けて落ちてくる。
もう終わりかと思った瞬間ガルファの背後から
首目掛けて漆黒の炎を纏った男が魔法を撃ち放つ。
「大炎爆滅触手」
ガルファの首から上が落ちる。
「すまんな。痛かったろ?エルシュカ。」
今治すと言ってエルシュカの傷を治した。
「大魔王よ。我は不滅なのだよ。」
とガルファが言い放つ。
エルシュカがゼクアに言う。
「この人さっきと雰囲気変わった。
もしかしたら多重人格かも‥‥」
と言ってゼクアの顔を見つめる。
「どうした?エルシュカ?」
「なんーでもない!とりあえずアイツ倒して。」
とゼクアに命令した。
「しゃないか。嫁の言いなりになるのが旦那にのかもな。まぁよい。俺の嫁を傷付けたなら後型なく消すまでだ。」
と言い放ちゼクアは少し魔力を解放した。
ほぼ完全に8000年前の力を取り戻したゼクアは
本気を出せば何が起きるか分からない。
だからゼクアは最小限の魔力でガルファと戦うことにしたのであった。
「その程度の魔力で俺と戦うだと?
舐めているのか?俺の名はガインディア。」
「こっちが本当の人格か?」
「御名答。」とガインディアは答える。
ガインディアが自身の頭を拾い再び
首を接着させてゼクアに対して言い放つ。
「さて。大魔王ゼクアよ。
この世界を荒らした罰として死ぬがよい!」と
エルシュカを傷つけたガインディアに対して
ゼクアが一言添える。
「お前は俺の大切な人を傷つけた。
どうなるか分かっているんだろうな?」
ガインディアが魔力を解放して
大鎌を光らせて変形させる。
「透明大鎌」
「この大鎌は透明であり四方八方から見えない斬撃が飛ぶ。この半径500メートルが射程範囲だ。」
と言ってゼクアにガインディアが見えない斬撃を
有象無象に何発も飛ばすのであった。
しかし見えないはずの斬撃をゼクアが交わした。
「なぜ交わせた?」
「何簡単な話だ。斬撃は見えなくとも魔力が丸見えだ。」
と言って魔眼を使い魔力を見たのであった。
ゼクアが少々魔力を解放して
地面に魔法陣を描く。
そして魔法陣が巨大な漆黒の炎で
燃えた戦車が出現する。
出現した巨大な戦車がガインディアに
凄まじいスピードで突っ込んでいく。
「 劫火灼遁業戦車 」
そして燃えた戦車がガインディアを轢き潰し
身体が漆黒の炎に包まれ苦しみ出す。
「ぎゃあああぁぁ」と
「この戦車に轢き潰されたものは永遠に消えない漆黒の炎に包まれ永久に痛みか伴う。
その炎を消したくばこの戦車を壊すことだ。」
とゼクアは言い放つ。
戦車を破壊すればいいと知ったガインディアは漆黒の炎に包まれた戦車を破壊するため魔法陣を描く。そして魔法陣から氷の刃が無数に召喚され無数の氷の刃が戦車を囲い込み一斉に撃ち放たれる。
「氷華遁刃」
だか戦車には一つも傷を付けられない。
ガインディアは再び戦車を破壊するため魔法を撃ち放とうとした瞬間ガインディア自身に傷が付いた。
「一体何をした!!」
ゼクアが口を開く。
「事象を反射させただけだ。
本来先ほどの攻撃で戦車は壊れるはずだったが
戦車が壊れるはずの事象をお前に跳ね返してたのだ。つまり戦車が壊れるのではなく貴様が壊れるのだ。」と
「そんな馬鹿なぁ!!!クソがぁ!」
ゆっくりと崩壊していくガインディア。
崩壊しながらガインディアは言い放つ。
「貴様では冥界主神ガゼリオス様には勝てまい....」