少女たちのお買い物
「いらっしゃいませ!」
さっきのお店とは違い、このお店には丁寧な接客があった。そして、その丁寧な接客をしてくれた子の背の高さはシェラと同じぐらいで髪の毛は綺麗な白。その綺麗な髪に見とれていると、その子が嬉しそうに喋り始めた。
「シェラ!久しぶりね。また会えて嬉しいわ」
「こちらこそ!今日は武器を頼みに来たの」
私とこはは、ぼーっとしていると白い髪の子に話しかけられた。
「ところで、そちらのお二人は?」
「私がサポートすることにした、チームLTBの楓と心春なの」
急に聞かれてどうしようかと思ったが、シェラがカバーしてくれた。ん……LTB?
「シェラがサポートするってことはすごくいいチームなんだね。シェラは武器作成学校ではかなりの優等生だったのよ。自己紹介がまだだっけね。カミリアよ、よろしく」
カミリアはシェラの出来ない好きな魔法をつけることが出来るっていってたから、多分カミリアは学校でトップクラスだったのだろう。私たちはカミリアに会釈をした。
「シェラちゃん、もしかしてLTBって…」
「もちろんラッキーチェリーブロッサムの省略形なの」
やっぱりそうだった。そしてカミリアと装備の打ち合わせを始める。
「あなたたちはどうやって戦っているのかしら?」
「こはの強化魔法と私の運だよ!」
カミリアは一瞬どうやって戦うのか疑問に思ったが、さすがトップクラス。大抵理解したらしい。
「わかったわ。それで好きな魔法をつけるのはすごい高いけど大丈夫?」
カミリアは心配しているようだが私たちには50400ptがある。この世界の1ポイントは日本円で100円ぐらいだから私たちは今約500万円を持っている。これだけあれば好きな装備が買えるはずだ。
「50400ptあれば足りますか?」
すごい高いという言葉に心春は少し動揺した。
「50400pt!?それなら問題ないわ」
カミリアは驚き、心春は安心した。
「つける魔法と、楓は武器の形、心春は付けたい装飾を考えといてくるのよ」