3章 オークド博士監修 モンスター図鑑!
1 ヒト: 創世神の姿に似せてつくられたという生き物。元々の肉体はたいして強くないが、知識・技術を伝達する能力に優れているため、学習や装備によって高い戦闘能力を得ることができる。集団で敵を襲うことが多い。この世界で一番の勢力を誇っている恐ろしいモンスター。
2 スライム:タプタプヌルヌルプルプルした生き物。球形で跳ねるように動くことが多い。
5 ゴブリン:人間よりやや小柄な亜人。ゴブリンの多くは緑色の皮膚をもつ。地域によって人間と敵対していることも共存していることもある。仲間思いで共同生活を好む傾向にあり、ゴブリンは各地に共同体(ゴブリン村)を形成している。ゴブリンにはホブゴブリン等いくつかの亜種が存在し、種族によって性格や外見に多少の違いがある。
7 チュー:ネズミみたいな獣人。大人でも身長が50センチ前後で、獣人族の中では最も小柄な種族。こっそり人の家に住んでいることもある。キス魔が多い。
10 ブタクボク: クチバシがブタの鼻みたいな形の小型の鳥モンスター。嗅覚がすぐれていて、臭いで虫を見つけて食べている。鼻呼吸が得意。鼻から吸う力で木の幹に吸い付くこともできる。戦闘力は小鳥並みなので、人を襲うことはない。バードウォッチングをしていると、たまに見かけることがある。
11 ワンワン:見た目は犬。基本は犬。でも、犬よりのんびりぼーっとしていて、ちょっとおばか。人懐っこいので犬と間違われてその辺で飼われていることが多い。
13 悪魔族:強い魔力をもつ亜人。長らく人間と敵対してきたため、魔王に仕えることが多く、出世して魔王になることもある。
16 ワータイガー:虎のような獣人。人間より筋力が強く、鋭く頑丈な牙と爪を持つ。見た目は怖いけど、性格は意外と気が小さくて優しいひとが多い。
18 イヤ:植物モンスターの一種。運動能力がないため、ただの植物に分類されることもある。イヤの木には、イヤ・イヤ、パパ・イヤ等いろいろな種類があるが、どれも人間の何かが嫌だという気持ちをエネルギーにしている。
26 ブーヒーモス:成獣は家なみの大きさになる。巨大な豚みたいな見た目。太りすぎてあまり動けない。ずっと動かないので体に苔が生えている。骨以外は全身を余すことなく食べることができ、巨大なので食糧難を一気に解決してくれる、飢餓の時にはありがたい生き物。ただし、分厚い脂肪によって半端ない防御力と体力を誇るため、倒すのは簡単ではない。
27 チューボス:チュー族にまれに生まれる高い魔力をもった生まれながらのボス。いつも葉巻を吸っている。
34 ミャオ:???
40 ブリブリムシ:カサカサコソコソと動き回る巨大な黒い虫。2本の長い触角をもち、脚にはたくさん毛が生えている。家に棲みつくことが多い。昔はただの昆虫だったが、人間に攻撃され続け怨念を浴び続けたために、各種耐性を得てモンスターに進化したと言われる。
41 イカゲム:巨大で赤い。家並みのサイズになることもある。10本の吸盤がついた触手のような手足を持つ。意外と知能が高く残虐な性格のものもおり、暇つぶしに人やモンスターを襲うことがある。味はちょっと酸っぱいけど食べられる。特に足が美味。
47 オイハギー:魚の顔をした魚人。なのに、陸上生活を好む。人気のない荒れ地や山道で人を襲って身ぐるみはがすので、人間には嫌われている。頭部は実は美味。
54 ゴーシュト:人間の怨念から生まれたオバケモンスター。姿を隠すのが得意で、通常、目には見えない。カップルをおびき寄せては吸収や呪い攻撃を繰り出すため、凶悪なモンスターとして知られている。でも、長期間恋人がいない人や孤独な人にはけっこう優しいらしい。20年以上未経験だとゴーシュトの姿が見えるとかいう噂もある。
57 ゴウカウマ:炎に包まれた馬のような姿をもつ。派手好きで活動的。ナンパに燃えていることが多い。
60 モンバーレム:体が岩でできた巨人。頑丈で防御力と体力が高いため、お城の門番として雇われることが多い。
66 メタルアニマル:金属製の銅像のような体を持ち、動物のような形をしている。知能は人間並みに高い。防御力がずば抜けて高い。倒すと経験値がたくさんもらえるために冒険者に乱獲され、今では絶滅が心配されるモンスターになってしまった。どこかにメタルアニマルの隠れ里があるという。
88 パッパ:幻の3大レアモンスターの1種! いつもパッパッと踊っている。でも、人見知りだから人前には出てこない。パッパの踊りを見れたら、かなり幸運だ。
106 タール!:酒場にいることが多い樽みたいなオバケモンスター。ただの樽が繰り返し魔力をもつ人に話しかけられているうちにモンスターになったという。オバケモンスターにしてはめずらしく、無害。夜行性で、夜、近づいた人を飲みこんでしまうが、ダメージは与えずに、翌朝、無傷で吐き出してくれる。酔っ払いを保護してくれるので、結構ありがたがられている。
107 イノキ:猪のような頭部をもつ木人。生態は謎が多く、花を咲かせたり果実を実らせることはないらしい。イノキの胴体の中にある胃と呼ばれる部分を食べると力や体力が上がる。ステータスアップを狙ってイノキを狙う冒険者は多いが、とても頑丈で体力が高いため、イノキを倒すのは魔王を倒すよりも大変だといわれる。ただし、イノキはボンバーアックスを頭部に投げつけられると気絶してしまうため、この裏技で捕獲されてしまう。
109 カワイールカ:川に住んでいる、かわいさがモンスター級のとってもかわいいイルカ。見るものすべてを魅了してしまう。あまりにかわいくて見つかるとみんながキャーキャー言って大変だから、普段は川の底の方に隠れている。
138 ジャイアントスピードワーム:スピードワームの亜種で巨大型。生息地が限られており比較的レアなモンスターだが、食欲が旺盛なので人里近くに出現すると被害が大きく、討伐対象となる。
??? ニャンヒコ:おおきな猫みたいな頭と、か細い胴体、緑の短い手足をもったへんてこな生き物。




