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二本目【モチベの筆】


 はい、ではニ本目について語ります。

 さあて、二本目の筆には……ベリリッ!


「なるほど……次はこれですか」


【モチベ】


 二本目の中サイズの筆にはこうありました。

 では早速、モチベの話を……といきたいですがその前に一つ【小話】を致しましょう。


 まず、このなろうには大手編集様の方々も一目で注目度や人気を確認できる画期的なシステムがありますね? そう皆大好き【評価点】です。


 ブクマ数×2 文章5段階評価。

 実に分かりやすいですねぇ。


 確実に侮蔑の意味を含まれていると思うので、あまりこの言葉の多用はしたくないのですが、【底辺作品】の評価は五十歩百歩でも【人気作品】の評価は10,000、30,000、50,000……頭一つ飛び抜けており、まさに貫禄があります! 立派です。


 たまーに読みにくくて変な文章も見受けられる作品もあった気もしますが、それでも多数派の評価は正義ですから、なんら問題はありません。


 さて……では評価の話を述べたうえで戻します。

 これは私事ですがハッキリ述べましょう。


 評価の高さとは=モチベの高さです!


 評価とは機関車で例えれば【石炭】です。

 機関車は石炭が無ければ減速してやがては止まってしまいますよね? それと同じです。

 逆に評価が一気に伸びてランキング入りすればさあもう大変、プレッシャーも半端ないですが、その分ユーザ様の期待度も半端なく、その分で反響も凄まじいこと請け合い。


 ただし加速する分、機体・・の制御が利かなくなるので諸刃の剣ではありますが、それでもやる気の馬力としてはモリモリと力が湧いて来る筈です……逆に湧いてこない筈が無いのです。


 ですが私の作品は所詮、才能無しの作品。

 ブクマしてくださっているユーザ様を落胆させぬ様に努力していますが、新規の評価はそこまで集まりませんし、モチベも下がっていきます。

(先日もブクマ1下がって絶望しました)


 PVに関しても同様です。

 たとえ更新して1200PVくらいが付いても、ブクマ+0

 結局、自分の小説は色んな人に読まれる事はあっても、その誰も惹きこむ事は出来ないというこの【数字の事実】に雪山の中に突っ込んだみたいに冷却されてしまい、蓄えていた筈のモチベも一瞬で消え去っていきました。


 そして……さらにもう一つ。

 もう一つ最近になり私のモチベをがくりと下げる事実を発見してしまい、余計に落胆しました。


 それは良くも悪くも【書籍化】の面でした。


 ※注意!! ここからの内容は特に独断と偏見。

 歪んだ私の思考がたどり着いてしまった炎上要素の塊ですので閲覧にはご注意を!! では!




 受賞して書籍化、他にも人気で書籍化か……。

 やっぱり天才は凄いなあ……。



 そう絶望しながら思って受賞した一部の作者様の情報調べたら【既に過去に書籍化デビューしてた人で、既に“数冊”刊行している人】だった…………そうですか。


 別に小説を書くという労力を侮っている訳ではありません。大学時代に小説を書き始めてから必死でネタを考え、数十万字継続して書くという事はまさに苦行を越えたレベルです、まあ……それでも【反響】があればまだマシですが……。



 まあ……とにかく。

 正直また【同じ人】かってなりました。


 ですが……冷静に編集者様・出版社側の視点で考えてみればそりゃそうですよね、至極当然です。

 だって新しい無名作者に余計な経費や時間を割くよりも、評価も高くて、既に書籍化実績のある作者を誰だって選びますよね? 当然です。


 実に効率的なご判断ですよね。


 何故なら……【ブランド】があるもの!

 作品紹介に【あの人気作○○の作者の新作!】って立派な宣伝が付けられるじゃないですか!

 挿絵で目を惹くのは今のニーズ的には当然ですが、その次に購入者が求めるのは【安定性】、【あの作者】が書いているのだから大丈夫だろうという信頼が僅かにでも生まれれば、恐らくそのままレジ行きでしょう。はい、一刊の売り上げです。

 

 誰だって実績のある人を選びたい。既にニーズのある作者を選びたい。

 シャネルはシャネルという築き上げた巨大ブランドだからこそ、こぞって主婦の皆さんが金を出すのと似たようなものです。


 そして、それはなろうでも同様です。

 特に無料で小説が読める分、あの作者の新作だ! ブクマだ! 評価だ! と僅かな例外は除いて大体こんな感じになります……当然ですね。


 だからこそ……私は……。

 フンゴォォォォ!! ベキリッ!!


 自身の中でどうしても頑張りたいと思った、自分の作品【スローライフは許されない】の評価に絶望してモチベの筆を折りました……ですが。


「痛ッ…………クソ……」


 今回は重大な現実的要素である評価面等の問題もあったので、折る際に少し体が痛かったです。

 筆の破片が何処かに刺さったのか、それともあの勢いづいて小説を書いていた頃の自分を思い出して現在の失速振りに情けなさを感じたのか、痛みの原因は不明ですがそれなりに痛かったです。


 はい……というわけでかなり感情が出過ぎて長くなってしまいましたが、それでは【最後の三本目の筆】のお話へ移る事と致しましょう。


 ※一応次はある程度、救いのあるオチです。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

次話は現在執筆中のため【深夜辺りに】直接投稿予定です。

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