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第5話 大魔王の恐ろしさ

全神掌握権能強奪(ヴェネリスヴァナ)」を喰らい

自身のご自慢の追憶の魔眼を盗まれてしまったゼクア



追憶の魔眼を手にした全能神グレリアス



追憶の魔眼を手にした全能神グレリアスは

追憶の魔眼を使いゼクアを殺そうとした。



しかし追憶の魔眼が使えない。

むしろ衰弱していく。

そして立てなくなり倒れた。



「何をした。大魔王ゼクア!!」



先程まで地面に膝をついていた

ゼクアはスッと立ち上がった。



「「全神掌握権能強奪(ヴェネリスヴァナ)」で能力を

奪えば俺を殺せると思ったか?」



ゼクアの目には追憶の魔眼があった。



「どういうことだ?」



「魔剣 事象滅ラルゼミア」



ゼクアの右腕にはいつの間にか魔剣が握られていた。



「俺の能力を奪ったものを強制的に衰弱させ

奪われた能力を回収する魔法を使ったのだ。



「そしてこの魔剣は能力ではなく

アーティファクトだ。だから奪うこともできない

この剣の能力は能力を回収と事象の上書きだ。」



ゼクアが勝ちを確信した瞬間金星神ノヴェールが背後からゼクアの心臓と内臓などの臓器を貫いた。



「やはり傲慢よ。最初から我は馬鹿真面目に戦う気などなかったのだよ。卑怯にも勝たせて貰うぞ。」



「臓器を潰したくらいでは俺は死なんぞ?

そもそも死という概念自体俺には存在しないがな?」



その真実を聞いた金星神ノヴェールは怖気ついた。

震えが止まらない。勝てると思い勇気を出したのに。



ゼクアが恐ろしく巨大な魔力を放出しながら

金星神ノヴェールに近づく。



「まずは貴様からだ。エルシュカに害がある者は

1人残らず滅ぼし尽くしてやろう。」



と言ってゼクアは追憶の魔眼の

魔力を解放して魔法を放った。



事象消滅(グレイヌゼンファルド)



金星神ノヴェールの生きているという

事象を消滅させてしまったのだ。



全能神グレリアスは金星神ノヴェールが

消滅するのを見て嘲笑った。



「これでは全く勝てそうにない。ならばこうしよう」



と言い放ち魔法陣を描き魔法陣からゼクアの嫁である

エルシュカを取り出し人質に取ったのだ。

エルシュカは意識を失っていた。



「一歩で動けば此奴の命はないぞ!」と脅した



しかしエルシュカが目を覚ました。



「ゼクア‥‥?助けて‥‥」



「任せとけ。少し待っていろ。エルシュカ。」



と呟き追憶の魔眼からとてつもない魔力がゼクアの

体外に放出され全能神グレリアスの元へ歩み寄る。



「動いたら殺すと言っておろう!」



「いやお前は殺せない。

エルシュカを殺せば俺に殺されるからだ。」



全能神グレリアスはエルシュカを

ゼクアの方に投げ飛ばし逃げようとする。



しかしゼクアはエルシュカを傷つけた神族を

許すはずもなく魔剣事象滅ラルゼミアで

身体を斬りつける。これでもかと言うほどに。



「俺が大魔王と呼ばれる理由を教えてやろう」と呟き

全能神グレリアスの身体に触れて臓器を一つずつ取り出し痛み与える。そして魔力を練るのに必要な「魔力核」をも取り出し砕く。



「ぎゃぁ!!ああああ!!!辞めてくれぇ!!」



とあまりの痛さに発狂する。



魔力核を破壊されれば死よりも辛い痛みが全身を巡る

神族であろうと人間であろうと魔族であろうと例外やくだ。



「これで終わりだ。」と全能神グレリアスに対して

言い放ち魔剣事象滅ラルゼミアで首を刎ねた。



全能神グレリアスを倒したゼクアに対して

エルシュカが満面の笑みで話しかける。



「やっと会えたね!」と話しながら涙を見せる。



ゼクアもエルシュカの涙姿に

釣られて少しだけ涙を見せた。



「今まで辛い思いをさせてすまなかった。」



次の瞬間ドカーンって音が神界エルドネシアに響く。



エルシュカとゼクアが再開した頃不死王ガリエスが

世界神ノウズベティアと遭遇していた。



不死王が口を開く。



「貴様がゼクア様の幸せを奪った者か?」と



「何を言っている?我は秩序守るために

エルシュカを回収したのみ。」



その言葉を聞いた不死王ガリエスが言い返す。



「それを幸せを奪ったというのだよ!

我主人に弓を引いたを後悔して懺悔しろ。」



不死王ガリエスが不死の魔眼を黒色に光らせて

「死虚無化不滅王歩数顕現(ガルゼエルガンガ)」を常時使用して世界神ノウズベティアの魔力に干渉して魔力を乱しながら攻撃魔法を同時使用しながら急接近したのである。



世界神ノウズベティアが呟く。



「貴様あと数百年もすれば我弟子である

第五魔王シュエルをも上回りそうだな。

中々の魔法だ。だが相手が悪かったな。」



そして「死虚無化不滅王歩数顕現(ガルゼエルガンガ)」が掻き乱され不死王ガリエスの魔力が徐々にコントロールが効かなくなっていく。



「我が使う力は三次元で起きる出来事の掌握だ。

貴様が何をしようとも無駄だ。諦めて神に祈りを

捧げて懺悔すると良い。」



不死王ガリエスが魔力をコントロールを完全に失わないようにコントロールなら集中し過ぎて世界神ノウズベティアが放たれる攻撃を躱わすことはできなかった。



一瞬で世界神ノウズベティアの目の前に移動して

不死王ガリエスの首を絞めて地面に叩きつけた。



「ガッハ!」と声あげて頭が割れ口からも

吐血をして動けなくなった。



「これで終わりだ。不死王よ。」と言い放ち

世界神ノウズベティアは不死王に対してトドメを

刺そうとした瞬間世界神ノウズベティアの背後から

強大な魔力を感じた。世界神ノウズベティアが背後を見た。そこには大魔王ゼクアの姿とエルシュカの姿があった。



「待たせな。不死王。ご苦労だった。

あとはこの俺、大魔王ゼクアに任せよ。」



世界神ノウズベティアがゼクアを見て口を開く。



「8000年前魔王イヴエル率いる魔王たちと

我に敗北したのを忘れたのか?」と



「8000年前はよくも8人の魔王と主神2人でこの俺を

転生に追いやりエルシュカを攫い暴力を振い傷つけてくれたものだ。死ぬ覚悟はできているんだろうな?」



と言い放ち怒りを露わにしたのだ。



世界神ノウズベティアが魔眼を紫色に光らせる。



「我は三次元の出来事全てを破壊し創造する者。

お前たちの常識では測れんぞ。」



と言い放ち滅造の魔眼を開く。



「ほう。滅造の魔眼か?なかなか素晴らしい

魔力だな世界神ノウズベティアよ。」



と言い放ちエルシュカと不死王ガリエスを

次元魔法を使いガルディア王国に避難させたのだ。



「これで心置きなく周りを気にせずに暴れられるな。」



世界神ノウズベティアがゼクアを

睨みつけただけでゼクアの腕を操り始めた。



ゼクアの腕がゼクア自身の魔法核を貫いてしまった。



「いくら貴様でも自身で魔法核が

潰してしまっては事象を消滅はできまい。」



ゼクアの腹から血がドバドバと垂れていく。

魔法核が腹から落ちる。そして割れてしまった。



「パッキン」と



魔法核がパッキンと割れたのを目視した

世界神ノウズベティアは



「8000年我々に負けた時点で大魔王としての力は

失っていたようだな。実に滑稽だな。」



と言い放ち勝利を確信したのだ。



しかしゼクアの魔法核が修復していく。



「修復だと?粉々に砕いたはずだが?」



「お前が砕いたのは幻影で作った魔法核だ。

少しばかり危なかったな。だがその程度で

勝ちを誇る時点で俺の戦闘経験IQには敵わんぞ?」



その煽り言葉に対して世界神ノウズベティアは

次のように反論したのである。



「俺には敵わんぞか?8000年前負けたのは

貴様だ。貴様が弱いから母もエルシュカも

守れなかったのだぞ?」と 



ゼクアは深くため息をつき



「母は殺されてしまったがエルシュカは生きている

つまり守れたということだ。俺は8000年前死ぬ直前にエルシュカを殺せないという事象を世界全土にかけたのだ。これの何処が?守れなかったというのだ?」



と自身が8000年に最後の力を

絞り行ったことを話したのであった。



「だからか?エルシュカを殺せなかったのは」



「まぁ、よい!今日大魔王と厄災神エルシュカが

魔法核ごと滅びる日だからな。」




 

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