準設定　何でも奪う姉がいるので、私は王子の権力でやり返します

ーーあらすじ

　私には五つ上の姉がいる。

　その姉は私から色々な物をうばっていく。

　大切な持ち物。父の愛情。親しい友達。婚約者。

　だから王子にとりいって、やり返す事にした。

ーー章構成

01　母を奪った命

02　お前のせいで死んだ

03　姉の敵意

04　奪い尽くそうとして

05　恵まれる事など許さない

06　無残な誕生日

07　修復など到底望めないから

08　やり返して終わらせる

09　学園の王子にとりいる

10　権力を手にすれば

11　姉を断罪

12　二つに分かれた道の上

13　二個目のバースデーケーキ

ーー人物

〇主人公

　五つ上の姉にあれこれ奪われている妹。

　最初は色々和解しようと試みたが、全て不発に終わったため、もうやり返そう。

　という感じになった。

　手料理が得意。

〇主人公の姉

　主人公が生まれた時に、大好きだった母が亡くなってしまった。

　その事を根に持っている。

　だから、色々やっていじめている。

　人の顔色を読んだり、感情の機微を察するのが得意。

〇主人公の父

　最愛の妻をなくした主人公の事をうとんでいる。

　最初はそうでなかったが、時間が経つ事に無関心になっていった。

〇王子

　身分を隠してお忍びで学園に通う。

　主人公の状況を知って、何とかしたいと考えるように。

　騙されやすい。純粋。

　なので護衛はひそかに気をもんでいる。

ーーアイテム

〇苺のバースデーケーキ

　姉の好物を添えて作ったケーキ。

　しかし、床にぶちまけられる。

　かなしい。

　姉妹が決定的に対立するきっかけとなった。

〇ブルーベリーのバースデーケーキ

　王子のために作ったケーキ。

　腕が上がって、本職さながらの出来栄えになっている。

　王子の好物が添えられている。

〇家族の絵

　主人公の家に飾られている家族集合の絵。

　母、父、姉だけで。主人公だけがいない。

　かなしい。