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第6話 世界を司る神VS大魔王

世界神ノウズベティアの発言を聞いたゼクアは世界神ノウズベティアを嘲笑うかのように笑った。



「貴様如きがこの俺に敵うとでも?」



世界神ノウズベティアは反論せずに無言で

悍ましい魔力を解放してゼクアに魔力の圧をかけた。



「この我の魔力を間近で感じて何ともないとは

腐っても大魔王のようだな。」と呟いた。



世界神ノウズベティアが一つ魔剣を召喚した。



「模倣魔法」



「この魔剣は魔王イヴエルが貴様を

転生にまで追いやった魔法近しき。魔王剣エギリス。」



と言い放ち魔剣を振り回した。



振り回した瞬間ゼクアは回避をしたが

ゼクアの身体が真っ二つに切られ

切られた部分から魔力が抜けていく。



「確かに魔王剣エギリス確かに厄介だが貴様はイヴエルではない。まるで扱いがなっていないぞ?」



真っ二つに身体。切られた下半身が歩き始める。

そして上半身に磁石のように張り付き

身体を引っ付け傷口を消していく。



「この程度なら蘇生魔法を使う必要はないな。

それに貴様の魔王剣エギリスは紛い物だ。」



世界神ノウズベティアが口を開く。



「やはり紛い物ではダメか。」



と言い放ち世界神ノウズベティアは神界エルドネシアを覆う程の別空間を世界全土を揺らしながら創り出したのであった。



世界滅造空間(エアギルスエンディア)



「この空間では我に傷一つ付けることは敵わん。」



ゼクアが口を開いて話し始める。



「ほう。世界を包み込む程のサイズの空間を創るとはなかなか素晴らしい魔法技術だ。貴様が新たな空間を作ったことでこちらも使える魔法がある。まともな場所で使えば世界は愚か宇宙ごと吹き飛ぶ。」とゼクアは魔法放つ為に世界神ノウズベティアと同等かそれ以上の魔力を体外へと放出した。



ゼクアは話し終えて右腕で巨大な魔法陣を描き

黒色で巨大な大砲を生成したのだ。

その黒い大砲からはとても邪悪な魔力が感じる。

近づいただけで吐きそうなくらいに。

倒れて死んでしまう程に。



「まずは傷を付けられない事象を滅ぼしてやろう。」



事象消滅(グレイヌゼンファルド)



「事象消滅( グレイヌゼンファルド)」を使用して

傷を付けられない事象を消滅させたのであった。



そしてその黒くて邪悪な魔力を感じる大砲から漆黒とも言える黒炎が凄まじい勢いで発射され世界神ノウズベティアを包み込む。



滅核業紫炎核爆大砲(イヴェレネレス)



漆黒に包み込んだ瞬間「世界滅造空間(エアギルスエンディア)」と世界神ノウズベティアに傷をつけた。



しかし世界神ノウズベティアは傷を負いながらも

その場で倒れず耐え切ってみせたのだ。



流石は神の王の1人と思わせる耐久力であった。



「ほう。この魔法を耐えるか?

だかなその魔法は喰らって耐えられるものではないぞ?」



と世界神ノウズベティアに対して言い放ったのであった。



世界神ノウズベティアはいきなり身体が崩れ始める。



「一体何をした!」



ゼクアが口を開き魔法の能力を説明し始めた。



「この魔法はな?喰らって耐えたとしても

永続的に生命を滅ぼし続ける滅びの魔法だ。」



世界神ノウズベティアが身体が完全に

崩れ崩壊する直前に口を開く。



第三次元事象掌握(インドロアグネリス)



そして「第三次元事象掌握(インドロアグネリス)」が発動されて世界神ノウズベティアは自身が滅びてしまう事象を消滅させて事象を上書きして難を逃れたのだ。



ゼクアが魔法で遠くに避難したエルシュカに話しかけた。



「聞こえるか?エルシュカ。今から神界エルドネシアごと世界神ノウズベティアを破壊する。」



ゼクアがエルシュカが会話している時に世界神ノウズベティアが邪魔をするようにゼクアに急接近して

ゼクアの首を絞めて首から上を素手で切り落とした。



切り落とされた首は世界神ノウズベティアは

手で握り絞めて破裂させたのだ。



「グッシャ」と音と共に破裂して

魔法で話していたエルシュカは



「ゼクア!!!」とはは発狂して絶望した。



しかし首から上がなくなった身体から

首が「ニョッキ」と生えてきたのだ。



そしてゼクアが魔法でエルシュカに再び話しかける。



「安心してくれ。俺には死という概念は存在しない。」

 


エルシュカが口を開く。



「びっくりさせないでよ!ゼクア!」



その話している状況を見ていた世界神ノウズベティアはゼクアに対して次のように言い放った。



「いつまで話をしている

余裕を保てるであろうか?」と



ゼクアが世界神ノウズベディアに問う。



「神界エルドネシアの生命とリンクしているだろ?

貴様の身体が崩壊しそうになった時一瞬に神界エルドネシアの魔力が不安定になったしな。」と



「そうだと言ったらどうするのだ?

神界エルドネシアを滅ぼし貴様と無関係の

神族たちを滅ぼすのかね?」と問いかける。



その問いに対してゼクアは



「我々の魔界を脅かし我が配下と嫁を傷付ける者は

何が何でも滅ぼし尽くす。大切な者を守るためにな?」



と答えたのだ。



「ならば、お互い殺し合えるではないか。」



と不敵な笑みを浮かべて世界神ノウズベティアは

言い放ちゼクアに対して殺し合いを申し出た。



それに対してゼクアも不敵な笑みを浮かべて



「いいのか?後型なく神界エルドネシアが吹き飛ぶぞ?」



と言い放ったとほぼ同時にゼクアは世界神ノウズベティアの背後を取り背後から首を絞め付けて地面に叩き続けた。



「やはり「世界滅造空間(エアギルスエンディア)」で

傷を与えられるように事象を消滅をしてから貴様は

弱くなったな。お前の唯一の強さは一切の攻撃を受け付けない「世界滅造空間(エアギルスエンディア)」だ。それが無ければ赤子同然。」



と言いながら



ゼクアが世界神ノウズベティアを右腕で地面に押さえつけたまま「滅核業紫炎核爆大砲((イヴェレネレス)」を先ほどの威力の50倍で撃ち放ち「うわぁあああ!!!」と声を荒げて後型なく消滅してのであった。



あまりの威力に神界エルドネシアの崩壊が始まった。

崩壊が始まったということは世界神ノウズベティアも滅び復活の仕様がなくなったということであり

神界エルドネシアが徐々に崩れていく。

湖が蒸発し太陽は消え月も消え大地すら崩れ始めていく。



神界エルドネシアが滅び始めている中

ゼクアの背後から世界神ノウズベティアをも

超える膨大な魔力を感じた。

いや、今の大魔王ゼクア. ヴァルド以上の魔力か?



「久しぶりだな。大魔王ゼクア.ヴァルド」



お前は。俺の前世の父親‥‥



「父さんは8000年前病で死んだはずでは?」



それに対して父親は次のように話した。



「俺のはセリア. ヴァルド。君の父親だ。」



「嘘を言うな。俺には分かる。貴様は父さんではない。

俺の魔眼がそう否定しているんだよ。

貴様は誰だ?」と問い詰めた。



セリアは口を開く。



「バレたか。俺の名は冥界主神ガゼリオス

君の父親をとある魔法を使用して病にして

衰弱死させ母を殺した者だ。」と答えた。



その言葉に対してゼクアは



「貴様ら主神、魔王は俺を不幸にしたいようだな?」



と問い詰めた。



「そもそもゼクア貴様が危険な存在だから神は

消滅を決定したのだよ。」と答えて



ゼクアに対して魔法の弾丸を毎秒1000発飛ばしてきた。



ゼクアは「事象消滅(グレイヌゼンファルド)」を使用して毎秒1000発の弾丸を発射していないことにして



「貴様は俺が本気にならんと倒せそうにない」

と呟き世界神ノウズベティアに撃ち放った魔法

「滅核業紫炎核爆大砲((イヴェレネレス)」を

10発ほど撃ち放ったが冥界主神ガゼリオスは

右腕を「滅核業紫炎核爆大砲((イヴェレネレス)」に向けた瞬間「滅核業紫炎核爆大砲((イヴェレネレス)」自体を無効化してしまったのだ。



「ちっ。転生したての全盛期の1割にも満たない魔力では此奴に勝てそうにないな。」と呟き



ゼクアは次元魔法を使いエルシュカの

元へと避難したのであった。



エルシュカたちが避難したガルディア王国に戻り

冥界主神ガゼリオスのことを話したのであった。



「今の俺では勝てん。」と



「嘘でしょ。そんな奴がいたなんて。」



不死王ガリエスもゼクアの元に戻ってきた。



そして口を開く。



「私の残りの魔力を喰らい

元の身体へと戻りましょう。」と



「確かに不死王お前は俺の魔力から生まれた産物だが

今は不死王ガリエスという1人の魔族だ。

だからその命無駄にはするな。」



と言い放ちゼクアと不死王が一つの存在となって

力をと取り戻すキッカケを拒んだのだ。



「俺は自分のやり方で8000年前の力を取り戻す。

いや。もっと高みへと進もう。」



と宣言したのであった。



そして崩壊始まった神界エルドネシアにて

冥界主神ガゼリオスが呟いた。



「世界神ノウズベティアが居なくともこの我がいる

限り崩壊が続く神界エルドネシアの崩壊を止めることもできよう。」と



世界調和(エルジェリア)



世界調和をして世界の滅びを止めたのであった。



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